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この人たちにお金をあげるかあげないか、いつも悩ましいのである。お金をあげることが本当に彼女たちの生活に根本から役に立つはずはない。その場しのぎのお金である。しかし、今、彼女は生活するお金がないのである。
ボリビア政府は経常的に財政赤字で福祉にまで手が回らないのも事実。インフラすらかなり遅れている。彼女たちの福祉にまで手が届くには気が遠くなるほど遠い。
彼女たちは物乞いにとても意欲的なのだが、働く場所があれば働ける人たちではないか、とも思う。ただし、残念ながら彼女たちのなかで教育を受けている人は少なく、多くが文盲である。どこででも働けるわけではない。
それに彼女たちの子沢山は、その数10人前後。貧しい家庭は子どもが多いのである。この子達は母親の後姿を見て育つであろう。貧しさの再生産をしている。この人たちのところに国の政治の貧困が凝縮している。
ボリビアはまだまだ前途多難。
私の心もポトシの人たちを見ると暗雲が立ち込める。
写真はポトシの女性とたまたま通りかかったクルセーニャ(サンタクルスの女性)