「南米ボリビアの風」絵画展

ボリビアに滞在した2年間、民族衣装を着たボリビア人を絵に描いていた。何枚かはボリビア人の友達にプレゼントしてきたが、多くは日本に持ち帰った。その絵を通して私の近くに住む人にボリビアへの理解を深めてもらえたら、という趣旨で9月に「南米ボリビアの風」絵画展を開くことにした。2年前、私がボリビアへ行くことが決まると多くの人にボリビアってどこ？などと質問されたし、私自身もはじめはよく知らなかった。その意味でも、皆さんにお知らせしたい気持ちから出発した展覧会なので、下手な絵なのだけど見に来てくださる方には見苦しい点をお許しいただきたい。

今、その準備に忙しい。画材屋さんへ額縁を求めにいくと、こんなサイズがまちまちのキャンバスは見たことがない（日本のキャンバスは10号12号など規格がある）、それに角が直角じゃない、矩形だよ、中国製のひどいキャンバスを持ってきたお客がいたけど、これほどではなかった、ボリビア製のこのキャンバスにあわせる額縁はない、特注しかないね、と言われてしまった。まあ、予算もあることだし、今回は特注でも本ブチではなく安価な仮ブチを注文した。

そう言えばボリビアで額縁を頼んだときにはキャンバスにあわせていかような大きさにも対応した額縁を作ってくれた。8号くらいの額で1500円くらい、日本の10分の1以下だ。ボリビアは人件費が恐ろしく安いし、木工工場には新しい機械設備がほとんどないので、額縁は安価な手作りになる。できばえは日本の上質の額縁に比べてかなり雑だ。でも、仕方ない、ボリビアは南米の最貧国。国によりそれぞれの事情があるものね。

そういうわけで、日々、楽しみながら準備を進めているところだ。