画廊のドアを開くと、え!というくらいイメージの変わった桜子ちゃんが出てきてくれた。
今までのやさしい雰囲気からハードロックっぽいヘビメタっぽいかっこいいアーティストに変身。
でも話すと前と同じかわいい桜子ちゃんがいて今までどおりの話が出来てほっとした。
この日は桜子ちゃんの個展の最終日だったのだ。
桜子ちゃんは前にも何度かこの日記に書いた画家で誰も描けない様な絵を描くところが私は好きだしいいと思っている。
深層心理のような絵・・・島田荘司さんの推理小説の表紙を飾ったり、カットに採用されたりしてこれからが楽しみなアーティストである。
今回は小品も多く親しみやすい絵もあった。大作のほうはいつもながら私たちがどんな存在なのかをぶつけられている感覚に陥る。
桜子ちゃんのお母さんと私は学生時代の友達で、この日は偶然にも学生時代の仲間が私のほかに2人も別々に来ていて、ミニ同窓会になりました。
同じ時間帯に出くわすなんて、何かが通じたのでしょうか。
次に向かったのが新宿でした。
こちらは私の親類のヴァイオリニストがピアニストと一緒に140人くらい入る小さなホールでコンサートを開くというので、聴きに行ったのです。
ヴァイオリンは広瀬悦子さん、ピアノは土屋光彦さんでした。
残念ながらコンサートの写真はありません。曲はシューベルトのヴァイオリンソナチネ、ショーソンの詩曲、三善晃のヴァイオリンソナタなどでした。
後半の曲はクラッシックの中では前衛的な不協和音も次々に出てくる面白い曲で、悦子さんがこういう曲を弾くのがちょっと意外でした。
叔母たち、親類の人も何人か聴きに来ていて、帰りに久しぶりに会ったのだからと食事をして、心豊かに過ごせた春の一日でした。
写真はお年寄りに人気の巣鴨の刺抜き地蔵。意外と背の高い立派なものでした。
なんでお地蔵様かっていうと、この日の締めくくりがこの近くのお店で息子と息子の彼女と会ってビールを飲んだからなのでした。ビールを飲む前にちょっと写させていただきました。
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