今、上野の西洋美術館で 「モネ 睡蓮のとき」展覧会が開かれています。
昨日、行ってきました。
上野公園はウィークデイだというのに何でこんなに人が多いの?というほど
人、人、人でした。
同じ上野の都美術館で「田中一村展」もやっていますからね~
ビッグな展覧会ふたつということでしょうか、人が多いのは。
お天気も良かったし、
上野駅の前の銀杏が素晴らしく、黄金色に光っていました。
↓上野駅から出てくる人、バックの黒の建物は上野駅
西洋美術館前の考える人も銀杏をバックに映えて見えました。
↓こちら、カレーの市民も銀杏がバックになっていました。
銀杏が一番きれいな時だったのかもしれません。
さて、モネ展ですが、
行く前にセブンイレブンでチケットを買うかどうか、迷いましたが
買いに行くと30分はかかるでしょうし、
美術館で並んでチケットを買っても30分はかかるでしょうね~
ということで美術館で並ぶ覚悟で出かけました。
結果は20分並んでチケットを買うことが出来ました^^
そのあと、入場するのに15分くらい並びましたが、まあまあでしたね。
今回は睡蓮中心の展覧会、
初期の瑞々しい睡蓮から、爛熟期、
そして妻も子供もなくしてからの激しい睡蓮まで、
多くの睡蓮に出会えました。
作品の数に圧倒されます。
撮影禁止なのですが、
オランジュリー美術館(パリ、数回行ったことがありました)
の展示を模して
円形の展示室を作り、
白い壁面に睡蓮の絵を展示していて、
そこだけ、撮影OKなのでした。
膨大な睡蓮の絵の中でも印象的な絵を集めていました。
↓私はこの絵が一番好きでした。
人気のある絵には人だかり!
睡蓮の描き方も間近で見てきました。
発見は水面の描き方、あのぬめっとした水面は
指でなでて描いているのではないかと思いました。
指でなでるのは、時々使う手法ですが、
こんな水面にも使えるんだ、と!
花は睡蓮だけでなく、アガパンサス、黄色のアイリス、
キスゲ、藤などもあり、どれも見ごたえ十分でした!
写真がないのが残念です!
これまで、何回かモネ展はあって、そのたびに行きましたが、
友達は小学生の時(70年前!!)に広島で見たと言っていましたので、
そんなに前からモネは日本人に人気だったのですね。
これまでマルモッタン美術館(パリ、モネの絵を中心に展示)も
南仏ジベルニーも
高知の北川村モネの庭マルモッタンまでも楽しんできましたが、
今回本物を見られるのは最後かな、と思いながら、
蓮の絵をしみじみ眺めてきました。
私、年齢的に高齢になってきて、
最近、何事も見納め、という感覚にとらわれます。
ちょっと寂しいですが、これが人生?自然の摂理の中の人間?というものでしょうか。
全体の作品の数は田中一村の作品数と比べるとやや少ない感じ、
鑑賞するのに1時間くらいしかかかりませんでした。
お昼は美術館のすぐ前の東京文化会館1Fのカフェでいただきました。
60年くらい前と同じように建っている文化会館のホールはとても懐かしかったです。
↓中央がコンサートホールの入り口。
ホールを眺めながら、ボルシチとりんごタルトを頂きました。
(変な取り合わせ💦 パンが無かったのでパン代わりのケーキと共に。)
外に出ると、またまた、銀杏の大洪水💦
モネと銀杏を楽しんだ一日でした。
予定では、この後、上野公園の中でスケッチをするはずでした。
動物園の前とか、都美術館へ行く道とか、描く場所をウロウロ探しましたが、
だだっ広い公園の中の道、地面が見えないほど多くの人々、
遠くに小さく博物館と木々、大きな青空、
平面的で絵にするには私には難しくて、断念。
それに行き来する人が多すぎてちょっと戸惑いました。
また、別の機会にしましょう~