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ボリビア カミナンド記

牧畜ではなく・・・

今日のサンタクルスは野焼きで一日中太陽が届かず、煙が立ち込めていた。

今朝の新聞によると、野焼きがサンタクルス州全体(日本と同じ面積!)に広がっている、とある。煙の出ている地域を衛星が捉えた地図が載っていたが、なんと302箇所もある。州全体に広がっていることがよくわかる。作物の収穫のあとの土地の整地のために畑に、といっても広大なものだけど、畑に火を放ち、焼いて次の作物を作る準備をする。つまり焼き畑農業?整地をするには人手がかからず、もっとも簡便な方法だけれど焼き畑をコントロールできている所とほったらかしの所があって、放置した焼き畑が広大な熱帯樹林を延焼させているという。森林監督署は土地の持ち主を告訴すると言っている。

一方、サンタクルス州は森林消火隊として530人の兵士の出動を要請、ある地域では200人のボランティア消火隊を送り込んだ、など消火への取り組みも書かれているが、この広さでは、そう簡単に消火できるとも思えない。

煙のために昨日は飛行機も着陸できなかったし、子どもやお年寄りは喘息で病院にかかる人が増えている、また、森林の喪失は空気中の酸素を失い、地面の水分を蒸発させると警鐘を鳴らし、この煙は大きな問題だと締めくくっている。ほんとにその通りだ。

昨日の日記に牧畜のための野焼きだと書いたが、違っていた。焼き畑であった。お詫びして訂正します。州全体の問題になっているとは!驚きました。

写真は昨年9月に見た野焼きの現場。

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