迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[戯れに京都]・その17・8時間45分

2007年09月09日 | 旅する。
9月9日

さて、帰るとするか。

いったんゲストハウスに寄って荷物を請けだし、京都駅でランチ兼非常食兼おみやげの柿の葉寿司を仕入れ、とりあえず13時15分発の野洲行きに乗る。

これで18きっぷには5回目のスタンプ。

乗車してから乗り継ぎを組み立てる。こういうときに携帯は役に立つ。

野洲、米原、大垣、豊橋、浜松と乗り換えて17時48分発熱海行きに乗る。

このぶんで行くと22時くらいに横浜に着くと思われる。

東海道線はダイヤを組み立てやすくて便利だが、歯ごたえに欠けるというか、いかにも達成感がない。

まあ、ないものねだりですけどね。



[戯れに京都]・その15・錦市場

2007年09月09日 | 旅する。
9月9日

京都に来るたびに錦にだけは必ず寄る。

めったに買い物はしないのだが。

時々、現実と幻想が渾然と区別がつかなくなるようなトリップ状態に陥る。

もっとも日常的なはずの市場という場所で、果てしない想念の渦に巻き込まれてしまうのは、どういうわけだろう?

あるいは市場という空間はinner travelへの扉が口をあけているのかもしれない。




[戯れに京都]・その13・最後の朝

2007年09月09日 | 旅する。
9月9日

今朝もカフェラテとジャムトースト。

町家の通り庭をカフェに仕立てたなかなか落ち着く空間での朝食も今回はこれで最後になる。

今日はどうしようか悩みつつ、新聞を読んで阪神の首位を寿ぐ。

結局、ゲストハウスから真っ直ぐ北へ歩き、建仁寺の境内を突っ切って抜けると競馬の場外馬券売り場にでた。

せっかくなので、第1レースをモニターで観戦する。

この界隈は祇園の粋筋の町家が立ち並ぶ。




[戯れに京都]・その12・再び夜の京都

2007年09月09日 | 旅する。
9月8日

寺町通りを上がって行くと、大量のディジュリドゥやジェンベが目に入った。

老舗ばかりが並ぶ通りで異彩を放つ民族楽器店に、ついフラフラと入ってしまう。

黒壇の棹の三線を試奏させてもらい、さらに最近はインドネシア製のディジュリドゥが安いというので吹かせてもらうが、相変わらず鳴らない。

いろいろ面白い話を聞かせてもらって辞去。

昨日、マイクに写真を渡し忘れたことを思い出し、電話してみると「じゃあ、また飲もうか」ということになる。

いったんゲストハウスに戻ってシャワーを浴びてから三条大橋で落ち合う。

まずは飲み物、おばんざいの小鉢がすべて100円の立ち飲み屋で景気をつける。生ビール中ジョッキだけが200円(この店では「ダブル」と呼ぶ)。

昨日気になっていた寿司屋に入り、冷酒でお造りをつまみ、少し握ってもらう。

ふるくてきたない店も大好きなので、有名な「ろくでなし」で午前1時過ぎまで飲む。ここでは、かなりマニアックな音楽や奇人変人とか、ディープな京都に出会える。

そして今日も夜は更けていく。