まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「お父さんがキモい理由を説明するね」中山順司

2016-11-11 21:51:43 | 読書のすすめ
今朝の雨は 本格的でしたね。
明日からは また暖かくなる予報ですが やはり暖冬になるのかしら?

さて 中山順司の「お父さんがキモい理由を説明するね」を読みました。

お父さんがキモい理由を説明するね―父と娘がガチでトークしました (Linda BOOKS!)
中山 順司
泰文堂


副題通り お父さんと年頃の娘とのガチトーク(実話?実会談?)です。

題名のあまりのインパクトに打たれ 選書の札をつけ
図書館に入った本です。

入って1カ月は 職員が借りられない決まりなので
待ちました。

世のお父さん方には衝撃な事実でしょうけれど 筆者(一女の父)には衝撃なんてものじゃないですよ。

娘が最近話しかけても乗ってこないし 
構おうとすると逃げるし・・・・

でも 思春期ならではの気恥ずかしさからくるもので
昔は 超仲良かったし きっと 心の中では今でも尊敬してくれるはずさ。

なんて 勝手に思っていたら
「キモい」
と言われてしまうのです。
しかも 「キモい」理由を 切々と説明されてしまうのです。
「あ~あとね。あれも・・・」
ってな具合に。

でも この筆者とお嬢さんが立派なところは
自分を避けている娘と向き合い 1週間に一度 二人で朝食を食べながらガチでトークすると決めたところ。

お父さんが設けたルール通り 
「なんとなく・・・分かってよ。」
的な表現は例え家族だからある程度察しても
自分が結果的に大ダメージを受けることになっても
具体的で万人に分かることばで表現したこと。

すごいな。この親子。
恋愛について話から始まって 最後は お母さん お爺さんまで巻き込んで
靖国問題にまで触れている。

対話形式なので とても読みやすいし
「キモい理由」を具体的に説明され ショックを受けている父のまとめコメントには
心から同情しましたが ああ分かるわあとお嬢さんに同意する部分もあり
(信じられないでしょうが私にも思春期はあった)
実に興味深い。

我が家の娘は 反抗期もあったんでしょうが
夫とは仲悪くないくせに 
授業参観とか面談とかは絶対来るなと かたくななまでに拒絶していました。

そんなものです。成長の証ですよ。
世のお父さん方。

そんなハートブレイクのお父さん方にも 予備軍の方々にも
それを横目に眺める方々にも もれなく お勧めです!

いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
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コメント (4)
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