坂木司「鶏小説集」

今日も暖かったのでしょうか。
花粉が怖い。TT

さて　坂木司の「鶏小説集」を読みました。

	鶏小説集
	坂木 司
	KADOKAWA

鶏　おもに食べる鶏を介して　複数の人間がすれ違ったり出会ったりする物語。
すべての登場人物に　知らず知らずのつながりがある。

この中でも　コンビニの話がとても気に入っていて

クリスマスイブの夜　サンタの不審者が出ているという噂を聞いたコンビニ店員の田中君が

「実際問題、この明るいコンビニの前、それもトナカイ頭のおっさん（コスプレ中の同じくコンビニ店員）に不審者が近寄るとは思えない。もし来たとしたら、そいつは不審者じゃなくてただのトナカイを失ったサンタだろう。」

には笑った。
読んでいる最中　ニヤニヤが止まらなかった。

結局　田中君のコンビニに不審者はやってくるのだが・・・

実は　もし膝が完治したら　是非コンビニで働いてみたいという野望を持っている。
大変そうだけれど　なんか興味がある。


不思議な登場人物の関連に　うならされ
最後に　じわっと来る。
坂木司　好きだなあ。

お勧めです。

いがぐりおは 鶏肉好き？
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。＾＾／