「アンと愛情」坂木司

今日の群馬は晴れ。
午後からからっ風が吹く寒1日となる予報です。
本日は　予約投稿です。


さて　坂木司の「アンと愛情」を読みました。

アンと愛情 和菓子のアン 坂木 司 光文社

東京百貨店の和菓子店「みつ屋」でアルバイトをする
梅本杏子（通称アンちゃん）の物語も三作目。

アンちゃんのアルバイトも2年目に突入。
アンちゃんも成人式を迎えました。
食べることが大好きでちょっぴりふっくらしていて
来店されるお客様にもそのふんわりした接客ぶりを愛されているアンちゃん。

今回も美味しそうな和菓子がたくさん登場します。

お菓子って　人類に必要不可避かと言われれば
栄養的には　なくても大丈夫なものなんだろうけれども
（ましてや　やや高級な和菓子なんてね）
でも　間違いなく人類を幸せに
笑顔に　元気にする食べ物であると思う。

周りの人たちとの関係にも慣れてきて
ずっとこのままでいたいと思ったり
自分はこのままでいいのと思ったり
自分に明らかに別種類の好意を寄せている人には全く気づかなかったり

そのすべてがアンちゃんらしくて愛おしいです。

読むと心からほっこりするのが　坂木司さんの作品の真骨頂。

「青空の卵」シリーズが読み返したくなり
買ってしまいましたよ。全三作。
ひきこもり探偵が活躍する
誰も死なないミステリー。
こちらもとてもおすすめです。

青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ (創元推理文庫) 坂木 司 東京創元社

鉄塔の下から。



今日も暖かくしてお休み下さいませ。