まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「みとりねこ」有川ひろ

2022-01-10 09:57:19 | 読書のすすめ
今日の群馬は曇り。
気温は昨日ほどでなくても上がる予報です。
日差しもないが風もない そんな一日かも知れません。

さて 有川ひろの「みとりねこ」を読みました。



これは この著者の「旅猫リポート」という
少し切ない物語の番外編となっております。

8月の下旬発行のベストセラーを 今読めるのだから
図書館様様です。m(__)m

7つの短編で成り立っています。
人間視点のもの 猫視点のもの
各種取り揃えてございます。

このところ ずっと転生もの(転スラとか本好き下克上とか)を読んでいたので
他の物語は久しぶりです。

別に転生ものが悪いわけではないのですが
やはり有川ひろは 流れるように読ませる技術が別枠。
みずみずしいというか 美しいというか
芸術レベルですね。

「旅猫リポート」は もと野良猫のナナと飼い主のサトルが
事情があって ナナの新しい飼い主を探しに旅する物語。

その番外編も もちろん切ないところはあるだろうと覚悟していたのですが
最後の最後 表題作「みとりねこ」で 涙腺が壊れました。

著者の猫への愛があふれる短編集。
漫画家かつ新米パパのお話は笑えました。

是非機会がありましたら ご一読を!
おすすめです。

図書館様様の庭に咲いていたスイセン。



コメント (2)
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