まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「ガラスの麒麟」加納朋子

2013-02-12 20:03:47 | 読書のすすめ
今日は風はなかったのですが なんだかしんしんと冷えていました。
だから雪なのかしらと思っていたのですが 予報が「みぞれ&雨」に変わりましたね。
予報通りだといいなあ。

さて 加納朋子の「ガラスの麒麟」を読みました。

ガラスの麒麟 (講談社文庫)
加納 朋子
講談社


ある日 一人の高校生 安藤麻衣子が殺される。
麻衣子の友人である 野間直子は父親に告白する。
「あの日 殺されたのは自分。私は麻衣子よ。」と。

混乱する父。
直子に 殺された麻衣子の魂が乗り移ったのか。

直子の高校の養護教諭 神野菜生子とともに 謎解きに挑むが・・・



最初 ホラーか・・・と思いましたが 推理小説・・・ですかね。

通り魔に殺された女子高生を軸に 登場人物や視点が変わり 謎が深まっていく。
最後は 犯人の正体と意外な展開に引きずられ 一気に読めてしまいます。

いつも接していて思うのですが 中高生って 意外と図太いなあと思う反面
本当にガラス細工みたいだなあ・・・と。
図太く見える子だって 実は精一杯虚勢を張っているだけなのかもしれないなと思ったりします。

ガラスの麒麟は 亡くなった麻衣子の象徴であるとともに
そんな中高生すべての象徴のような気がします。

図書室のおばさんとしては みんなに幸福になってもらいたいし できれば笑顔でいてほしい。
でも そんなにいつも幸福じゃないだろうし 悩みは尽きないだろうし・・・

神野先生みたいに繊細でなく鋭くもないおばさんは どうしたらいいんだろうと悩める毎日です。

いがぐりおは・・・・図太そうね。いいことだわ。^^
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
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