まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「上流階級 福久丸百貨店外商部」高殿円

2023-09-21 09:09:09 | 読書のすすめ
これは久しぶりに 面白い小説に出会いました。
高殿さんが 私に断りもなく(だから何故断る必要が?)
シリーズを展開しておられました。

その名も「上流階級」
 
百貨店の外商部で働く女性の物語なのだが
ともかく面白い。

主人公をはじめ登場人物のキャラクター性が強い。

皆さまご存知でしょうか?
百貨店は一部の特例顧客に対し
揺り籠から墓場までという感じで
全てのお世話を担当する外商部という部署を持っているらしい。。。です。

お金持ち(セレブ?)のところにはデパートが出張していくということは
なんとなく知ってはいましたが
通常デパートで取り扱わないもの(例えば葬儀や墓)まで
面倒を見ているとは知りませんでした。

百貨店は お値段高めでも
ブランドというか
包みというか
サービスというか
他店の追付いを許さないところがあるように感じます。

キチンとしたものを買いたい時には
欠かせない場所です。

そうは言っても ネット通販会社などをはじめ
手強い競合他社に押され
百貨店も 変化を余儀なくされているのかもしれません。

そんな中で戦い抜く鮫島静緒。
もう私には宝塚の男役にしか見えません。
背が高くて 男前!

静緒と一緒にトラブルに巻き込まれ
一緒に解決していく気分が味わえます。

そして2巻。
キャラクター性の強いこの小説に
さらに強烈なキャラクターが出てまいりました。
静緒の同居人の母です。
静緒との最初の遭遇はもう爆笑です。

おすすめございます。


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