まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「きみはいい子」中脇初枝

2013-10-18 22:05:08 | 読書のすすめ
今日は 暖かめの格好をしていったせいか きのうより暖かだった気がします。

さて 中脇初枝の「きみはいい子」を読みました。

きみはいい子 (一般書)
中脇 初枝
ポプラ社


五つの短編集です。
そして 全部をひっくるめた題名が「きみはいい子」

富士山が間近に見える街 烏ヶ谷。
昔はのどかな農村だったが 新幹線が通って 大きな道が通って みるみるまに大きな街になった。
そこにすむ5人が主人公。

学級運営に悩む小学校教師。
子供を虐待してしまうことに苦しむ母など

書評でよかったというのを見て 読んでみました。

苦しんでいる人たち 悩んでいる人たちの気持ちが胸にせまり ページをめくる手をついはやめてしまいます。
一緒に苦しんで 最後にちょっとだけ救われる思いがする。

「しあわせってなんだっけ。」と聞かれた少年が答える。
「しあわせは、晩ごはんを食べておふろに入ってふとんに入っておかあさんにおやすみを言ってもらうときの気持ちです。」

どの話も心に響くのですが この話は泣いてしまいました。
しあわせって そうですよね。

青空にうかぶ白い雲を見て しあわせ
家族と一緒にいられて しあわせ
そんな簡単なことなのに いつもそういう大事なことは忘れてしまう。

そんな想いを思い出させてくれる 「きみはいい子」 お勧めです。
ぜひ ご一読ください。

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