「クスノキの番人」東野圭吾

今日の群馬予報は快晴。
明日　時間がなさそうなので
予約投稿です。

さて　東野圭吾の「クスノキの番人」を読みました。

クスノキの番人 東野 圭吾 実業之日本社

玲斗は　クスノキの番人である。
直径が5メートルはあろうかという巨木は
パワースポットとして有名で
昼間もたくさんの人が訪れる。

しかし　クスノキの本当のパワーは
夜に発揮されるらしい。

玲斗は　社務所に寝泊まりしているが
ほんの1か月前は　留置場にいた。
罪状は　住居侵入　器物破損　窃盗未遂。

勤めていた会社が欠陥品を売っていることを
客に漏らしたことが原因で辞めさせられた。
それを根に持ち　高く売れるらしい工具を盗みに入ったところ
失敗し逮捕されたのだ。

しかし　思いがけないことが起きた。
有能そうな弁護士が接見に現れ
ある条件を飲めば　釈放されるようにしてくれるという。

その条件が　クスノキの昼と夜の番人をすることであった。


神秘系のお話かなと思って読んでいたが
推理的な部分もあり
最後の数十ページは、一気に読んだ。
読み終わった時には　目に涙が溜まっていた。

東野圭吾さんは　当たりはずれのないさすがベストセラー作家さんだと思うが
その中でも　個人的にお気に入りの作品となった。
人と人とのつながりについて考えさせられる素晴らしい作品でした。

おすすめです！✨

いつもの鉄塔を違う角度からです。