阿部智里「 追憶の烏」

今日の群馬は晴れ時々曇り。
昨日と同じくらいの暑さになりそうです。
でも　日差しにやる気を感じるなあ。💦

さて　阿部智里の八咫烏シリーズ最新刊「追憶の烏」を読みました。

追憶の烏 八咫烏シリーズ (文春e-book) 阿部 智里 文藝春秋

本屋さんに出ているのを発見　即入手の本です。
八咫烏シリーズ第二部の第二巻ですね。

八咫烏たちが住まう、山神によって開かれたと伝えられる世界が舞台のファンタジー。
山神への信仰や畏敬の念や行事が薄れてきていた時代に
真の金烏（烏たちの長）が生まれるが　
権力者である四家も王家も
その重要な存在意義を忘れてしまっている。
という感じで　まずは金烏のお妃探しから始まるこのストーリーですが・・・
（初めから読みたい方は　「烏に単は似合わない」からぜひどうぞ）

烏に単は似合わない【新カバー版】 (文春文庫) 阿部 智里 文藝春秋

今回も主役は　安定の雪哉です。

で　雪哉の根性がますます曲がりまくります。
そりゃ　曲がるよな～という理由で・・・

雪哉くんというこの物語のほぼほぼ主人公は　武人です。
生い立ちが複雑なせいもあり　根性がねじくれています。
家族には優しいけれども　他人には冷めたところがありました。
こんなヤツに負けてたまるかという根性と頭の良さで
金烏に気に入られ　近習の位置をキープするかと思いきや。。。。

そんな少年時代から　いろいろあり　
今や武人としての要職を任されるようになり　
ますます難しい性格になっていました。

だったところに　え・・・よりによっても雪哉の逆鱗に触れたな・・・
という出来事が起こります。

まあ　ともかく相変わらずノンストップの面白さです。
超おすすめです。

ところで　私が好きな路近さま。
金烏の兄　長束の側近というか用心棒。

今回も出番が少なくて残念。
次巻は期待しています！

脚がしっかりした鉄塔！