図書館あるある。その３

今日も群馬は晴れ。
少し前の暑さは和らぎ
初夏らしいお天気でした。

さて　ネタが不足しているため連載的になってきた
図書館あるある。
ついにPART➂

今日は　図書館員に緊張が走るとき。

それは　利用者さんが持ってきてくださった本に
返却をかけた時におこります。

図書館利用されると
みなさんがよくみかける　
バーコードを擦って
ピって音が鳴るときです。

ただ　ピって音が鳴るだけではまずく
きちんと返却処理されたかどうか
図書館員たちは
画面を確認しながら擦っています。

ところが　たまに　
貸し出し処理されていない本が
返却されてくることがあります。
「未貸し出し」と言います。

貸し出しの時は　冊数点数を確認するなどして
貸し出し処理もれがないように注意しています。

それでも　起きるときは起きる。

なぜ　まずいかというと
まず　データが正確な情報ではなくなっているのが問題。
貸し出していない本が
図書館にではなく　
利用者さんのお家にあるわけですから。

未貸し出し資料に　予約が付いた際
行方不明資料となって大騒ぎになるからです。

予約がすでについている資料に　
きちんと返却処理がなされない状態で
その上　貸し出し処理してしまった場合。

これまた　さらに　ややこしいことになります。
このため　返却処理は複数人で
時間を空けて　複数回行うのが常でした。

貸出　返却。
どちらも　慣れてきて注意の仕方がわかると
あまりしなくなるミスである反面
ヒューマンエラーなので
完全に０にはならない宿命でもあります。

未貸し出しの資料が返ってきたとき
もちろんほぼ　利用者さんは悪くない。
ただ　利用者さんによっては
返却する際に　
それまで借りていた本を　貸し出し延長処理してもらい
さらに追加で借りた本に　貸し出し処理してもらうのを
うっかり　忘れて帰ってしまうパターンもあります。
忘れてしまっただけで
ご本人は　貸し出ししてもらっているつもりなので　
この場合　普通に返却されてきます。

経験的に　こちらのミスであることが少なくなかったです。
一瞬緊張は走るものの
資料が図書館内に戻ってきて　
未貸出状態のデータと一致したわけなので　
未貸し出し資料があっても
利用者さんに追及することはしません。

「貸し出し漏れがありました。
お互いに気を付けましょう。」
と図書館員間で　情報を共有します。

ただし　返却されていない状態に気付かないまま
タイミングが悪いと　
督促連絡が行ってしまったりするので　
図書館員は常に気を付けています。

会津の図書館は　本を台にどさりと載せると
一気に貸し出し処理してくれる機械がありました。
（本にICのTAGが入っているのです）

あれって　未貸し出ししないのだとしたら
できるだけあれでやってほしいなあと思う反面
「〇冊貸し出しました。冊数は一致していますか？」
という表示を
ほとんどの人はまじめに見ていないだろうなあと思うので
危険は危険か。TT

図書館員に平穏の日は訪れないのか？💦

スズランの花が咲き始めました。



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