7月10日 「夜行観覧車」

暑いですねえ。
梅雨明けと同時に　暑さが増した感じ。
太陽ぎらぎらで　この暑さがあと3カ月は続くと思うと　げっそりです。

今日は　氏子になっている神社のお祭りで
子供たちが　暑い中　練り歩き
「悪魔っぱらい！　悪魔っぱらい！」
と悪を払ってくれました。

小学生のころ　うちの子はこの行事が大好きで・・・
暑い中頑張ると　普段のお小遣いの何倍もの
ご祝儀が頂けるからというのもあります。

この辺は子供は少なくないのですが
いろいろと面倒なのに　氏子になるご家庭は少なく
年々　氏子の小学生達の人数は減る一方です。

湊かなえの「夜行観覧車」を読みました。

高級住宅地ひばりヶ丘で起きる　家庭内殺人事件。
殺されたのはエリート医師である夫。
殺したのは　上品な美人妻。
殺害当夜　高校生の娘と中学生の息子はともに留守。
中学生の息子はそのまま　行方不明に・・・
はたして　本当の犯人は誰なのか。
そして　その動機は一体何なのか・

この人の作風なんでしょうか。
多面的な情景が最後は　一本の明快な筋となる。
作りは　「告白」と似ています。

そして最後まで一気に読ませます。
ごく平和な家庭に　突然起こる悲劇。
怒りと殺人の境は何なのか。

お勧めです。