2024年2月28日(水) 三日遅れの九鬼山
富士山展望・大月三足(高川山・百蔵山・九鬼山)の一つ九鬼山(970m)は桃太郎伝説が語り継がれる山で、百蔵山で生まれた桃太郎が、上野原市の「犬目」で犬、大月市の「猿橋」で猿、「鳥沢」でキジを家来にして、九鬼山に棲む鬼を退治に来たという「桃太郎伝説」が伝わる山を計画したのは26日だった。
先週末は天候が荒れて実行が危ぶまれたが、予報は26日朝方までは雪が降るが、その後は晴で絶好のスノーハイキングが出来るとGOサインを出そうラインを開くと、ドライバーの仁さんは高知マラソンの後遺症か高熱だ、元気印の幸ちゃんはコロナ?とかで倦怠感が残っている、秀ちゃんはUチューブで見ると大変そうとやる気喪失で中止となってストレスが溜まる。佐久のマドンナさんからは平尾富士の雪景色が送られてきて山虫が騒ぎ出すので27日にJRの切符を求めた。
27日君津駅一番電車5:41は強風のたけ電車は速度を落として運行中とかで、千葉駅からのに特急あずさに間に合わないので、当日の切符は払い戻しして翌日28日を再度求めた。強風は27日日付が変わるころから弱くなって安心した。
・日程:2024年2月28日(水)
・往路:君津5:41=千葉6:30/6:38(特あずさ3号)=大月8:30/8:50=禾生9:00
・コース:禾生駅9:10…水路橋9:20…弥生峠10:55…久美山(954m)11:30…富士見平11:35…九鬼山11:40/12:20…富士見平12:25…久美山12:30…弥生峠12:45…水路橋13:30…禾生駅13:45 行動時間:3時間35分
・復路:禾生14:12=大月14:20/14:56=(特急かいじ)=新塾=東京=君津18:16
千葉駅から特急あずさでの山行はいつ以来だろうか?缶ビールを飲みながら朝食を摂り、本を読んで、眠くなったら船を漕いでと山歩き前の至福のひと時が楽しいものです。時折、目を覚ましてみる視界には富士山も飛び込んできます。
至福の時間 落合水道橋 弥生峠手前の雪道 久美山
禾生駅で下車したのは吾一人、落合水道橋を潜ってすぐのY字路の左手の愛宕神社奥より天狗岩経由の登山コースを見送って、右の杉山林道コース登山口に入る。暖かくなって薄手のダウンを脱いで高度を上げていくと又寒くなって着込みます。九十九折りの山道から折り返しの都度富士山が見え隠れし、御正体山も確認できます。時折轟音が届くのはリニアモーターカーの試運転の音で、一度だけ疾走する車両を見ることが出来ました。静岡知事がリニアモーターについて揉めていますがどうなったのでしょうか?
三つ峠・本社ケ丸・鶴ケ鳥屋山の山肌は白く薄化粧しています。単独の登山者が手にチエーンスパイクをぶら下げて下ってきました。愛宕神社コースは急坂もあって装着したと言っていました。一昨日まで降った雪がまだらに残っていて弥生峠に。シジュウガラ・エナガも歓迎してくれます。今度は11人の老老男女グループが賑やかに下ってきました。
九鬼山には今回で三回目だが、このコースは初めてで、ピークに着くと久美山の標識が、これは一座にカウントすることにします。木々の間から北岳・間ノ岳が覗けます。ここから5分で富士見平に。記憶では山頂からは富士山の眺望はなく、富士見平まで下ってきていましたが、今は樹木が成長してそれほどでもありません。
白い雪稜は南ア 九鬼山山頂からの眺望 自撮りの山親爺
5分で山頂に到着。コースタイム115分を150分と1.3倍で目標の1.2倍を軽くオーバーしていますが、眺望を楽しんだり、小鳥さんと会話したり、写真を撮ったりしてのまあまあではないでしょうか。
山頂には雪が残っていて純白の富士山がドカーンと飛び込んできて、小金沢連嶺に雁ケ腹摺山に百蔵山、扇山、高川山など大月、都留の山々が見渡せます。最高です。今は自分一人でこの眺望を独り占めしています。
寒くなってきたので山頂を去る前にもう一度山座同定をして下ります。
愛宕神社コースを降ろうとすると乗っけから急斜面で北斜面の為凍っていて膝に負担がかかるので軽アイゼンを履こうとしますが、面倒臭くて止めて往路の杉山コースに引き返しました。
降りはコースタイムの1.13倍でよくがんばりました。乾杯の水は禾生駅前にはなく、大月駅では乗り換えまでの余裕は29分しかなく、快速では車内では今は缶ビールなんか飲んでいると犯罪者の目で見られるので、一本後の特急かいじ(特急料金¥710)にして車内でゆったりと一人乾杯をして余韻を楽しみました。
大月駅は河口湖方面からの外人さんで賑わっていました。