数十年前の若かりし頃?観音堂の前を通りかかった時に、観音堂が賑わっていたので覗くと「兄ちゃん上がって来い」と御婆さんから声を掛けられ上がりこんで赤飯や般若湯をいただき、今日は御開帳とのことで、お堂の中に奈良時代天平十五年(西暦743年)行基により手目二尺八寸の金粉塗りの十一面勧世音菩薩が収められ、木造の中央に台座があって田原の満福寺からこの台座に一寸八分の金の菩薩が祭られていました。その後は檀家の方々もご恒例となり山には登れなくなったとのことで、田原の満福寺で行われてるとのことで、8月10日には御開帳で金の仏像を拝めると聞いたので出かけてきました。
ミニチュア金屏風の前に黒光りする菩薩様が安置されていて、何十年目かのご対面で、神々しいお顔でスマホをむけることに気が引けてお参りだけしました。もちろんお賽銭も1年分の大枚を収めさせていただきました。
中では檀家の方々が談笑され、ご住職・副住職との会話を持ち、外でスタッフの方からお茶菓子を頂きながらお話を、その中で「お寺に興味があるのですか」と問われましたが「全く宗教には無関心です」応えました。地元の方々もお参りに見えてきて、以前は一日中行われていたそうですが、最近は午前中だけだそうです。来年も開かれるか聞き損ねたので四月頃聞いてみます。
観音堂の閉じられた十一面勧世音菩薩 想像した勧世音菩薩と金の仏像