改めて、「福島周辺の子供たちの被爆リスク」について考えてみた。
元アメリカの原爆製造計画「マンハッタン計画」にも参加した
ジョンゴフマン氏が発表した疫学統計データがある。
アメリカ原子力委員会より125~150名のスタッフと
年間200~350万ドルの援助を受けて研究を行い、
彼は良心によって、原子力委員会の意に反し、
「低線量の放射線の影響は少なくとも20分の1に過小評価されている」と報告した。
つまり、低レベルの放射線被爆でも積み重なると危険だよ。
という報告をした。
その後、彼は研究職を追われ、亡くなるまで市民活動家として、
放射線被爆のリスクを訴え続けた。
日本で言うところの、京都大学の小出助教のような人だ。
多くの皆さんがご存じの通り、小出先生は教授になれない。
原子力政策の在り方について批判的な立場を取っているからだ。
ジョンゴフマン氏の出した研究に「1万人・シーベルトのガン化リスク」
という考えがある。
年齢ごとに違う。
例えば、10歳の子供1万人が、1シーベルトの被爆を受けると、
10万人中1万521人がガンで死亡する。
ちょっと単位が揃ってないので分かりづらい。。つまり、乱暴に言うと、
1シーベルトの被ばくで、10人中1人、
0.1シーベルトで、100人中1人、
0.01シーベルトで、1000人中1人が死亡する。
現在の日本の安全基準である20mシーベルトは、0.02シーベルト。
10歳の子供1万人が、20mシーベルトの被ばくを5年間受け続けると、
0.02シーベルト=1000人中2人が死亡、×5年間だから、
1000人中10人が死亡。つまり、100人中1人が死亡だ。
まとめると、10歳の子供が20mシーベルトの被ばくを5年間受け続けると、
100人中1人が死亡するかも知れない。
毎年、小中学校の各学年で、何人かが死亡するかも知れない。
もちろん研究結果自身が絶対じゃない。
できれば、そうならないでほしい。
でも、アメリカ原子力委員会より125~150名のスタッフと
年間200~350万ドルの援助を受けて研究を行い、
職を失ってまで、市民活動家として被爆リスクを訴え続けた
ジョンゴフマン氏のデータがデタラメだとは思えない。
今の社会を創ったのは大人たちだ。
少なくとも、子供たちに責任はない。
子どもたちの被爆リスクを下げるために、
それぞれの大人たちが、出来ることをしようヽ(゜皿゜)ヽ ガオー!!