原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

日本政府の対応が、これはもう真っ赤なウソだろう、と疑心暗鬼を超えていました。

2013-05-18 18:27:18 | 日記
原発事故後の体調変化を自分のブログに書き綴っている「ぬまゆ」さんのインタビューが、早速、海外メディアでも取り上げられています。
満身創痍の日記が海外でも注目されている

ぬまゆのブログというサイトがあります。
私は、海外のメディアを巡回していて知りました。

ぬまゆさんに、1月11日、フリージャーナリストの岩上氏がインタビューしました。
さっそく、海外メディアで取り上げられています。

ぬまゆのブログとは、東電の福島第一原発人災事故以来、鼻血、水泡、爪の剥離、脱毛と、ありとあらゆる症状に苦しみ、それを毎日、自身のブログで報告しているサイトです。

この方は、「ぬまゆ」というハンドルネームで、以前は学校教員、今は南相馬で学習塾を経営している主婦です。

「なぜ避難しないで残ったのか」については、福島第一原発でベントが行なわれことを知って、「もう手遅れだ」と覚悟を決めたことが動機だとおっしゃっています。

以下、文字起こし

■12:10~ …もう手遅れ。それなら自分が実験台になろう
日本政府の対応が、これはもう真っ赤なウソだろう、と疑心暗鬼を超えていました。
だったら自分が実験台になって記録してやろうと…。

どうせ、人間はいつか死ぬのだから、どういう死に方をするにせよ、その結果、これこれこういうことになりましたということを記録しておきたいと考えました。

まず、6月に一回目の血液検査を受けました。
6月に(血液検査を)受けたときは、医者から、炎症反応が高いね、と言われました。

ところが今回の血液検査では(12月27日に、二度目の検査結果が出た)…。(言葉が途中で途切れる)

体調の変化というのは、チェルノブイリでもそうだったので、(私の場合も)何年か後には、何かしら出るだろうと思っていました。
ただ、こんなに早くいろいろなことが出るとは、まったく分からなかったので、最初は、何だろうと。理由が分らない。お医者さんも原因が分らないので経過観察しようと。

■15:20~ ここから時系列で体調変化の経緯
体調の異変を感じ始めたのは、手のしびれからです。
その前に下痢があったのですが、夏に、まるで水道水の蛇口をひねったように、お腹も痛くないのに、ものすごい勢いで水のように出たのです。

しかも、半端なく出ます。食べれば食べれるほど出ます。
それが二ヶ月ほど続きました。
それが、確か、自分の記憶では6月~8月ですね。

で、本格的に、あれっ?おかしいな、と思ったのは、8月13日ですね。

■16:35~ 手に痺れが走った
少しずつなんですけれど手の痺れが広がっていくんです。
でも、それは、いつの間にか消えるんです。

ギターの弦が触れなかったぐらいですから、痛くて。

お医者さんに行くと、「まず、手が痺れると、腕には激痛が走るはずだし、首なんか前後左右に動かせないはずなんだ」と言っていて…。
感覚神経というか神経伝達の(メカニズムから)言って…。

でも、それがないんですね。腕も痛まなければ何もない。
ですから原因不明だったんですね。

お医者さんも、「これは経過観察だ」ということで…。

最初に受診したのは、手の痺れがあったからです。
下痢のほうは、それほどのことだとは思わなかったので、何か悪いものを食べたのかな、という程度で、特別にお腹が痛いわけではなかったのです。

医学的には、手の痺れで、その他、腕とかは何でもない、ということはありえないので、医者は「経過観察しましょう」ということになったのです。
それが一ヶ月半ぐらいで、突然消えたんですね。

「これは波がありますね」と。

そのお医者さんは、総合病院にお勤めだった方で、もともとは外科のお医者さんです。リハビリなどもやられていた。
外科も内科も、すべてに明るい方です。

そのお医者さんは、診察して原因が分らないときは、分らないものは分らないと、はっきり言う方です。
(分らないときに)「特発性なんちゃら」と病名を勝手につけるようなお医者さんではないので。

■19:25~  8月13日に、今度は顎の痛みと炎症反応が
いきなり両顎に口も開けられないほどの痛みが走って、そのときも受診しました。

そのときは、一般的な痛み止めを処方されました。「普通は2錠なんだけど、3錠飲んでいいから」ということで。
それと、座薬をいただきました。

座薬を使っても、両顎の痛みは完全には消えないんです。少しだけ収まる程度です。
それで、ずっと座薬の生活をしていました。

そのときは、歯(が直接の原因)ではないと思っていたので、顎かな?と思っていたのですが、だんだん歯の根元のほうに痛みが回ってきたんです。
で、強力な痛み止めを飲んでも、3時間しかもたないというような状況が8月13日頃だったんです。

で、髪の毛が抜け始めたのは秋からですけれど。

手の痺れや、下痢、顎の痛みが出てきても、そのときは放射能の影響だとはまったく考えていませんでした。

8月25日に最初の血液検査の結果が出たのですが、※CRPといって、これは炎症反応のことなんですが、0.531という数値が出て、それは平常より高い数値なんです。
※CRPとは、体内で炎症が起こっているときに高くなる数値

で、その炎症が体内のどこで起こっているのかが分らない。
ということで、お医者さんは、続けて経過観察しましょう、ということでした。

■22:30~  8月28日 手の平から5本指までの異常な痺れ
手、指全体の痺れが出てきました。
痺れが移動していくような感じ。

このころから、「私の体調、変です」とブログに書き始めたんですね。

私がブログを始めましたのは、政府の対応の遅さと信憑性のなさを疑わざるを得ない現実があったからです。
(政府については地元でも)よく、そういうことを耳にしていました。

始めの頃は、政府批判的な記事を書いていたんです。
ところが、それが自分の体調日記になるとは思いもしませんでした。

■23:34~  10月12日 歯が2本ポロッと取れたのが始まり
10月12日ですね、そこまでは痛みだけだったんです。
9月は、今までと顕著な体調の変化はなかったんです。

それが10月12日に、奥歯の2本がポロッと取れたんです。
「はっ?  なぜ?」という感じで。

それで、上も下も3本歯が取れたんです。
「これは尋常ではない」と。

永久歯がグラグラするなんてことはありえませんよね。
飴を食べたときに何か違和感があって、(歯が)抜けるかな、と思ったら抜けました。

暮れで歯医者さんが忙しいのは分かるのですが、これで年越しではいられないので、また内科のお医者さんに行ったのです。

このときまでに全部で6本抜けてしまいました。
自然に、知らないうちに抜けたものが4本。たぶん知らないで、食べ物といっしょに飲み込んでしまったのかもしれません。
どうしても痛くて仕方のないものは歯医者に行って抜いてもらいました。1月3日に抜いてもらいました、1本。

今まで抜けた歯の合計は8本ぐらいです。
セラミックで入れた歯以外は原型をとどめている歯はない。どの歯も、いつポロッと抜けるかも知れないので。

そのかかりつけの内科のお医者さんは、「これは全部歯を抜いたほうがいい。このまま痛み止めを飲んでいても、今に追いつかなくなる。俺も実は1本だけ残して、あとは入れ歯なんだ」と言うので、歯医者に行きました。

ぱっと見は、まったく健康的な歯なんですが、でも顔の頬の辺りまで痛いんです。
どうにかこうにか、その歯医者さんにお願いして抜いてもらって…。

で、今日も別の歯を抜いてもらうために歯医者さんに行ったところ、「悪いけれど、もう来ないでくれ。俺は、もう抜きたくないんだ」と言うんです。

歯は、もともと健康で頑丈なほうでした。
でも、10月になって、本当に突然、歯がポロポロ抜け出したんです。
「これは、おかしい」と。

■31:30~  10月20日 朝、起きたら手に水泡が
夜、寝る前になんともなかったのですが、朝、起きたら唖然! 手に大きな水泡ができていた。
それが、分単位で、どんどん大きくなっていくんです。

朝、起きて、枕もとの水に手をやったとき、自分の手を見て、「えっ!」と驚きました。
手の水泡に関しては、まったく痛みはありません。
前の晩に何も兆候がなかったんです。痒みさえ、ありませんでした。

手に水泡ができた日の昼、エタノールで消毒した針でつついて水泡の水を抜くんですが、それが黄色の水なんです。

次は足に水泡ができました。左のももの付け根あたりです。

最初に、ポツンという感じで水泡ができるのですが、それが3時間くらいで、みるみる大きくなっていくんです。
それが、波があるんですね、次々と三箇所くらいにできて…。

つぶして軟膏を塗って、つぶして軟膏を塗っての繰り返しで、いまはそれしかできないでいます。
で、今は経過観察です。

私が思うに、病院をはしごしても、いろんな病名がつけられたりするだけで、わたしは、本当に信頼できるクリニックのお医者さんだけで、自分としては十分なんですね。

私の、かかりつけのお医者さんの話では、「これは皮膚炎とか、そういった類のものではない」ということです。
そして、内部に針を刺して水を抜きましたから、そのときに細菌感染とか、ウィルス感染とか、そういうものでもない、ということです。

これは原因がわからないので、出たらつぶし、出たらつぶししましょう、というとこで経過観察です。

■37:00~ 10月22日 ひどい倦怠感で3日間、動けない
それは10月22日です。
そのときは、私はお医者さんに、起きているだけでもしんどいので、睡眠薬をいただいて3日間眠りました。

その後、体温の上昇が見られました。それが10月26日のことですね。

私、平熱が35.3度くらいなんですが、このときは、37度の熱が出たんです。
血圧も高かったです、今と同じように。

通常、私は低血圧なので、最高血圧が90~100、最低血圧が50~60がいつもの状態なんですが、このときの最高血圧は142、最低血圧は93でした。

発熱が続いていたんですが、不思議なことに寒くないんです。
10月の終わりだというのに、私だけが汗をかいていたんです。

そして10月28日には、左足の大腿部が痛いと、なんか、この頃は一気にいろいろな症状が出たんですね。

で、次に11月9日は、体がだるい。
倦怠感がひどくて、目があけられない、という状態で、これがしばらくの間、続いたんですね。
その間にも、水泡が出たりして、なーんてやっていきますと、この9月以降は、もうダメですね。

■40:20~ 12月3日  とうとう脱毛が激しくなってきた
脱毛に気づいたのは、11月あたりからです。
かなり抜けるようになってきたなと。排水口を見ると。

12月3日に、「おばちゃん、禿げてるよ」って言われたんですね。
姪っ子が、私の後ろから見て、つむじの下あたりの毛髪が。

後頭部ですね、後でカツラをはずして、お見せしますが。

そこからは、もう雪だるま式で、「とうとう …「 ハゲ 」 てきました…」から始まって、もう髪の毛がどんどん抜けていく…。

12月6日には、倦怠感が強くなってきて、もう座ってもいられない状態になってきて、このときもお薬を出していただいて眠りました。

12月は、もうシンドイのひとことに尽きたんですね。どこもかしこも。
おまけに、ごっそり毛が抜ける、という何もかもが、全部来た、という感じです。

■42:50~ 12月、一度ふさがった小さな傷口から大量出血
12月は、ほんの些細な、ちょっとかすったくらいの傷なのに大量の出血をしたんです。
そのときの写真がこれなんですが。

これ、始めはどこから出血しているのか分からなかったんです。
一度は絆創膏を貼っていたんですが、傷口が閉じたので、絆創膏をはがして寝たんです。

翌朝、大量に出血しているので、驚いて、どこから血が出ているのだろうと、探したら、その傷口だったんです。

(管理人:ここは表現し辛いので動画をご覧ください。43:00あたりから)

これには驚きました。
本当に浅い、サラッとした傷口で、前の日にいったん傷口は閉じていたんですから。

ただ、これだけは言えると思います。

原因が分らないので対処のしようがないので、とりあえずは経過観察のひとことに尽きる、と。
私の場合は、それでいいと思っています。

でも、耐え切れなくなって、それは12月17日のことですね。
9ヶ月で(髪も)長くなりましたから、髪の毛に重さが出てきたんですね。

ところが、髪の毛の重みで生え際というか、毛の分け際というか、そこが引っ張られて、朱雀大路のように見えようになってしまったんです。
それが嫌で嫌で。

横も結い上げようとしても、横のほうがスキマが見えているのです。
もうダメだと思って…。

今度は、風呂上りに足に違和感を感じて、足の爪を見たら、親指の爪が直角に欠けていたんです。
スポッと抜けるように取れたんです。

まさか、湯上りに爪が取れるなととは想像もしません。
これは、ホントにびっくりしました。

髪の毛は、髪が伸びると、その重さで引っ張られるので、ばっさり切ったんです。
いま、(かつらを)はずしますね。

髪の毛を3cmの短さに切っても、お風呂の時には、ばあっっと抜けます。
で、どうせなら坊主にしてしまおうと。

髪の毛がないって、おじいちゃんたちが帽子をかぶりたくなる気持ちが分かります。
寒いんですね。

(沼内さんは楽しい人ですね。インタビュアーの岩上氏は、この季節、さぞ頭が寒いことと思います)

こうした体調の変化を記録していくことによって、ある一定のサイクルが見えてくると思うんです。
あるいは、逆にどんどん体調が悪くなっていくのかもしれませんが…。

自分は120歳まで生きるつもりでいますので、119歳になったら沖縄に行って、残りの余生を楽しむと。

ですからマイナス思考はまったくないですね。
むしろ、これから何が出るんだろうな、という興味のようなものはありますけれども。
毎朝、今日も無事に朝を迎えたなと思いながら生きていますね。

あれは、お正月の一日か二日のことだったと思うんですが、マー君(誰か不明)が「わぁーっ」とトイレで騒いだんですね。
で、ダダダッと走ってきたんです。

「えっ?どうしたの?」って言ったら、「鼻血が、オチョコ一杯分の鼻血が出た」って言うんですね。
トイレに入っていたら、ドンッと鼻血が落ちるように出たというんです。

一気に出て、一気に止まる、という気持ちの悪い鼻血の出方だったんです。
で、慌ててマー君が、トイレの床を拭いたらしいんです。

でも、その鼻血は、すぐに止まったんです。

ブログをやっているとき、「子供が鼻血を出す」というコメントがすごく多かったものですから、「えっ!」って、鼻血を出すのは子供だけじゃないのかって思いました。

子供が甲状腺被曝をしてホルモンが低下する、という話がありますが、私もホルモンが低下しているという検査結果が出ました。

ということで、私としては、ノンビリと経過を観察していくという考えです。
ズラが、外れてますかね。(大沼さんが大笑い)

(岩上氏:うらやましいです。かぶれるから)

■56:40~  親友が3ヶ月で頭がバーコードになってしまった
私の高校時代からの親友が、12月31日に、やはりウィッグをかぶって来たんですね。
でも、その女性は、10月9日に会ったときは、自分の髪をちゃんと結んでいたんです。
ちゃんと前髪もあったんです。

それが、たった3ヶ月で何で?
おじさまには失礼ですが、頭がバーコードのようになっていたんです。

ここまで親友が酷いことになっているとは思わなかったのですが、親友は親友で、「私も、あんたが丸刈りにしたなんて知らなかったわよ」と、お互い「ズラ党」っていう。(大笑い)

この親友も、親友のご主人もそうですが、とにかく体がだるくて、倦怠感が全然抜けなくって、家事をする気にもなれないって言っています。

(笑いすぎ ここから少しの間、割愛)

この話は全部、ブログに出ています。

お笑い漫才みたいなインタビューになってしまいましたね。
でも、こういうのもあっていいと思うんですけどね。

■岩上氏のインタビューのクロージング
沼内さんのような体調の変化について、放射能が原因であると考える人がいます。
一方で、放射能に起因するものではないだろうと考えている医者や学者がいます。むしろ、そのほうが多いのです。

放射能の影響を否定する人たちの多くは、ストレスが原因だろうと言っています。

私が取材した木村真三さんというという人がいます。
木村さんは、お医者さんではありませんが、チェルノブイリの時もずいぶん研究しています。

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63:30~  木村真三氏へのインタビューに切り替わる

岩上氏:
沼内さんの場合は放射線によるものか、それともストレスによるものか、あるいは、その他の何かによるものなのか、どう思われますか。

木村:
まず考えられるのが、ストレスによる自己免疫系疾患が大きいのかなと考えられますね。
歯が抜ける、爪がはがれる、髪が抜け落ちるというのは、自己免疫疾患の炎症反応の一種であろうと。
で、紅斑も、それに付随するもので、皮膚の炎症が起きるから紅斑が広がっていくというように考えます。

その自己免疫系疾患の原因として考えられるのが、ストレスであろうと。
そのストレスというのが放射線に対する恐怖というのが、時間をおいて、すぐに出てこないわけですよね。

人間の体というのは、タイムラグをおいて、発症するまでの時間が極度のストレスを受けた後に出てくるわけです。

で、夏までの非常に強いストレスが、秋から季節変動によって出てきたというのは、季節変動によって出てくる可能性が十分あるというように考えますが、ストレスというのも原発事故に由来するわけですから、放射能でなくても原発事故の被害者であるわけです。
それは確かであろうと思います。

ただ個体差があります。
個体差によっては感受性が非常に強かったり、そういう場合には、このようなことが起きるかも知れない。
で、それが内部被曝による影響が強かったかもしれないし。

レントゲンとか、健康診断を受けたことがないような人ではないと思いますので、外部被曝は、ある程度まで被曝したことはあるとは思うのですが、それに何ら影響がなかったとしたら、何らかの内部被曝の影響があるのかもしれない。

南相馬でも、僕は3月28日に浪江町から相馬のほうに行くときに、国道6号線が使えないので、県道15号線だったかを通っていったんですが、そこでも分断されていたので、裏道を通ったときに、150マイクロシーベルトの場所があったわけですよ。

そういう地域に住んでいたとしたら、(沼内さんのような症状が出るということは)ありえるとは思います。
住んでいる場所によって、いちがいには言えないので分らないんですが。

ストレスが影響するというメカニズムまでは分らないと思うんですよ。

ただ、私や岩上さんは、非常にストレスに強いほうだと思うんですよ。
強い人間からは分らないんですよ。

ウサギだって、飼い主がいなくなれば淋しさで死んでしまうという話があるくらいですから、同じことが人間にあってもおかしくないわけじゃないですか。
それだけ、ストレスというのは大きいわけですよ。

特にストレスに対しては女性のほうが感受性が強いんですよね。
これは良い意味でも悪い意味でも感受性が強い。

その感受性のせいで、自己抑制がしにくいというのも女性の特徴なんです。
そういう特徴も含めた上で、ストレスというのは妥当なんではないかというふうに考えます。

岩上:
自己免疫疾患が起きると、歯とか爪とか、そういうものを(自分のものでありながら)異物として捉える、という、それについては。

木村:
免疫低下によって、感染症が拡大すると、やはり免疫が賦活化します。
賦活化すると、それが手当たり次第に攻撃を始めるわけです。

今まで自分の体として認識していたものが、認識しなくなって、これを外敵と認識してしまう可能性が高いわけですよね。

そういう自己免疫系疾患というのは、たとえばリウマチであったり、IgA(アイ・ジー・エイ)腎症、※イムノ・グロブリンAという抗体があるんですが、扁桃体で作られるもので、それが大量にできると今度は腎臓を攻撃するんです。

そのように自己免疫系疾患が出てきたり、さまざまな病気が出てくるんですよ。

※イムノ・グロブリン(Immuno globulin=免疫グロブリン)

ですから、ストレスによって今度は腎臓病にもなってしまうという、さまざまな病気があってもおかしくないわけですよ。

炎症反応が出てきている、ということなので、自己免疫系疾患の可能性が高いな、と踏んだわけです。

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管理人:

このインタビューに、ぬまゆさんが顔を出して応じたことは一大決心だったでしょう。
福島というところは、血縁、地縁のつながりがとりわけ強く、県全体が原発推進で来た中で、反原発の意思表明をすることは“冒険”に違いないのです。
このインタビューに応じたことが原因で、周囲から攻撃を受けないとも限りません。

ぬまゆさんの体験談は貴重なものですが、ぬまゆさんの症状の解説に、木村真三氏を持ってきたことで、重要な点が曇ってしまいました。

木村真三氏は放射線医学総合研究所の出身ですから、どうしても放射線の影響を軽く見る方向にバイアスが働いてしまうのです。

放医研が、ヒロシマ、ナガサキの被爆者を対象に、長きにわたって人体実験を繰り返してきた日本版ABCCといわれている放射線影響研究所と同じ体質であることについては、異論をさしはさむことはできません。

木村氏に分析のまとめのインタビューをすることで、ぬまゆさんの体調変化の原因が「ストレスによるもの」となることは分かりきっていることです。
なぜ、岩上氏は崎山比早子氏にインタビューを申し込まなかったのか。
きっと快く応じたはずです。

私がこの動画の最初のほうを観ていて浮かんできたことは、同じように自己免疫系疾患のことでした。

免疫は外敵が攻めてきた場合に、それを排除しようとして賦活化(力が強くなる)します。ただ、それが何かの作用によって正常に機能しなくなると、片っ端から敵であると(免疫が誤認して攻撃を仕掛けていきます。

ただ、人によっては体内にガンができ始めていて、それを過剰に攻撃するあまり、他の臓器や細胞も傷つけてしまうという例があるようです。

この場合は、一例として、体中、特に手足に水疱瘡のような発疹ができます。それは皮膚の表面からのものではなく、体の中から湧き起こってくるようなもので、軟膏などを塗っても治りません。

こういう症状が出ると、皮膚病ではないかと思い込んで皮膚科にいってしまうのですが、その皮膚科の医師に、このような知識がないと、ガンであることを見抜くことができずに、手遅れになってしまうことがあります。

沼内さんの場合は、血液検査を二度やって炎症反応が見られたものの、その他、ガン細胞などは見つからなかったようですから、ガンがトリガーとなって自己免疫系疾患になったものではないということになります。

沼内さんのかかっている医者は、総合病院勤務の経験があり、外科、内科もフォローしている人とのことですから、ガンの発見を見落としているということは、きっとないのでしょう。

今のところは、沼内さんが決めたように、経過観察するしかないのでしょう。

ただ、体の中で今まで、分からなかったような免疫系の異常が起こっている可能性はないのでしょうか。
木村氏も、この可能性は否定しませんでした。

どうであれ、東電が原発人災事故を起こす前は、環境の変化はなかったわけですから、原因は木村氏が言うように、やはり原発人災事故にあるのです。

心因性のものが原因で体調不良が出てきた場合と、ガンが発症した場合とでは、ガンのほうが重大視されがちですが、辛さは本人しか分らないわけですから、致死率の高さだけで決めるのは間違いでしょう。

どうせ、国やヤクザ会社の東電は、「原発とは因果関係はない」と言うつもりでしょうから。

沼内さんがブログを始めてから、たびたび嫌がらせや攻撃が入っているようです。
犯人たちは、原発で、これからも食べていきたいという狂った人たちのようです。

ぬまゆのブログは、今では多くの人々にとって貴重な情報源となっており、なくてはならないブログになっています。
とにかく都合が悪いので、このブログを潰したいという人たちがいるのです、現実に。

東北、関東の子供たちが、とてつもない危険にさらされているというのに、こういう人間たちは何を考えているのだろうか。
人間のクズとしか言いようがない。

そんな頭の狂った人間たちの攻撃が、沼内さんの新たなストレスとなって、症状が悪化することがあってはならないと思います。

それにしても、年明け早々、嫌がらせや妨害が多いようです。
岩上氏のインタビューに顔を出して応じる、とブログに書いてからは、いっそう激しくなっているようです。
こういう連中は、他にやることないのかね。

インタビューが参考になった方は、ぜひ、ぬまゆさんに励ましのメールを。

もし木村氏が言うように、ぬまゆさんの症状が「ストレスに起因している」のであれば、それが何よりの治療薬になるのではないでしょうか。




九電 玄海原発も運転再開の準 備急ぐ 5月17日 21時20分

2013-05-18 03:10:03 | 日記
ニュース詳細

九電 玄海原発も運転再開の準 備急ぐ 5月17日 21時20分

九州電力の瓜生道明社長は17日、都内で記者 会見し、鹿児島県の川内原子力発電所と佐賀県 にある玄海原発をほぼ同じ時期に運転再開の申 請ができるよう、準備していることを明らかに しました。

九州電力は、今月行った電気料金の値上げの前 提として鹿児島県の川内原発の1号機と2号機 をことし7月から運転再開するとして、原子力 規正委員会の新しい基準が施行されたあと、で きるだけ早い時期に運転再開を申請する方針で す。 これに関連して九州電力の瓜生社長は17日、 都内で開かれた記者会見で「川内原発と佐賀県 にある玄海原発の運転再開の申請時期を極力そ ろえられるよう作業を急いでいる」と述べ、玄 海原発の3号機と4号機についても、川内原発 とほぼ同じ時期に運転再開を申請できるよう準 備していることを明らかにしました。 実際の申請時期について瓜生社長は、原子力規 制委員会の審査体制を見極めて判断したいとし たうえで、「運転再開を申請した発電所が長期 間にわたって安全性の確認がされないことがな いよう、同じタイプの炉をまとめて審査するな ど対応を検討してもらいたい」と述べ、柔軟な 対応を求めました。