原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

裁判は死んだ。だから正義も死んだ・・・郡山被曝疎開裁判

2013-05-17 18:20:44 | 日記
裁判は死んだ。だから正義も死んだ・・・郡山被曝疎開裁判


AP通信によると、「日本の裁判所は同国の2011年核惨事による放射性降下物によって汚染された(郡山)市に市内の子どもたちの避難を求める申し立てを却下した。

この異例の訴訟は、2011年6月、福島の子どもたちのために、両親らと反核アクティビストらが提起したもの。水曜日(2013年4月24日)、仙台高等裁判所はその決定を下した。

この訴訟は、継続的な低線量放射線被曝が健康におよぼす影響、とりわけ成人よりもずっと傷つきやすい子どもたちの場合の影響に触れるものなので、国際的な注目を惹きつけた。

訴訟は、郡山市は小中学校に通う子どもたちを避難させる義務があり、これは日本の法令に定める義務教育の一環であると主張した。

裁判所は、市内の放射線量が災害以前に安全とされていたレベルを超えていると認定した。だが、政府は申し立てにある学校疎開の責任を負うものでないという――つまり、心配するなら、自己責任で去ればよいと人に諭したのである。」

やや難しい内容だけれど、簡単に言うと、

1) 法令を超える被曝を受けている小中学生を自治体は避難させる義務があるという申し立てに対して、

2) 裁判所は「法令を超える被曝である」と認定し、

3) それでも政府が良いと言っているのだから、学校は疎開の必要はないと判決した。

ということだ。驚くことではない。日本の裁判は常に「政府と同じ」で「三権分立」などは夢物語だからだ。

裁判官は出世だけを考えていて、正義などはずっと昔に捨てている。

それは最高裁判所事務総局の存在でもあり、国民の意識の問題でもあり、法曹一元(弁護士を裁判官に登用しない)という日本の特殊性にもよる。

野蛮な国家だが、その先兵が裁判官というのが辛い。庶民は「力」で自由と権利を獲得すべき時だ!

(平成25年5月10日)




武田邦彦



元委員の発言で原発再稼働などに水を差されるのを嫌っている,自民党

2013-05-17 18:12:18 | 日記
原発、国会事故調 参考人招致できず 不利だから?自民拒否

2013年5月17日


 国会が設置した東京電力福島第一原発事故調査委員会(国会事故調、解散)の元委員に国会が意見を聞く「参考人質疑」を開けない状況が続いている。自民党が元委員の招致を拒否しているからだ。国会事故調の報告書は、過去の自民党政権の原子力政策を批判しており、野党側は自民党が元委員の発言で原発再稼働などに水を差されるのを嫌っているとの見方を強め、反発している。 (宮尾幹成)
 元委員の参考人招致は、衆参両院の各委員会で野党側が繰り返し要求。慣例で、与野党の理事全員が賛成すれば実現する。
 十三日の参院予算委では、みどりの風の谷岡郁子代表が崎山比早子元委員の招致について、本人の了解を得た上で求めたにもかかわらず、自民党の反対で実現しなかったことを暴露。新党改革の荒井広幸幹事長も、黒川清・元委員長の招致を自民党などに拒否された事実を明らかにした。
 元委員の招致が実現したのは、衆院に新設された原子力問題調査特別委員会が先月、元委員十人のうち九人を一括して呼んだ一度のみ。参院では石井一予算委員長(民主)が職権で招致を強行する可能性まで示唆していたが、自民党の抵抗で結局実現しなかった。
 国会事故調は昨年七月に公表した報告書で、福島原発事故に関する国の責任について

事故当時の民主党政権だけでなく「歴代政府の、人々の命と社会を守る責任感の欠如」などと、過去の自民党政権にも言及した。

直接の事故原因も、津波ではなく地震である可能性が否定できないとし、政府とは異なる見解を示している。
 
元委員を国会に呼べば、原発の再稼働や海外輸出を進めたい安倍政権に不利な発言が出ることも予想される。国会が選任した元委員を、国会自らが追及する可能性がある場に呼ぶのは好ましくないというのが自民党の主張だが、野党側は「『原子力ムラ』との癒着などを蒸し返されるのが嫌なのだろう」(みんなの党幹部)とみており、招致を求め続けていく構えだ。


「室井佑月「もうすでに違ってる?」

2013-05-17 18:05:59 | 日記
「室井佑月「もうすでに違ってる?」〈週刊朝日〉 」  憲法・軍備・安全保障
室井佑月「もうすでに違ってる?」〈週刊朝日〉 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 5 月 15 日 から転載します。

週刊朝日 2013年5月24日号

 作家の室井佑月氏が福島第一原発の問題から憲法改正の話に言及した。

*  *  *

 5月3日付の朝日新聞「プロメテウスの罠」を読んで、あたしはびっくらこいてしまったよ。

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 原発役人だった人々が退職金1千万くらい多くもらって辞めて、その後、大手企業に天下りして顧問などに収まっているんだね。マスコミが更迭だと報じた人々のその後だよ。 更迭じゃなくて、栄転じゃん。こんなことがまかり通っていいんだろうか。

 歌手の矢沢永吉さんが、「原発関係者全員、誰もケツ拭かない国に、明日があると思いますか」といっていたが、ほんとだよ。それが多くの国民の声だろう。

 次の参議院選では憲法改正が争点になるといわれているけど、自民党の改憲案だと、やたらと国の力が強くなる印象(他国に対してじゃない、自国民に対して)。いいの? この流れで。

 今でさえ、国の関係者の力は強いのに(失敗のケツ拭かないうえに栄転だもんな)、もっと強くしてどうするんだ。やっぱ、今以上に強くしておかないと、ヤバいことがたくさんあるから? 原発関係とかさ。

 中部大の武田邦彦さんのブログに、「汚染水が増えるのはおかしい」というようなことが書かれていた。冷却水は循環できているはずじゃない? 未だに増えつづける汚染水に困っているのはどういうことなの? ほんとうのことが知りたい。

それから、ちょっと前の東京新聞に、「被ばく 生態系に異常 次世代への調査必要 サルの白血球数減少」という見出しの記事が載っていた。原発事故の起こった福島の周辺では、蝶の奇形やサルの白血球数減少といった異常が起きているそうだ。

 記事には、「もちろん、それがそのまま人間に当てはまるわけではない」と書かれていた。「しかし、生態系は人間の生活と不可分。調査から得られるデータを無視するわけにはいかない」とも。当然だろう。

 どうして、みんなは騒がないの? サルだよ、人間に近いサルの異常がわかったんだよ。マスコミはもっとヒステリー気味になって、国をせっついていいはずだ。

 まあ、「サルは野山に生えてるものを自由に食ってるからね」、そういう人もいる。が、人間だって、ある程度しか防ぎようがないのが現状じゃん。

 たしか日刊ゲンダイだった、福島在住のジャーナリストの「放射能汚染された山菜が闇出荷されている」という告発が載っていたのは。

 憲法改正するかしないか、そっちばかりがマスコミにフィーチャーされるのは、もうすでに国の意志が国民の意志を飛び越え、絶対だってことの証しかもしれない。国というか、国を隠れ蓑にした一部の権力者たちの。

 憲法って国民のものだと思っていたけど、そういう人たちに利用されるようじゃ、もうすでに違ってる?