呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

手と手を合わせたら、あったかいね。

2017年11月02日 | よこみちけいこさん
よこみちけいこさんの連載『おばあちゃんは同級生』が10/31で終了しました。

毎日新聞の「読んであげて」のコーナーに1ヶ月。



よこみち先生、すてきな作品をありがとうございました。


最終回は、一緒に卒業したおばあちゃんと同級生との再会でした。
主人公の実穂は、東京の大学から呉に帰ってきます。
同窓会の会場は、おばあちゃんこと、河野さんが入院している病室でした。

6年生の時、算数のテストが14点で落ち込んでいた、実穂の手を握って
「算数ができんでも、計算が遅うても、テストが14点でも、実穂ちゃんは、満点よ」
と、河野さんが握ってくれた手。

病室では、成長した実穂が、河野さんの手を握るシーンが描かれています。

ふたりは同級生。
だけど、河野さんに教えてもらったこと、背中を押してもらったこと、、、
河野さんからもらった大切なことを胸に、引っ込み思案だった実穂は羽ばたき生きています。

文章の最後は、こんなふうに締めくくられています。

実穂は、前よりもしわしわになった小さい手をそっと握りしめ、笑ってみせた。







よこみちさんの作品に、「手をつなぐ」というシーンがよく描かれます。
じわ〜〜っと、あたたかい。。。




ばあちゃんの手から伝わる、命の温もりを感じます。





紙芝居『ばあちゃんのちゃいろいて』






紙芝居『ふうちゃんのそら』





あったかいですね〜



よこみちさんのブログに、童話の連載を終えてのお話が書かれています。
ぜひぜひポチッと








よこみちさんの童話、毎日新聞に連載中!!

2017年10月21日 | よこみちけいこさん
10月も半ばを過ぎましたが、

毎日新聞に、呉市在住の絵本・紙芝居作家よこみちけいこ先生の童話が連載中です
「読んであげて」というコーナーに毎日です。

題は「おばあちゃんは同級生」です。

10月1日から31日までの30日間です。
毎朝、新聞を取りにいくのが楽しみでしょうがないんです(はじめての体験)

こちらの告知記事をご覧くださいね。
よこみち先生、すてきです


86才のおばあちゃんが、ちいさな小学校に転入してくるところからお話が始まります。
このお話は、呉市の倉橋島でほんとうにあった出来事を取材されて、創作されています。

算数が好きなおばあちゃんは、小学校で勉強したいという願いが叶い5年生に。
毎日、1時間目が算数の授業となりました。
主人公は算数が大の苦手な女の子、実穂。
授業中も手を上げることができなくてモジモジしています。
実穂は、よこみちさんの小学校時代がモデルになっているんだそうだとか・・・


そんな感じで始まった童話ですが・・・



なんと! おばあちゃんは、島で有名な お産婆さん でした。
クラスの男子も、教頭先生も、島では1万人が、おばあちゃんに取りあげてもらったなんて凄い。
産後におっぱいが出にくかった実穂のお母さんは、おばあちゃんにマッサージをしてもらっておっぱいが出るようになったと聞きます。


そして、おばあちゃんによる「いのちの授業」も持たれました。


学校では「おばあちゃん」ではなく「河野さん」と呼び、クラスの仲間として接していたことも実話だそうです。


おばあちゃんと子ども達とのふれ合いを、あたたかい中にもホロッと来る展開に毎日わくわくします。
呉の土地ことばで会話が進むのも、味わいがあるんです。


そしてここは「読んであげてのコーナー」
お母さんやお父さんが、毎日子どもたちに読んでいることを思うと・・・・
「自分の生まれた時はどうだった?」「お母さんはおっぱいがすぐ出た?」「私、おっぱいよく飲んだ?」と親子の会話がたくさんうまれているのではないかなと嬉しくなります。



そんな素敵な童話「おばあちゃんは同級生」を、ぜひ読んであげてください。
これから後半も楽しみ!!
インターネットからもご覧になれます。ポチッと


この作品が、童話となって出版されることを望んでいます。
昨日の「呉かみばいのつどい」でも盛り上がりました。


『ふうちゃんのそら』を創られた、よこみちけいこ先生を応援していま〜す