呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

子どもによる絵本の読み語り「つくし文庫ジオジオ」

2016年03月26日 | 絵本
つくし文庫ジオジオ(毎月第4土曜10時~)
今日は「春休み子ども大会」です。

小5の、鈴ちゃんによる
『サンタクロースと小人たち』
作・絵:マウリ・クンナス
訳:稲垣 美晴 (偕成社)

この絵本を選んだ理由は、
「2年前にクリスマスプレゼントでもらった大好きな絵本だから」だそうです。
鈴ちゃんは、長いお話しをスラスラと間違えずに読みました。
練習いっぱいしたんじゃね。
スゴイ

小5、友ちゃん
『わすれられないおくりもの』
作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川 仁 央 (評論社)

この絵本を選んだ理由は、
「この絵本は自分だなぁと、思ったから。周りで亡くなった人がいて、そう思った。」と、話してくれました。
おばちゃん達は、涙が溢れました。
ありがとう~良い子に成長してくれて

小3の、まゆちゃん
『ブルくんとかなちゃん』
作・絵:ふくざわ ゆみこ (福音館書店)

この絵本を選んだ理由は、
「犬を飼いはじめたから」でした
そうね~皆んなご近所だから知ってます。
柴犬のツグミちゃんね~

小2の、カンナちゃんは、なぞなぞ3問❗️
なぞなぞは難しかったけど、上手にヒントを出したので、当てることが出来ましたよ。
ヒントが出せるって、スゴイよね
お次は、年中のカイリ君が歌を歌う予定だったけど、人形の「オレンジ君」と一緒に、皆んなで合唱しましたよ
「チューリップ」と「ぞうさん」でした。

いつも読み語りに参加している子ども達が、自分が選んだ絵本の読み語りをしてくれました。
つくし文庫ジオジオの「子ども大会」は、恒例になって7年目くらいかな?
皆んな緊張してるけど、沢山沢山拍手をもらいます。
皆んなに拍手をしてもらうことって、嬉しいよね。
読み語りを終えた笑顔から達成感と、成長を感じます
ジオジオでの体験が、生きる糧になりますように

最後に、紙芝居のおばちゃんからプレゼント
紙芝居『しりとりパーティ』
脚本:かとうようこ
絵:イ・スジン (童心社)

ぷっぷくぷー、うーうー、かーかー、ごろ~ん、カシャカシャ……擬音語・擬態語が楽しいね

次回、子ども大会は、夏休みで~す
皆んなの挑戦を
おじいちゃん、おばあちゃん、パパママ、見に来てね~

ひろしまこども夢財団 支援のカタチ
こちらをクリック

本とつながる『甘茶手帖』に活動をご紹介いただきました。
ぜひご覧くださいね~
こちらをクリック






東広島市中央図書館で親子紙芝居

2016年03月25日 | 紙芝居
3/21(祝)東広島市中央図書館で
「おとなもこどもも かみしばい」という会がありました。
チラシはこちら
わぁ~会場にステキな案内が

この日は、呉かみしばいのつどいの中峠房江顧問の単独ライブです。

ゴザの上に親子さんが、いっぱいデス。
まず、最初に『おおきく おおきく おおきくなあれ』


『ひもかとおもったら』


『おたまじゃくしの101ちゃん』

『ふうたのはなまつり』

『ふうちゃんのそら』



呉かみしばいのつどいの関家と、呉在住の紙芝居・絵本作家の よこみち けいこ先生と、先生のお嬢さんと、平和をたくす紙芝居『ふうちゃんのそら』の最後に歌う「にじ」を手話でお手伝いしました。

そしたら、よこみち けいこ先生から、紙芝居を観てくれた親子さんにプレゼント
「あっ、私!ここにいるよ」「似てる~」「すごく嬉しい」などなど、紙芝居を観終えて帰る親子さんは、とても喜んでいらっしゃいました。
よこみち けいこ先生、なんてステキなんでしょ
そして、こちらの色紙にも、サラサラっと
わぁ~暖かぁい~~絵だなぁ
東広島市中央図書館の色紙コーナーに、見に行ってくださいね。

よこみち けいこ先生のブログはこちらをクリック

当日のプログラムです。
ぴったり1時間のプログラムでした。
ちびっ子も、紙芝居なら1時間でも大丈夫なんだね~と、私たちもビックリしました。
一緒にお手伝いしてくれた、よこみち けいこ先生のお嬢さんは小4です。
「あんなに沢山の紙芝居観たの、初めてだった。すごく楽しかった」と感想を話してくれました。
ちびっ子達とパパママも、紙芝居を観る喜びを味わってもらえたでしょうか?

紙芝居からお話の楽しさを味わって、絵本や本を読むことに繋がると嬉しいなぁと、思っています。

東広島市中央図書館のスタッフの皆さんには、本当に丁寧にしていただきました。
ありがとうございました。

光がいっぱいの、素敵な図書館、
子ども達もたくさん利用していました
すぐ隣に古墳公園もあり、ちびっ子とパパママが親しみやすい図書館でイイなぁと、思いました。
桜のつぼみも膨らんでいましたよ
私ももう一度訪れて、ゆっくりゆっくりしたいなぁと、思いました。
東広島市中央図書館は、こちらをクリック

三ツ石古墳は、こちらをクリック

楽しかったです



大田堯先生、里帰りされました。

2016年03月20日 | 映画「かすかな光へ」
大田堯先生の生まれ故郷である、広島県三原市本郷にて、大田堯先生が93歳の時に撮られた映画「かすかな光へ」が上映されました。

主催は、広島県子どもの読書連絡会と、ほんごう子ども図書館、三原市。
後援には、映画の中で伸び伸びと遊ぶ子ども達の保育をしている「あんず保育園」と、私達「呉かみしばいのつどい」です。

広島県子どもの読書連絡会の小林会長の挨拶で、開会となりました。
上映会のきっかけは、広島県子どもの読書連絡会の移動例会を、ほんごう子ども図書館で開催することが決定したことでした。

偶然にも、主催の三原市の昨年12月号の広報に、大田堯先生の特集が組まれ、直接大田堯先生に取材された内容が7ページに渡って掲載されたところでした。
こちらからご覧いただけます

会場は130名の椅子が用意されていましたが、満席となり急遽補助席を出して150名以上の方々が集い、配布資料もなくなるほどの大盛会となりました。

そして、静かに映画が始まりました。

子どもの命を大切に活動している方々と一緒に観ることで、響き合うのを感じることができました。
席に着いた時は、知らない人々がバラバラの面持ちだったのに、映画を観終えてふと顔を見合わせると、誰もが知り合いのような、心と心が通い合い共感する仲間の顔となりました。
不思議だけれど、それがとても自然なことようで、大田堯先生の人生からのメッセージを共有した同志のような気持ちになりました。

そこへ大田堯先生がご登壇され、会場はワーと大きな拍手でいっぱいに包まれました。
チラシには、大田堯先生がご来場とは入っていなかったので、まさにサプライズでした。
大田堯先生の体調を第一に考えて、当日いらっしゃることができるかどうかは、祈るばかりだったそうです。

ほんごう子ども図書館の歴代の館長さんやスタッフの皆さんが、万全の体制で準備してお迎えされました。
大きな喜びに満ちた横断幕でした。

そして大田堯先生から、直接お話を拝聴しました。
一言一言が、力強く、胸に染みます。

大田堯先生のお話で、私の中に大きな気づきが2つありました。
1つめは、「命を大切にする人間になって欲しい」と、お話されたことです。
日々の生活の中、いろいろな言葉や情報に翻弄されたり、判断が難しい思うことがあります。けれど、これからは先生のおっしゃった言葉「これは、子どもの命を守ることになっているのか」と自分自身に問い直すことが、子ども達のすぐ側にいる私たちの指標となるのではないかと思いました。

2つめは、絵本もお話も紙芝居にも共通する「かたる」ことの本来の意味は「かかわる」ことだとおっしゃったことです。私は25年以上活動を続けていますが、こうして続けてこられたのも、子ども達との生身の人間同士のかかわりの中で、響き合い、私自身が変わり成長させてもらっていたからなのだと、気づかせていただきました。

大田堯先生の願いが込められたこの映画「かすかな光へ」は、全国でリレー上映されています。
詳しくは、「かすかな光へ」公式ホームページ
こちらから


先生は、3月がお誕生日で、白寿をお迎えになりました。
心よりお祝いを申し上げます。

大田堯先生、益々お元気でいらしてください。
そして、これからも私たちの行く道を照らし続けて下さい。

大田堯先生からのメッセージ「蟷螂の斧」

ご著書


ご報告をと思いましたが、このような拙い文章で申し訳ありません。
大田堯先生をはじめご関係の皆さまに、失礼をお詫びさせていただきます。


*広島県子どもの読書連絡会は、
県立図書館を会場にして、月1回の例会を持ち、読書会・会員によりブックトーク・ストーリーテリング・図書館員による新刊紹介・講師を招いての講演会等を企画実施している。又、年に1・2度は、会場を県内の会員所在地に移し、会員相互の交流を積極的に行ってる。特に、会報『あかずきん』(毎月1回発行)は、広域にわたる会員相互の睦と活動状況報告、新刊書案内、催しの案内などの重要な情報源となっている。

詳しくは、こちらから

会報「あかずきん4月号」に、上映会と交流会、ほんごう子ども図書館での移動例会のようすや感想が掲載されます。


やった~!!海田町立図書館30周年

2016年03月19日 | 紙芝居
3/19(土)曇のち晴(雨が上がりました)
海田町立図書館30周年記念事業
紙芝居をみんなでたのしもう!のようすをお伝えします。

プログラム
第1部【低学年】
10:00~10:40
①どっちだ? 島本一男 脚本/夏目尚吾 画 
② ニセモノばんざい 寺村輝夫 脚本/和歌山静子 絵 
③ さよならさんかく またきてしかく 高橋清一 脚本/画 
④ おたまじゃくしの101ちゃん かこさとし 作/仲川道子 画
⑤ たべられたやまんば 松谷みよ子 脚本/二俣英五郎 絵

第2部【高学年】
11:00~12:00
①ごきげんのわるいコックさん まついのりこ 脚本/画 
② おだんごころころ 坪田譲治 作/二俣英五郎 画 
③ まつりのばん 宮沢賢治 原作/川崎大治 脚本/福田庄助 画
④ なんだ・なんだ? 古川タク 脚本/絵
⑤ ふうちゃんのそら 中峠 房江 原案/よこみちけいこ 脚本・画/呉かみしばいのつどい 監修
*「にじ」歌

ご挨拶をして、
紙芝居の歌で「はじまり、はじまり~」
演じた一部の写真です。
参加者は、子ども達はもちろん、絵本会や朝読書などで紙芝居を演じていらっしゃる大人の方々も沢山来られ、一緒に声を出して共感し楽しみました。


どっちだ?

ニセモノばんざい

おたまじゃくしの101ちゃん

たべられたやまんば

ごきげんのわるいコックさん

おだんごころころ
なんだ・なんだ?

ふうちゃんのそら

演じた作品たち
紙芝居を観て、絵本や児童書を読むきっかけになればと、関連する本を展示いただきました。

今回は、小学生以上を募集した企画だったので、物語を中心に作品を選びました。(いろいろ演じ合って選ぶ段階が楽しかったです)
おうさまシリーズや宮沢賢治、昔話も入れました。
かこさとしさんシリーズや、よこみちけいこさん作品。
紙芝居でお話を知り、本と出会い、手渡せればと考えました。
また、わらべ歌にも親しんでもらえたら嬉しいです。

けれど、、、低学年と高学年に分けてプログラムを考えましたが、高学年のプログラムに低学年の生徒さんはしっかり集中して最後まで楽しんでいました。
2部とも参加もあって、嬉しい誤算デスしたね~

海田町立図書館の皆さんには、図書館での紙芝居だけのプログラムという、新しい機会をいただき、本当にありがとうございました。

海田町立図書館の担当の仁井さん「ふうちゃんの紙芝居コンサート」に来ていただいたご縁から、このような形で繋いでいただき、ありがとうございました。

館長さん、スタッフの皆さま、丁寧に対応いただき、呉かみしばいのつどい一同、感謝しております。

紙芝居の輪が、また少し広がりました。
やった~~













東京の小学校で『ふうちゃんのそら』実演

2016年03月14日 | ふうちゃんのそら
東京都練馬区石神井台(しゃくしいだい)小学校の1年生の命の授業で、
紙芝居『ふうちゃんのそら』を演じられたようすです。
1年生3クラスに同時に入られました。
写真は、紙芝居サークル「原っぱさん」で指導されている加藤先生です。








手が挙がっていますが、質問の時間もあるそうです。

紙芝居サークル「原っぱ」さんが、2016年から、東京都東村山市の小学校など1年生を対象に、これまで500人の子ども達に、呉で生まれた紙芝居『ふうちゃんのそら』を演じ届けています。

これが実話であること、現在もふうちゃんが生きていることを伝えて演じると、紙芝居を観る目が違うそうです。
日本が戦争をしていたのを知らなかったこと、本当に戦争があったことを知った驚きがなどが、あるそうです。
子ども達に今あるあたりまえの幸せを感じてもらい、平和を託すことができると嬉しいです。

紙芝居サークル「原っぱ」さんは、2015年に第1回右手賞(団体賞)を受賞された実力の団体です。
そのような団体の皆さんから『ふうちゃんのそら』を創ってくれてありがとうと言っていただき、いつも励まされています。
この場をお借りして、お礼を申し上げます。
原っぱの皆さん、本当にありがとうございます。

ぜひ「原っぱ」さんのHPをご覧下さい