よりみち人生ぷらり旅

久々の再開なのですが・・宝塚歌劇や舞台のことメインになりそうです。。

■観劇記録 宝塚宙組公演「バレンシアの熱い花」

2016-12-01 01:09:49 | 観劇日記
ブログ再開・・


時間に追われてブログから縁遠くなること数年・・
また記録残してみようという気になりました。

今年の1月23日、宝塚の真風涼帆さんという素敵な方に堕ちました(笑)。
遠目でみてると私の大好きな玉木くんに似ている・・とくぎ付けになってしまって。
この10年、玉木くん一筋だった私がついに浮気??
玉木くんも変わらず大好きですが、真風さんの存在も日に日に大きくなってきてやはり舞台の記録も残しておきたい。
玉友さんにもさほど知られていないブログなので、こちらに真風さん記録を残してみたくなりました。

もしも覗いてくださった玉友さんがいらしたらごめんなさい。ちょっとだけ浮気ページです。

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H28.11月19日(土)
宙組・全国ツアー「バレンシアの熱い花」「HOT EYES!!」 
梅田芸術劇場 
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~ネタバレあり~

■「バレンシアの熱い花」は19世紀初頭のスペイン・バレンシア地方を舞台に、領主であった父を殺されたフェルナンド(朝夏さん)
が友人の貴族ロドリーゴ(澄輝さん)と下町の酒場の歌い手ラモン(真風さん)と手をとりあって復讐を果たす中に様々な愛がおりなす
友情と恋愛のお話。

幕開けから真っ赤な舞台に、足長3人組の美しいシルエット&スパニッシュの音楽に引き込まれました。
朝夏さんの歌も力強くて自信に満ちた歌。
兵役から戻ってきたフェルナンド、白とブルーの軍服も素敵です。

レオン将軍から渡された手紙で、父は現領主のルカノールに殺されたことを知り、復讐心がメラメラと。
復讐するにはすべての目を欺くために軍人を辞めて遊び人となり油断させること。

フェルナンドの許嫁、マルガリータのまどかちゃんのかわいらしいこと。
こんな清らかなお嬢さんがいながら、浮気してしまうのですねフェルナンド(^^;

そんな時に友人ロドリーゴも遊学から戻ってきて恋人だったはずのシルヴィアが叔父のルカノールと結婚していることを知る。
シルヴィアが反逆の罪で捕らえられた父の命と引き換えにルカノールと結婚させられたことを知って激しい憎しみを覚える。

それを感じ取ったフェルナンドがルカノール復讐に誘うために酒場に呼ぶ。

そして酒場には歌って踊れるラモン(真風さん!)とイサベラ(うららさん)が登場!!
真風ラモン、めっちゃかっこいい~~!!そして色気が~!!長い手足を振り上げてフラメンコ!!

女性だけどもう男にしか見えない。

歌もメキメキ歌唱力あげている真風さん、はりのある声で聴かせてます。
真風さんの歌声、澄んでて好きなんです。(私は声フェチ)

うららさんも華があって美しい。美男美女カップルに、酒場の踊り狂うみなさんが場を盛り上げます。
歌って踊った後は、ロドリーゴといざこざで決闘~!フェンシングもかっこいい~

2人の決闘を止めるのはやっぱりフェルナンド。
ギターで弾き語りまでしてしまう、なんでもできる朝夏フェルナンド。

復讐計画に誘われて最初は断るラモンだけど、妹をルカノールの手下に殺されて妹の敵討ちのため2人と共に戦うことに・・
3人の黒帽子+黒マスク+黒マント姿は本当にかっこいい。
1回目の観劇では誰が誰かわからなくなりました。(^-^;

傷(軽症)をおって朝夏フェルナンドの屋敷へ身を隠す真風ラモン。
フェルナンドがけがをしたと誤解したマルガリータが屋敷に駆け込んでからのやりとりが絶妙の「間」で面白い!
ラモンの表情、かわいすぎる~~

誇り高いロドリーゴと、人情味あふれたラモン、そして個性的な二人を上手に束ねる知的でバランス力のあるフェルナンド、すごくいい関係でした。

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そして恋愛の部分・・

(関係図)
ロドリーゴ⇔シルヴィア
ラモン→→イサベラ⇔フェルナンド←←マルガリータ

★ロドリーゴ→シルヴィア
♪~瞳の中に宝石が見える 魅惑の君よ 君こそ私のものだ ~♪

澄木ロドリーゴとららシルヴィアは相思相愛で甘~いです。
澄木さんがららちゃんを見つめる目、語りは本当に優しくて優しくて甘くて深~い愛情を感じました。
お互い狂いそうなくらい愛してて、目的を果たしたのに幸せになれないのがつらい。
ロドリーゴ、このあとどうなってしまうんだろう・・・
ららちゃんの吐息まじりの「ロドリーゴ~」はすごーく色っぽいです。
シェークスピアではかわいい子役やってた。子役から人妻まで違和感なくできる役者さんですね。

★ラモン→イサベラ
♪~瞳の中に宝石が見える 手をさしのべても お前に届きはしない ~♪

真風ラモンはとにもかくにもうららイサベラLOVELOVE。一直線。
もちろんラモンの愛はイサベラもわかっているけど、「あたいが好きなのはフェルナンドだから」って感じですかね。
ラモンのことは信頼しているし、仲間として好き。

フェルナンドの許婚を目の当たりにしてしまって、わかっていたけど自分も抑えきれないくらい大好きになってしまっていて
そこに現れた優しい言葉をかけてくれるラモンにすがってしまったんですね。
イサベラは自分のすべてを受け入れてくれる大きな懐につい甘えてしまった。「つらいわ」とつい・・

ラモンとしては自分が愛する人が、他の男のことで悲しみ苦しんでいる、何とかしてやりたい~~~
けれどイサベラが見てるのは俺ではない・・どうしたらいいんだよ俺も泣きたいよ・・
そんなのが真風ラモンから受け取れました。
うう・・つらいのはラモンだよ。

★フェルナンド→イサベラ
♪~瞳の中に宝石が見える 孤独な私の心を燃え上がらせる ~♪

朝夏フェルナンドは(おそらく)家のために決められた許婚マルガリータと、心が求め、本当に魅かれてしまったイサベラとの間で悩む。
どちらにも申し訳なく思っているが自分の気持ちに嘘がつけない。。
復讐が終わった後は、ずっと待たせたマルガリータの元にもどらなければならない。
もしイサベラが積極的にいったらフェルナンドは悩み苦しみ、道を踏み外してしまうかも・・
イサベラもそれがわかってるから自ら身を引いたのかな。
それぞれの誠実さが伝わって、二人のラストが切なかったです。


雰囲気が大人な作品だけに書くまで気づかなかったが、これってみんなものすごく「純愛」だったのですね。
あと・・ホルヘの星吹さんもよかったなあ・・・親子愛。

宙組みなさんの演技よかったです。感動しました!!