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小田原から歩いて箱根までの旅 3

2010-12-04 | 東海道歩き

さて、歩きに欠かせないものといえば塩と飲料。
(この旅をしたのが9/21。ちょっと涼しくなってきたとはいうものの、まだまだ暑い)
塩は岩塩の粒タイプを携帯しているからヨシ。
平地のうちにたくさんコンビニに寄った(どうもトイレが近かった)ので、もうじゅうぶんと思っていたのですが甘かったらしい。
・・・水分が心もとなくなってきた。
入生田駅近くのコンビニにおいてはクラッシュ氷を買っておいたのですが、きっと足りない気がする。
しかもついさっき、最後のコンビニらしきところを通り越してきてしまった。
そしてトイレも行きたくなった。

・・・・・・・

ピンチ! (@_@;


こーなったら、何処か茶店のようなものがあれば飛び込むしかない!
と思って彷徨っていたところ、ワタシの目に飛び込んできたのはデイリーヤマザキ

しかし、とっても小さなお店だったのでトイレは望めず。でもとにかく飲料確保!!
さらにその後みつけた、うれしい公衆トイレ!!(旧道を歩く人の便宜を図って設置されたものと思われる)

山登りの準備がやっとでできました。←遅すぎ

といったところで一個目のこれ


そうです・・・ワタシの苦手な石畳!!

何でそんなに苦手なのかというと、地元静岡の東海道歩きでえらい目にあっているからなのだ。
7/7分の、金谷─日坂─掛川の歩きろく参照
ありゃードラクエで言えば毒の沼地。歩くたびにヒットポイントが減っていく

それなのに箱根ときたら・・・石畳に続く石畳!
しかも写真付のガイド本(の石畳Photo)を見たら・・・石が緑色!
金谷の石畳なんか目じゃないほどのみどりいろっ!

これがどれほどあるのだろう。・・・・あぁぁいやだぁぁぁ。
てなこと言ってられません。
いざ!


と、その前に

馬の水のみ桶があった。

最初の石畳、猿沢の石畳は255mしかないので、ちょっとほっとする
温泉の渡り廊下をくぐって、

このあとすぐ終わりとなる。とりあえずここは楽勝楽勝(^^)♪

箱根っぽい風景になってきた。高そうな温泉宿たちだぁ。


観音坂。


この辺りで道しるべに紛らわしいことが書いてあったため、進行方向確認にちょっと時間を費やしてしまう。

そしてまたしばらく歩いていると、道端でリヤカーの傍らに休んでいる若者がいた。
見ると宗谷岬から歩いて日本中を旅している大学生の男の子であった!
東海道どころではない、日本縦断の歩き旅!・・・やるなぁ、すごいなぁ(^^)
とっても素敵な挑戦だ。
どうやら小田原のコンビニでワタシがトイレっている間に、友達とその子は既に出会っていたらしい。
ということは、重いリヤカーを転がしているその男の子に、とっくに先を歩かれていたのだ(^^;

ワタシたち、体力ガタガタの四十代♪
自慢にならない・・・_| ̄|○

ここでいいにおいの花に見とれて写真を撮りまくるが、見事にピントが合ってないし(^^;
藤かと思っていたのだが、葉っぱ違うね。←気づけ

ハイ、これは葛の花でした~。こーゆー花が咲くのか、初めて知った。

また暑い中歩き出す。

時々岩塩を取り出して口に放り込み、水分と一緒に飲み込む。これをやっていないと脱水を起こしてしまう。
翌日は仕事なのである。自己責任で歩いているのである。
へろへろになってきたワタシたちは「小田急ホテル はつはな」という建物が見えてきたあたりで、またもや休憩。

先ほどの大学生が歩いてきた。
他愛ない話を交わして、なんと塩飴をくれた。うれしい(^^)
どうやら彼は、夏の間も当然ずっと歩いていたので、途中で熱中症になってしまったらしいのである。
それ以来塩飴を持ち歩いているのだとか。
塩は大切。水分ばかり摂ってはよけいに脱水するのだ。ここで塩が大事なことを身をもって知った若者に出会えると嬉しさ倍増(^^)
「また会うかもねー♪」←追い越されるという意味で(^^;
と別れを告げて再び歩き出す。
旅につきものの一期一会。心が温かくなる瞬間です。
なにとぞ、彼の旅路が安全なものでありますように。

ホテルの名前にもなった「初花」。この近くには「初花の滝」という滝がある。
浄瑠璃「箱根霊験いざりの仇討ち」の主人公。初花が足の不自由な夫を車に乗せて、夫の父の敵を探し旅をする。その仇討ちを成し遂げたという伝承の地なのだそうな。
その後二人はこの地に落ち着いたのか、その先の鎖雲寺には二人の墓がある。
鎖雲寺の近くにある、霊泉の滝↓ 初花の滝ではない(^^;


この先、半端ではないカーブと急坂に出会う。
「女転し坂」である。
昔、馬に乗って旅をしていた女性がいた。あまりに急なこの坂で落馬して死んでしまったことから、この名前が付いたらしい。この辺り、かなり息が切れていて写真撮ってません。

この辺りはドハデな神社が多すぎる・・・ま、いいけど。
さて、次にきました割石坂。


・・・・石畳っす(T_T)
でも意外と歩きやすいので助かったり。ここには江戸時代の石畳も部分的に残っている。


なんとかここも楽勝♪

箱根の石畳、歩きやすいじゃん!

・・・・・・と思ったのが甘かったらしい。

またまたつづく

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