【日 時】2017年9月23日(土) 16:00 - 18:00
【会 場】サイトウ洋食店福島市栄町9-5 栄町 清水ビル2階
【テーマ】「死を看取ること」
【参加費】 飲料代300円 ※参加申込は不要です
【カフェマスター】 島貫真 & 荒川信一
『ひと、死に出あう』(朝日新聞社)という本を読むと、人が死に直面するのは本当に多様であることを思い知ります。
しかし、どんなに死の危機に直面しようとも、人間は自分の死だけは経験して語ることができません(臨死体験はありえるでしょうが)。
その意味で、人は常に誰かの死を手がかりに死に思いを巡らすものでしょう。
とりわけ、身近な存在の死に直面したとき、その衝撃とともに精神は動揺しながら死の意味を考えてしまうものです。
今回は、3.11の東日本大震災・原発事故のさなかに肉親の死に直面した島貫真さんの経験談をテキストに、参加者それぞれが経験したり、考え込んだ「死を看取ること」の意味を語り合いたいと思います。
それから、もうお一方。
最近、ご家族を亡くされたばかりの荒川信一さんにも、その時の想いを語っていただきます。
今回はエクリチュール(書き言葉)やアート作品ではなく、まさに当事者の「騙り/かたり」というテキストを材料に対話と思考を試みます。
延命措置が崩壊し、為すすべがない状況下において人は身近な人の死にどのように向き合うのか。
あるいは、予告なしに直面させられる他者の死に、人はどう向き合えるのか。
なぜ、「看取り」が必要なのか。あるいは、そうではないのか。
お彼岸の時期に、みんなでその意味を考えてみましょう。
もちろん、まだ「死を看取る」経験をしたことがない人でも参加資格はあります。
申し込みは不要です。どなたでもご自由にご参加ください。