【テーマ】「著者がかたる『なぜ日本は原発を止められないのか?』」
【ゲスト】 青木美希さん
【カフェマスター】竹田洋二
【日 時】2024年2月10日(土)13:30~16:00
【会 場】福島市写真美術館(福島市森合町11-36)
【会場費】300円 ※なお、これとは別にゲスト旅費などにカンパ1,000円程度ご協力いただければ助かります。
【定 員】20名
【参加申込】メッセージからお申し込みください。
2023年は福島原発事故を過去のものとして忘れさせようとする空気が強まった年でした。すなわち、福島原発事故現場の汚染水の海洋放出、岸田内閣の突然の原発回帰宣言、COP28での原発発電容量3倍宣言など、原発稼働再開に向けての動きが目立ってきました。
そのような流れに抗って青木さんが出版された「なぜ日本は原発を止められないのか?」は我々にもう一度腰を据えて原発問題と向き合うべきだ、という思いを新たにさせてくれる書籍だと感じます。
2024年1月1日に発生した能登半島の地震で、志賀原発は相当大きなダメージを受けたにも関わらず、被害の全体像はいまだに明らかにされているわけではありません。と同時に、日本の原発がいかに脆弱な地盤の上に建てられているのかをまざまざと見せてくれました。能登半島地震は自然災害に対する日本社会の対応力のなさを明らかにすると同時に、原発を今すぐやめるべきだ、という自然が与えてくれた最後の警告なのかもしれません。
原発事故からはや13年がたち、「復興」というスローガンに押し流され、日常から原発事故の記憶が薄れつつある中、青木さんから、お話を伺いながら、いまいちど、原発廃絶に向けて頑張ろうではありませんか。