【会 場】福島市写真美術館(福島市森合町11-36)
【日 時】2024年2月24日(土)13時〜16時
【カフェマスター】笠井哲也
【定 員】20名
【参加申込】メッセージからお申し込みください。
【会場費・資料代】300円
昨年末、徐京植さんが逝去されました。
在日コリアンの視線からディアスポラの思想を紡ぎ出してきた思想家である徐さんは、福島から離散した人々と残った人々へ思いをはせて書かれたのが『フクシマを歩いて』(毎日新聞社)です。
その他にも徐さんは、『フクシマ以後の思想をもとめて 日韓の原発・基地・歴史を歩く』において高橋哲哉さんと韓洪九さんとの対談で朝鮮半島との結びつきに視線を広げています。
今年の元日に起きた能登震災の被害は今もなお深刻な状況が続いていますが、そこに避難と生活の根の問題や志賀原発と計画中止された珠洲原発の問題が問われれています。
徐さんであれば、今の事態をどのように論じただろうか?
日本社会を他者の視線から厳しく論じてきた徐さんがいなくなった今、そして13年目の〈3.11〉を迎えるにあたって、私たちが彼の思考から何か手がかりをつかめる会にしたいと思います。
今回は、主に書籍である『フクシマを歩いて』をもとに語り合いますが、冒頭で60分程度徐さんに関する映像を視聴してから始めますので、必ずしも同書を読まずとも参加できます。
また、カフェマスターである笠井哲也さんに同書の解説と問題提起をしていただくことで進める予定です。
参加費は会場費と資料代で300円です。