四時老幼ともに、あたたかなる物くらふべし。
殊に夏月は伏陰内にあり。
わかく盛なる人も、あたたかなる物くらふべし。
生冷を食すべからず。
滞やすく泄瀉しやすし。
冷水多く飲むべからず
・一年中、老若男女、温かいものを食べた方がいい
・特に夏は内臓が冷えやすいんだぞ
・生もの冷たいものは食べちゃダメ
・消化に悪く、下痢をしやすくなる
・冷たい水もたくさん飲んだらいかん
これも私が小学生くらいの時に母親がよく
・暑い時こそ温かいお茶を飲んだ方がいいのよ〜
と言っていたことを思い出します。養生訓イズムは現代の日本人にも生きているんだなぁ、と感じます。
(母に「養生訓」「貝原益軒」と言っても、きっと「はぁ???」だと思います、笑)
食後に湯茶を以口を数度すゝぐべし。
口中清く、牙歯にはさまれる物脱し去る。
牙杖にてさす事を用ひず。
夜は温なる塩茶を以口をすゝぐべし。
牙歯堅固になる。
口をすゝぐには中下の茶を用ゆべし。
是、東坡が説なり。
・食後にお茶でうがいをするといい
・お口の中がさっぱり、歯に挟まった食べかすも取れる
・爪楊枝でシーハーしなくても済む
・夜は温かい塩茶でうがいをするといい
・歯が丈夫になる
・うがいをするときは安いお茶を使うのがいい
子供の頃は食後に必ず緑茶を飲んでいたことを思い出します。
ちょっとお行儀悪なぁ、と感じますが、
・食後にお茶でクチュクチュする
こともありました。
私は今奥歯に食べかすが挟まることが多いので、歯磨きのときには歯間ブラシも使っています。
益軒さんは、歯の間に楊枝を刺すことはあまり良しとしないようです。
塩茶でうがいはなかなかできないなぁ。面倒です、笑
でもそれをやれば
・歯が丈夫になる
そうです。
最後、
・安いお茶でうがいをする
っていうのは、「節約」の観点からですかねぇ
高級茶でうがいは流石にもったいないですもんね。
・茶カテキンの殺菌効果でインフルエンザの予防にもなるし、
・新型コロナウイルスに対しても「緑茶」が効果する
という論文(査読前)もあります。
で紹介させていただきました。
食事の時にお茶を飲む方は、食後のお茶うがい、いいかもしれません。
うがいのやり方については、お医者さんが考案した
・毒だしうがい
というやり方が参考になります。
知らず知らず、親の世代の人たちは結構益軒さんの「養生訓」実践している人が多いのではないかなぁと感じています。
最後まで読んで頂いて有難うございます。
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