病生じては、心のうれひ身の苦み甚し。
其上、医をまねき、薬をのみ、灸をし、針をさし、酒をたち、食をへらし、さまざまに心をなやまし、身をせめて、病を治せんとせんよりは、初(はじめ)に内欲をこらゑ、外邪をふせげば、病おこらず。
薬を服せず、針灸せずして、身のなやみ、心の苦みなし。
初(はじめ)しばしの間、つヽしみしのぶは、少(すこし)の心づかひなれど、後の患(うれい)なきは、大なるしるしなり。
後に薬と針灸を用ひ、酒食をこらへ、つヽしむは、その苦み甚しけれど、益少なし。
古語に、終わりをつヽしむ事は、始(はじめ)におゐてせよといへり。
万の事、始によくつヽしめば、後に悔なし。
養生の道、ことさらかくのごとし。
・病気になると、心身ともに苦しいものです。
・その上、医者にかかり、薬を飲み、鍼灸をし、禁酒・減食したりと心身の苦痛に耐えながら病気を治そうとするよりも、
・初めから内側にある欲を自制して、気をつけていれば病気にかからない。
・薬を飲まず、針灸をしなくても、心身の苦痛はない。
・最初少しの間だけ、慎み忍んで生活することはちょっとした心遣いだけど、後で患いがないことがよくわかる。
・昔の言葉で、終わりを慎むことは、最初にしておきなさい、という言葉がある。
・すべてのことに於いて、初めによく慎めば、後で後悔がない。
・養生の道においては、ことさら最初によく慎むことが大切。
ところで、
明日9日、太陽プラズマの雲が地球をすっぽり覆う - Sputnik 日本
以下は、記事より一部引用です。
ロシア科学アカデミー付属太陽天文学実験室の研究者らは「我々の惑星(地球)は12月10日の半ばまでおよそ一昼夜強の間、太陽の物質の中にどっぷりと漬かる」と指摘している。
プラズマの雲の作用で宇宙機器への放射線の負荷や、地表近くの磁場の振れ幅が急激に増す。
さらに、
・静止軌道電位も乱れています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます