物価高騰の煽りを受けて、最近では、夏の花火を見るのも有料化されているようです。日本全国、打ち上げ花火の7割が有料化され、最も高い席では数万円、安い席でも平均5千円が料金として徴収され、場所によっては、人々が無料で花火を見るのを防ぐため、高さ4メートルもの塀まで巡らしているとのこと。
嫌な時代になったものです。結果、花火を見るのは、中高年や、ある程度裕福な家族連れに限られ、特に大学生など若者が排除される傾向にあります。花火は、もはや庶民の憩いではなくなったようです。
世界でも、このように愚かなことをやっているのは、日本だけのようですが、なんという狭い心なのでしょう。日本人の心も風俗も、落ちるところまで落ちた感じもしますが。
上の写真は、琵琶湖花火のものです。1席2万5千円の快適なシートから悠々自適に花火を眺める家族連れがいる一方、フェンスの隙間からやっとのことで花火を見ている一般人も大勢いて、哀れを誘います。