山形建築研究所-BLOG-休憩室

ここは建築設計事務所-山形建築研究所の休憩室です。
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山形建築研究所-BLOG-休憩室へようこそ!

山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

雨の日の現場

2015年07月09日 | クマさんのすまい
今日は午後から《クマさんのすまい》の現場打合せでした。


クロゼット(収納室)から北庭を眺めて・・・GRデジタルⅢ ノートリミング。


玄関ホール窓越しの眺め。

雨の日の写真は静かなイメージで撮られていますが…
今日の打合せはすまい手のクマさん、建具職、そして最後には大工職も加わっての賑やかな打合せでした。
外部足場が撤去され工事進捗はいよいよ佳境へというところですが、雨の日ということで外の様子は、お預け!です。


再登場

2015年06月29日 | クマさんのすまい
『ゆっくり』と云ったイメージではありますが順調に工事が進んでいる《クマさんのすまい》・・・大工工事もそろそろ佳境といったところです。
先週の定例打合せの現場からのリポートです。


玄関床に敷設された甲丸(コウマル)レール。GRデジタルⅢ ノートリミング。
甲丸レールは最近の住宅では、なかなか見ることがなくなってしまった部品です。ちょっと前の住宅では木製建具のレールといえば、まず甲丸レール。
かまぼこ型の断面形状、その上を走る戸車は専用戸車を使っていました。
かまぼこ状の脳天から釘打ちで止めていたため、釘の上を通過すときは音が出てしまったり、釘止めしていない部分は曲がりやすかったりしていました。
定番だった甲丸レールは、溝をついて埋め込む事で、ずれたり音が出ないVレールに代わってきました。

でも溝のあるレールは溝の中に砂やほこりが入ってしまうと戸車がうまく動きません。なので、玄関など土足で使用する部屋には使えません。
そこで一度退場した「甲丸レール」の再登場!
ただ、レールだけに建具の重量を負担させないようにハンガーレールで建具を吊っておいて、レールの役割は「ガイド役」
しばらくぶりの登場なので、ちょっと負担を軽くしましょう・・・といったところでしょうか。

写真の中で3本のレールが見えますが2本が引き違いの玄関建具、残りの1本は網戸用。右側に見えるステンレスは床仕上げの見切材。
現場での取付作業は強度はもちろんですが、精度も要求される難しいところでしたが、無事に取付完了しました。
きちんと並べるためにレールの下でちょっとした工夫が隠されているんですが・・・それは内緒です。


ここからは今日のおまけ。きちんと並んだ・・・





白詰草

2015年05月01日 | クマさんのすまい

打合せ先で見つけた白詰草(シロツメクサ) 日当たりの良い場所に咲いていました・・・モニターの確認が出来ずにピンがどこへやら・・・目がうるんでいるわけじゃ?

5月の始まり、早い所ではゴールデンウィーク突入なんて声も聞こえてきますが、事務所は残念ながら通常営業です。
<クマさんのすまい>では定例打合せ、でも今日は現場ではなくて下小屋なんて呼ばれている工務店の作業場で造作材加工の確認と打合せです。


背割り(せわり)を入れた上がり框(かまち)の断面 GRデジタルⅢ ノートリミング。
ここで、背割りとは?・・・柱などに乾燥に伴う割れの生ずるのを防ぐために,裏になる側にあらかじめ鋸(のこぎり)で割れ目を入れておくこと。
現場の作業は暦通りで、明後日からゴールデンウィークに突入の予定です。

杉のフローリング

2015年04月10日 | クマさんのすまい
寒暖の差が激しい今年の春、ソメイヨシノと雪景色が一緒に見るここが出来る・・・見方によっては幸せな春なんて思いながらも
ジェットコースターに乗ったような気温の上がり下がりは、部屋の中で仕事をする者にとってもちょっと堪えますね。←歳のせいなんてちっとも思っていませんよ、念のために。(^^
そんな春の日、今日は午後から<クマさんのすまい>で現場打合せ。

現場の進捗は外部アルミサッシュの取付がほぼ完了して、このすまいの見せ場ともいえる部分のサッシュ取付を待っているといった感。


搬入された床材、杉フローリング。GRデジタルⅢ 適宜トリミング。
梱包さられたビニールをはがして・・・はちょっとオアズケ。(^^;

オアズケの間に、ちょっと杉のことを・・・
杉は国産針葉樹で日本固有の針葉樹でもあり、ヒノキと並んで建築用材の代表樹種と云えます。本州北部から南は屋久島にかけて分布していて
日本各地で多く植林されています。屋久杉、秋田杉、吉野杉、天龍杉などは<銘木>として一度は耳にしたこともあるかと思います。
杉は素直な材質、加工性の良さから構造材、造作材を問わず多く用いられている樹種でもあります。
杉材の魅力は、『やわらかさ』と『あたたかさ』と云うところでしょう。素足でさわりたくなったり、ゴロンと横になりたくなるような『足触りの良さ』
やわらかさの裏には傷つきやすいということがあります。もちろんキズはつきますが無垢材という安心感があります。
安心感の上でおおらかに暮らしてみる・・・そんな暮らし方にはピッタリじゃないかと思います。

『ヨシ!』の声がかかるのが楽しみ。(^^


2015年03月27日 | クマさんのすまい
今日の午後は<クマさんのすまい>現場へ・・・3月上旬には上棟を終えて屋根野地、ルーフィング張りまで進んでいます。


現場の片隅ではレンギョウの花(←シナレンギョウ・・・たぶん?)が満開・・・ちょっと見頃を過ぎた感もありますが。(^^;

そんな現場の様子を『ババッ』とご報告です。

外部足場に掛けられたブルーシートと青空。すっかり春めいてきた大平下です。
青い空に指紋の跡のようなしみがついていますが・・・カメラの手入れを怠ってしまったようで、レンズを見てみる指紋がバッチリと。(^^ゞ


クマさんのすまいは平屋建て、平側(棟に沿って平行な壁面)の長さが、10間、18.2メートル、軒の出が約1.50メートル、妻面けらばのでは約1.0メートル。
建物のほとんどが<屋根>と云った感の建物です。


ブルーシートで養生された平側を見てみると・・・こんな感じに ↑


そして大きな屋根によって保護された外壁の仕上げは『杉羽目板張り』 浸透性保護塗料の色も決まって・・・と云ったところです。(^^)v


<いまいすみのすまい>完成見学会 ご参加ありがとうございました

<いまいすみのすまい>完成見学会を開催し無事終えることができました。 お越しいただきました皆様、まことにありがとうございました。 詳しくはこちらから… -山形建築研究所-ウエブサイト