山形建築研究所-BLOG-休憩室

ここは建築設計事務所-山形建築研究所の休憩室です。
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山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

軒内

2014年11月12日 | 停車場線のすまい
外部の工事が進んでいる<停車場線のすまい> そんな現場から『軒内(のきうち)』の話をちょっとだけ・・・

日本の住宅の特徴は、縁側や土間、庇など、室内と室外の間につなぎ目となる中間的な空間があることだといわれています。
深い庇は強い日射しや雨から屋内空間を守り、陰影のある美しい立面を形成しています。
軒内空間といわれる、土間や縁側は室内と室外空間を、あるときは繋ぎ、あるときは柔らかくさえぎります。
日本の気候風土と木造の柱梁構造が、そうした空間をつくり出し、日本人の空間の好みとして定着してきました。
私たちは、小さな窓しか開いていない壁ばかりの部屋より、外に大きく開いた部屋が好きです。
それも外が見えるだけでなく、人や風も通るような開口部を好んでいるようです。

広いウッドデッキやテラス、中庭などが室内とつながる外部空間であり、逆に室内にあって外部とつながるのが、サンルームや縁側、土間空間です。
そうしたつなぎの空間は、見た目だけでなく生活を内外に発展させ、空間を豊かにしてくれます。
雨の降っている日に外気に当たりながら外にいたい。雨が降ってきたから洗濯物をとりこむといった実利的なスペースでもありますが
こころの問題としても、そのような内であり外であるような空間が用意されていないと、私たちの生活はみたされないでしょう。

庭に面した開口部に連続するデッキを用意します。
それもできるだけ奥行きをとってあげて、休日の晴れた日にデッキチェアを持ち出して木漏れ日の下で読書三昧・・・なんてのはいかがでしょうか。
ここは屋根のない、壁で囲まれていない場所ですから、雨が降ったり風の強い日には使えませんが、部屋の中からデッキが見えるだけでリビング空間の一部として十分に意識できるスペースです。


室内の床面とデッキの床面を同じレベルに揃えてみます。間に入るサッシュのレールも歩行感を妨げないようできるだけフラットに。
雨落ちの部分には竹をしつらえてみました。


外構とパテかけ

2014年10月23日 | 停車場線のすまい

足場が外された<停車場線のすまい>では、外部の給排水設備配管、そして外構工事が進んでいます。


内部はと云えば・・・木工事が終わり内装職による石膏ボード下地のパテ処理が行われています。
今回の内部の仕上げは、プラネットウォールローラ塗りと壁紙張りという仕上げになっています。
どちらの仕上げも下地処理の精度が仕上がりを左右するという、地味に見えるところですが重要な工程です。

そして、竣工を来月に予定していましたが、一ヵ月を残すところで工程を調整したところ工事の遅れが取り戻せず、どうも予定通りには終わらなそう・・・
正直、工務店の工程管理の甘さに腹が立ちましたが、表面上は優しく笑顔で・・・
怒りを現したところで、他所の大工ではまずできない丁寧な仕事をしてくれている以上、間に合わないものは間に合いませんもんね。
来月末には引っ越しを予定していたYさんに、ご引越しの延期と工期の延長をお願いする事になりました。協議の末、約3週間の工期延長をお願いして
『終わらないもんは仕方ありませんね、しっかりお願いしますね。』と工期延長を飲んでいただいたYさんには、ほんとうに心より感謝です。m(_ _)m

荒井工務所さん、この後の工事しっかり頼みますよ・・・ホントに!





マヂックコート

2014年10月01日 | 停車場線のすまい
今日は午後から<停車場線のすまい>の定例現場打合せに出掛けました。
ここんところブログのネタは、もっぱら現場打合せネタ、合間に食べ物ネタと・・・偏りがちで。(^^ゞ
まあ現場ネタに困らないなんていう忙しいことは、なによりでありがたいことです。これも日頃からの皆さまの応援のおかげと、感謝・感謝です。(^^

自分自身のことですが、一週間くらい前から左下の奥歯がウズウズしていたんですが、昨日はウズウズから鈍痛へと
我慢できなくて歯医者さんへ・・・歯茎が下がって、歯と歯茎の隙間にばい菌が入って炎症を起こしているとのことで。(^^;
麻酔をかけて炎症部分の化膿している部分を切開! 麻酔が効いているうちはよかったんですが・・・
まあ、麻酔が効いている時間に打合せが終わったのが、ナニヨリ!

話をもとに戻して、現場の進捗状況は・・・外壁塗装、吹付け工事が進行中です。

モルタル下地の上に吹付けているのは<マヂックコート> 写真は下塗りの状態で、まだ骨材が入っていない吹付けです。 以下3点ともGRデジタルⅢ


骨材を混入してミキサーでしっかりと撹拌して、骨材混入後、仕上げ吹付け状況を確認です。


サンプルに吹付けて頂いたところです。骨材が立ってザックリとした表情になります。
この表情になる様に吹付けをしていただいて・・・外部足場にかけられた養生シートが外れるのが、楽しみです。(^^)v

吹付け材料の<マヂックコート>ですが<マジック>でなくて<マヂック>というところがミソ!
麻酔が切れた歯の痛みも<マヂック>で・・・無理かっ


着々と・・・その2

2014年09月24日 | 停車場線のすまい
昼食をすませ午後からは<停車場線のすまい>の定例打合せへと。
今日はすまい手であるYさん(お父さん)も現場にこられて外構工事の変更箇所の打合せ、施工状況の説明なども行いました。
外部の工事は、外壁の吹付け工事、一部板金工事を残すのみとなって、着々度も一層!といった感です。


外壁の一部に張られた米杉羽目板
『米杉』という名前、そのまま解釈すると「アメリカ産の杉」という意味になりますが、正確には日本の「杉」と同種ではなく
木曽五木の一つである「ネズコ」(別名:クロベ)と同種のヒノキ科ネズコ属の樹木です。
初めて日本に輸入された時に、その外見が日本の「杉」とよく似ているために、「アメリカ産の杉」ということで「米杉」と名付けられたそうです。
大きな特徴は『耐久性』で、針葉樹の中でも最高の部類に属しており、特に防腐処理を必要とせずに屋外で使用できます。

現場から帰る頃、気になっていた雨が降り始めて。

車のラジオでは、台風16号は温帯低気圧に変わったと・・・前線の影響を受けて不安定が天気が続きそうです、天候の変化にはくれぐれも注意を!

すすむ木工事

2014年09月17日 | 停車場線のすまい
水曜日の今日は<停車場線のすまい>の定例打合せでした。
本日、現場で打合せを行っていた時の現場には大工職が6人、電気工事職が2人と総勢8人の職方。
打合せに内容はといえば、主に木工事、造作に関する部分の確認と調整というところです。
そんな現場の風景撮って出し!といった感じでババッと紹介!(^^


2階個室に取り付けられた『スクエアサッシュ』 北側の景色を切り取ります。以下5点ともGRデジタル3 ノートリミング


同じく2階子世帯、主寝室とファミリールームを外部でつなぐバルコニー。
スチールの柱の外側には木製の手すりが取り付けられる予定、天井には杉羽目板が張られました。


ちょっとわかりずらいかもしれませんが、建具の戸当たりと巾木、レール取り付け前の敷居。


こちらは親世帯の浴室。うちの事務所ではおなじみとなっている『ハーフユニット』
親世帯ということで?サイズは、いつもより大きめの1.25坪サイズです。そして、壁と天井はサワラ羽目板張りです。


そして、そんな打ち合わせを終えて事務所に戻る頃にはうす暗くなって・・・

この時刻、この交差点の信号は、ほぼ3回待ちの渋滞です。(^^;
まもなく秋分の日ということで、ずいぶんと日が短くなった宇都宮界隈です。(^^)v

<いまいすみのすまい>完成見学会 ご参加ありがとうございました

<いまいすみのすまい>完成見学会を開催し無事終えることができました。 お越しいただきました皆様、まことにありがとうございました。 詳しくはこちらから… -山形建築研究所-ウエブサイト