山形建築研究所-BLOG-休憩室

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・・・・・・・ちょっとひと休みしていきませんか?

検査ウィーク

2022年09月14日 | 仕事
先週の記事でお伝えしていた栃木市で進む現場は、今週は検査ウィークと云ったところです。
今日は栃木消防本部予防課による、消防法に基づき建築物が適正かどうか判断し、検査する消防竣工検査。
検査の始まりは水圧開放装置の動作確認から 写真はGRⅢ 適宜トリミング。

水圧開放装置というのは、万一、火災等が発生した場合に、外部から消防放水の水圧で電動シャッターの予備電源を作動させ開放する装置で
シャッターを壊さないで開放することができるというもので、管轄消防署から消防車が出動!

続いて、自動火災報知設備、避難用誘導灯(緑色の逃げろ!のマーク)、消火器等などで、時間にして約2時間の検査でした。
一部指摘事項がありましたが是正措置をすることで、検査は無事に終了。
消防法では、消防が建物の使用禁止命令を出すことができますので、禁止命令が出ると建物を使用することができなくなったりします。

順番が逆になりますが、昨日は、日本ERI株式会社(民間確認検査機関)による建築基準法に基づく完了検査が行われました。
こちらの検査の始まりは、施設に設置されているエレベーターの検査の様子。 写真はGRⅢ

エレベータ検査に続いて建築本体の検査へ、要領に従って工事関係書類の検査、順番に杭打工事、基礎の鉄筋、コンクリート工事、そして鉄骨工事の書類や写真の確認。
書類の検査が終わると、続いて設計図書と建築物の整合性の検査。そして、建築物エネルギー消費性能適合性判定の検査まで、こちらも約2時間の検査でした。

※建築物エネルギー消費性能適合性判定(省エネ適判)は建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)に基づき
一定規模以上の非住宅建築物等を対象に省エネ基準への適合性判定を行う制度です。

昨年9月の記事<とちぎ>でお伝えしていましたが、実施設計の始まりから早くも約一年が過ぎています。

当時の記事を思い出して鉄道架線の写真をモノクロで GRⅢ 適宜トリミング。

クライアントの検査を終えると来週には、いよいよ引渡しとなります。
もう、あと何回か・・・現場へ行くようになるのかなぁ?・・・と数えるようになってきた現場からの報告でした。(^^


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