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本当なら、去年のうちに書き終える
はずだった記事だが、今年に持ち越しと
なったため、続きを書いていく。
去年の初めは、某アイドル事務所の
性被害がメインで体調不良となった。
それが落ち着いたころ、今度は、
共同親権の話題が世間を賑わせた。
共同親権になった場合、DVから
逃げて生活している配偶者や子供が
被害から逃げられなくなる。
そんなことが話題になっていた時期。
とある特集報道でDVに遭ってるときの
証拠として録音した音声がTVで流れた。
碧音自身、DV被害がひどかった頃の
記憶はない。
おそらく、記憶していたら生きて
いくことはできなかったのだろう。
だが、その音声が流れた瞬間、
体の異常な震えが始まった。
配偶者の怒鳴り声
部屋の中のものが壊れる音
碧音が一番反応したのは、ものが
壊れるガシャン、ガシャンという
音だった。
体が震え、TVを消そうとリモコンを
掴もうとしても震えすぎてリモコンを
握ることができなかった。
その間も、ものを壊す音や怒声が
TVから流れ続ける。
それから、せっかく落ち着いた
はずの体調が悪化、精神的にも
不安定になっていった。
過覚醒はもちろん、過剰反応も
出ており、感情もアップダウンが
激しくなり、日常生活が、まともに
送れなくなった。
他にも、悪夢や不眠にも悩まされ、
体調では逆流性食道炎や原因不明の
蕁麻疹なども出ていた。
自分なりに工夫することで、何とか、
年末には落ち着いた。
私が、この記事を書くことに
したのは、性被害に遭った人間が
周囲の知らないところで
どんな苦しみを抱え
どんなことを恥と感じ
どんなことで悩み
どんなことが生活に
支障がでるのか
を知ってもらうためである。