大正琴・・・
さて、なんと読むでしょう?
「たいしょうごと」・「たいしょうこと」 ・・・ どちらでよんでいましたか?
昔の資料には 「たいしょうきん」と送り仮名が記されていたそうです。
ローマ字で書くと 「taisyougoto」 「taisyou-goto」
goto と書くと 外国の方に 日本の「琴」をイメージしてもらえない。
というところから 「koto」
「たいしょうこと」という呼び名が主になっているそうな・・・。
ま、どっちでも 大正琴にはかわりないんだけど~? 豆知識でした
何も知らずに認定証を授与され、さて、私は先生でございます。
なんて ぜ~ったいに言えないし・・・。
大正琴協会には 4つの流派があることすら知らなかった・・・。
海部元内閣総理大臣が理事であるとか おどろくことばかり。
協会会員になるならないは 本人次第なのかな?
さかのぼること試験当日、いきなり先生から
「ここで試験を受けるからには、講師になって人を指導する。
その心構えがなければならない。
ただ 先生に受けに行けと言われたからとか とりあえず資格を持っておくとか
そんな中途半端な気持ちで 受けて欲しくはない。」
という 厳しい前置きから始まりました。
「私のことだぁ~ ばあちゃんに無理やりずっと行けと言われて・・・」
でも そんなこと 言っている場合じゃないので
先生の指導を必死に受ける・・・。
テストと言っても ひとりひとり前に出て試験をするのではなかった。
ところどころ 質問されて 答える場面はあるけれど、
次から次へと 課題曲を弾き、解説され、質問され・・・
ばあちゃんに反抗しながらぬるま湯に浸かるようにお稽古していた私にはとても新鮮!
「なるほど!」「そうゆうことか!」「そんなこともできるのか!」
受けた試験は、試験とは思えないくらい、必死についていく授業のように集中していた。
頭の中 パンク寸前で なおかつ充実していた。 不思議と・・・
先生になるつもりなんてないけど・・・
そんな罪悪感もあり、ちょっと気分は 後ろめたいっていうか・・・
なんていうか・・・
いいのか? こんなんで・・・? というもやもやの残る充実?
そして昨日・・・
認定証授与式が行われた。。。
会長の挨拶・・・という講演?
あの もやもやが す~っと晴れるお話として 解釈して来れました!
大正琴の歴史、流派について、特徴など・・・。
大正琴をいかにして普及していくか・・・
生徒を持つとか・・・ それは ちょっと荷が重いなぁ~と思いましたが、
それは なにも 今すぐにでもなくて いいんじゃないかな?と。
確かに 大正琴のアンサンブルは素晴らしいです。
自分は ばあちゃんの発表会に行って チラッと聞いただけですが、
ソプラノ・アルト・テナー・ベースと4部にパートが分かれていて
琴だけで弾いているとは思えない合奏になっています。
この演奏を 多くの人に聞いてもらって
一人でも「やってみたいな」って思ってもらえればいいんじゃないかな?
コミュニケーション・・・
講師になる人の中には、上手な人を集めて演奏会やら合奏をするのが好き
という人もいるそうです。
初心者を一から指導するばかりで大変な思いをしなくて済む。
どんどん自分も難しい曲にチャレンジしたくなるらしいのです。
それが 悪いこととは言えません。
その上級者の方の演奏を聞いた人が
「やってみたい」と思えればそれはそれで普及活動にもなる。
またある講師の人は 初心者を教えるのも好き、上達していく様子を見守るのが好き、
自分も鍛錬を怠らず 上達をする人もいる。
もちろん後者が理想的なのでしょうが、他にも個性はあります。
仲間で楽しくお茶会しながら教室をする人。
子供たちに教えながら 若いパワーをもらって励みにしている人。
ボランティアをしながら 社会貢献する人。
とにかく 部屋にこもってひとりでもくもくとやる趣味的なものではなく、
外に向かって コミュニケーションを広げていくものであってほしい。
社会に必要とされる人になってもらいたい。
という・・・ 文字に変えると壮大なお話。
私の場合、まずは 大正琴を好きになることから・・・だな
そしたら 「大正琴なんて・・・」って言わず
とことん 「大正琴好き~♪ 弾けるのよ~♪」って 言えるくらいに上達すること。
それも 私の周りの人に 大正琴を知ってもらえるひとつの手段。普及活動?
ふふふ・・・
まずは そこから・・・
バニラさんみたいに・・・ まではなれなくても
そう・・・ なにかないかな?
今は まだ考え中なんだけど・・・
昔々 OLしてたころは
「歌って踊れる電話交換手」・・・ってのが私のテーマでした。
年に一度会社に提出する目標(個人面談)には
「お客様に、この交換手さんに出てもらってよかった~と思われる暖かい電話応対する」
みたいな・・・優等生でしょ? ふふふ・・・
歌って…は カラオケ
踊れる…は その頃流行っていたディスコじゃなくて盆踊り
・・・なんですけどぉ~ あはは・・・
ばあちゃんの未来予想図(願望)
家族みんなでアンサンブルをやること・・・。
兄上方・・・ベースやテナーをやって欲しいみたいだぞよ
ばあちゃん ずぅ~っと 夢 変わってなかったんだな・・・