真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史』

2010-12-27 | 読書-歴史
新潮文庫
「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史
「週刊新潮」編集部【編】
新潮社 (2008/11/01 出版)

パンチの利いた見出しの数々は、タイトルにこだわった斎藤十一の…というとこね。

エデンの南さん
『「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史』その3 気をつけろ「佐川君」が歩いている

渡辺淳一特別対談
「週刊誌の取材に応えたばかりに……」
聴き手 松田宏(「週刊新潮」前編集長)
が興味深かった。

曰く:札幌医大講師だった渡辺医師が、「和田心臓移植」(本書の巻頭~「奇跡的に蘇生」と報道されていた心臓提供者)に関して松田記者の取材に応じたところ、針小棒大に和田教授を批判しているように書かれてしまう。
大学に残れる線も期待しうる立場(将来の教授・・・)だったが、この件をきっかけに大学にいられなくなってしまい、既に小説で賞を取ったりしていた渡辺医師は作家に専念するように・・・だと。

斎藤美奈子さんの辛辣な評価などを思い出しながら読むと感慨もヒトシオ?

ほかに印象に残っている事件あり、全然知らなかった事件もありなのだが、個別にコメントしても、ま、あれでしょうし、ということで。

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