真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

そりゃ語るでしょう~お食事中の方はちょっと

2008-10-21 | 読書-2008
『科学が死体に語らせる―驚異の法医学捜査最前線』
いやはや、恐れ入りました。

著者のベイデン氏が普段から心がけていることのひとつに、裁判での説得性がある由。陪審員を納得させることができるかどうかが鍵だと。
証人として証言する際に、判事の方を向いて答えるのではなく陪審員の方を向いて説明するべし、などの細かいテクも重要である由。
不十分な作戦で臨むと、口八丁の弁護士の反論に崩され、正義の貫徹ができない。
O.J.シンプソン事件に見られたように、最初に臨場した(訓練を受けていない)警察関係者らがドタドタ歩き回ったりして決定的な証拠を台無しにしたりするケースがある由。
この手の本を読むとすぐ思うのは、日本ではどうかな、ということなのだけどね。

それと、日本の裁判は、これまで裁判官(法律の専門家)を説得することが検察と弁護人双方の目標だったわけ?でしょ。これがさ、裁判員制度の開始によって、対象となる裁判では、「裁判員(=素人)を説得するためにはどうすれば効果的か?」という方向に作戦を変える必要がある。
と、言えるのかな?~モンガイカンの感想だけど。

法昆虫学という分野もあるのだそうで。
日本ではどうか?と思うと・・・
法昆虫学(forensic entomology)のぺーじ
・・・I医科大学S講師、だよね。

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