第1章 地球外生命観―古代ギリシャから今日まで
第2章 生命の誕生は必然か偶然か
第3章 知的生命への進化―地球をモデルケースとして
第4章 火星生命探査
第5章 ウォーターワールドの生命
第6章 タイタン 生命概念の試金石
第7章 太陽系を超えて
第8章 生物の惑星間移動と惑星保護
第9章 地球外生命から考える人類のルーツと未来
須藤靖さん評
「地球外生命」書評 楽観も悲観も排して論じる未来|好書好日
化学出身の著者は、楽観的な天文学者と悲観的な生物学者の中間的立場から、日本の宇宙生物学を牽引(けんいん)し続けてきた一人である。
ふむ。
そもそもから一般読者向けに分かりやすく説いていて、控えめに言って素晴らしい。
こんなん、あったんか
早稲田大学エクステンションセンター(終了)
「ドレイクの方程式」についての議論が興味深くてたまらん。
特に、存続期間。
ETI (Extra Terrestrial Intelligence) が地球を観測した場合に、どの時代に観るかで結果が異なる等々のくだりは、まさに我が意を得たりなのよ。
お互いにそういうことがあり、その繰り返しだろう。
実はすでに、「いい位置にあるんだけどな~。惜しいなぁ。1億年後(例ね)に再チェックだな」とかなっていて、その間に先方が絶滅してしまい、会えそうで会えない、という「君の名は状態」=ずっとすれ違い、ではないかと思ってるんだわさ。
宇宙では君の名は状態が繰り返されているんだろう。