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増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

史上最高の患者数

2005-11-30 14:00:41 | 近況
院長記

速いもので今月も本日で終り、明日からは12月である。今年も残り少ない。年末には恒例のわがオフィスの10大ニュースを発表しなければならない。

ところで、今月は私どものオフィスの史上最高の933人の患者数を診た。もちろん延べ人数であるが、先の7月が930人だからほんのわずかだが最高を記録した。この数は私どもの勲章である。特に今月は1日少ない月なのに7月を上回る結果となった。そんなに忙しかったとは思えないが、身体的疲れが残っているから、ややオーバーワークなのかもしれない。

たくさんの患者さんを診るということは多くの困った人を救うことになるし、自分たちの存在が社会的に本当に必要とされているということを確認できることになるし、また自分たちの腕をあげることにつながり、ひいては経営的にも安定する。すべてハッピーとなる。

やはり治療室はたくさんの患者を診なくては話にならない。来年4月からアシスタントも入り、事務の桐井さんも含めて、4人体制となる。患者サービスを一層上げながら、患者さんに満足してもらい、感動してもらう治療を心がけなければならない。

翻ると、今月は4日間の臨時休診で私どもの疲れをとった。休養である。従業員満足のないところに顧客満足もない。これからはいかに従業員満足の向上を図るかも大事なことになる。

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動悸/不整脈

2005-11-28 13:47:12 | 治療
院長記

「先生、(動悸・不整脈が)治りましたよ。息子(が原因)だったとはねえ」

「これほど気持ち悪いものはなかったね」「心臓がドクンドクンするんだから」

つい先日(11月23日)、久しぶりに常連の患者さんが来院した。10月中旬から動悸がし始めた。病院で検査を受けると、「期外収縮」だと診断された。よくあることだから気にしないことだと言われ、特段の治療もない。

しかし、心臓の音がびっくりするほど大きくて気持ちが悪い。そこでうちにやってきたというわけだ。

心臓の音を聞くと確かに不整脈を打っている。

そこで検査すると、感情のしこりが関与している。調べていくと、「厄介な」という感情が検出された。そこで思い当たることがないか尋ねると、この5月に初孫が生まれて、隣に息子夫婦が住んでいるのだが、嫁が「おかあさんいいですか?」と毎日、1日に数回も孫を連れてやってくる。

それはそれで「癒し」にはなるし、別段嫌なこともないのだが、今までの自由な自分本位の生活リズムが崩れて、ちょっと不自由だなと感じていた。

そこでこの感情を開放する。

11月25日、嫁と初孫の背後に、こうした自分の気持ちを察することのできない息子に対する気持ちがあるのが認められたため、この感情も開放する。

今日が3日目だったが、見事に動悸はなくなった。「気持ちがこれほど身体に影響するなんて、すごいね」

どんな感情も自然に沸いてくるもので、それ自体良いも悪いもない。この場合でも、そんな感情が溜まってしまった。溜まると良くない。症状に現れる。うまく、溜まらないようにはけ口をつくり出すことが生活の知恵である。

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眼球追跡運動

2005-11-27 11:33:45 | 治療
院長記(11月28日に書いています)

歩行困難だった女子中学生。これまでの治療で歩けるようになった。この歩行困難には強い感情的トラウマが関与していたのだが、このトラウマが開放されるに従い、歩けるようになった。

最初の検査のときに、眼球運動を調べたら、左右の水平追跡運動も上下の垂直追跡運動もほとんどできなかった。眼がすぐ中央に戻ってしまうのである。

その後も若干の改善は見られたのだが、大幅の改善はなかった。

今回4回目の集中治療である。遠方から来られているので2日間5回の集中治療である。ちょっと困難なことがあるとへこたれてしまう。部活の監督に対する強い感情が認められた。「恐れ」「怒り」「憤り」である。これらの感情を開放する治療をした。

その後検査すると、眼球運動は水平も垂直もほとんど異常がないほどに正常に戻った。正確に言うと、左の水平追跡運動はやや補正的なサッケードが認められたが、最初のときと比べれば雲泥の差がある。

これで脳の働きはだいぶ戻ったことになるが、盲点検査をすると、盲点の範囲が右側はとてつもなく大きく、左側は盲点の範囲がない、という非常に特異な所見を得た。引き続き、これらの点を追及していく。

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めまい

2005-11-26 10:19:29 | 治療
院長記
40代前半の女性。1年中めまいがするという愁訴である。話を聞くと、天井が回ったり自分が回ったり、あるいはふわふわしたり、すーっと気が遠くなるようなときもある。悪い運命を全部背負い込んだ顔をしている。もう治らないかもしれない、という気持ちが伝わってくる。
めまいは回転性のめまいと非回転性のめまいに分類される。回転性のめまいで恐いのは突然ガーンとくるような頭痛を伴うもので、これはすぐ119番。クモ膜下出血の疑いがある。
ぐるぐる眼が回ると、吐気はするやらなんやらで症状がきついものだから、びっくするが、リンパ水腫によるメニエール病や内耳や小脳の機能障害があるためで、生死に関係のある病気ではない。適切に対処すれば解決する。
非回転性のめまいは実は厄介である。高齢者の場合には脳幹や小脳の梗塞を疑う必要がある。それ以外には心因性の自律神経のアンバランスの原因が考えられる。また、血液の潅流低下による失神性のめまいの可能性もある。
この患者さんの場合、3つの異なるタイプのめまいを同時に持っていることになる。しかし、現在はフワフワするというタイプが支配的なので、心因性を探ると、色々な感情のしこりがでてきた。これが左後半規管や右前半規管に影響している。これらの感情を解放し、同時に感情の不安定性の遠因である食物アレルギーを調べて治療する。
今日で連日4回目の治療であるが、すこやかな明るい顔で入ってきた。ずいぶん気分がよくなったとのことである。最初の3日間は大変だったが、めまいの機序、それに対する私どものアプローチなど、少し詳しい話をしたことも少しは役立っているのかもしれない。途中何度かもう来ないのではないかと恐れたが、こちらも笑い顔で接しながら、必死にコミュニケーションを持った。患者の気持ちを理解することが非常に大切である。

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モノがはっきり見える!

2005-11-25 10:17:08 | 治療
院長記(11月26日に書いています)
カイロプラクティックの治療を受けると、患者さんの中には「わー、モノがはっきり見える!」と驚かれる方が少なくない。これはどのように説明したらいいのだろうか?
すこし、瞳孔の神経支配と働きを復習してみよう。
少女漫画の登場人物はどれも大きなパッチリした瞳をしている。これは自律神経系の働きで言えば、交感神経系優位の状態である。どちらかといえば、暗闇生活者である。もっと光を目の中に入れるために瞳孔が大きくなる。
これに対して、昼間生活者の瞳孔は暗闇生活者と比べて小さい。副交感神経系が働いて瞳孔が小さくなり、目の中に入る光の量を制限する。
いまどき暗闇生活者などほとんどいないから、よく使うのは副交感神経系支配の瞳孔収縮筋である。交感神経系支配の瞳孔散大筋はあまり使われない。
だから、瞳の大きい人は交感神経優位、瞳の小さい人は副交感神経優位となる。
ところが、である。高齢者の瞳はたいてい非常に小さい。では高齢者は副交感神経優位か? 実はそうではないんですね。たいてい年を経るに従い、血圧は高くなる。高血圧は交感神経系優位の現れである。実際は交感神経系優位なのになぜ瞳は大きくならず小さくなるのか?
これは交感神経優位が慢性的に長期化すると、血流の低下が起こる。瞳孔を開く瞳孔散大筋にも瞳孔を閉める瞳孔収縮筋にも等しく血流は低下する。すると、学習機能の少ない散大筋への影響が大きくなり、相対的に瞳孔収縮筋の機能が高まる。こうして、交感神経系の機能亢進が血流低下を媒介として瞳孔の収縮をもたらす。
一般に認知活動による脳の活性化は瞳孔を散大させることが認められている。これは交感神経系の働きだろうか?計算や読書や何か書いている時には脈拍も増えるのだろうか?疑問である。
これらの認知活動は前頭前野の働きであり、これらの部位への血流が増加する。この部位は前頭眼窩も含み、瞳孔の2つの筋肉への血流を増すものと考えられる。したがって、血流改善による瞳孔散大筋の機能向上ととらえられるのではないか?
また、現代のストレスの多い生活では多かれ少なかれ、たいていの人が交感神経系の優位の状態を経験する。すると、瞳孔の大きさはどうなるのだろうか?小さくなるのか大きくなるのか? 高齢者の例でもそうだが、やはり小さくなるのではないだろうか?
冒頭の質問だが、これはアジャストメントにより脳が活性化され、血流が改善し、瞳孔散大筋の機能が快復して、光が目の中によく入るようになり、モノがはっきり見えるようになるのではないか。
アジャストメントは全体的に見ると、交感神経系を押さえて副交感神経系へスイッチを切り替えるので、身体はリラックスする。血流も改善する。
瞳孔への影響は2つの要素を考えないといけないので少々思考を必要とする。

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みかんを食べると。。。

2005-11-21 20:45:46 | NAET
定期的に通ってくださっている親子のお子さんのほうが風邪をひいていた。
今日は風邪の治療かな?と思ってチェックすると、たしかにカゼウィルスにかかってはいるものの治療の優先は、”最近食べた何か果物”とでる。
聞くとやはり”みかん”だった。
お母さんにもカリウムのアレルギーがあったので二人とも治療する。
このお母さんは、みかんが好きではない。
子供のころ風邪をひくと、お母さんに”みかんを食べないから、風邪をひくんだ”とよく言われていたと苦笑い。
”地のもの、旬のものが体にいい”とは言い切れなくなりました。
この子は”みかんを食べたから、風邪をひいた”
先日お昼のテレビで、みかんを一日4個食べると糖尿が治るといっていたらしい。
真相はよくわからないが、即実行した患者さんは、腰やひざが痛み、こむら返りを起こした。
低血圧でフラフラしている患者さん。あちこち行くも低血圧では死なない!とまで言われていた。柑橘系の除去だけで上の血圧が70前後から90台になる。カリウムなど、ミネラルアレルギーの完全除去でさらなる上昇を狙っている。
これらはほんの一例ですが、もちろん”みかん”が悪いんじゃありません。
静岡ですから、患者さんにもみかん農家の方、いますからね。間違えないでくださいよ。
ちなみにみかんは、こたつに入って食べるのが私は好きです。   (斉藤 記)

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遺伝情報のふしぎ

2005-11-20 20:37:16 | NAET
昨日の日記の患者Aさん。今日も診察させていただきました。
指示した自宅治療の途中で寝ちゃったということでしたが、今日はもう何ともないとのこと。
念のため再チェックすると、まだ心臓と胃に反応が残っていましたので追加治療。
5世代前の人からの遺伝情報が今回の症状を引き起こしたのですが、ではなぜいままでOFFだったスイッチが、待合室でONに切り替わったのか?
このAさん、とても強いミネラルアレルギーを持っています。ちょうど今それに取りかかったところだったのですが、この辺に答えがあったようです。
”寝ていた子”まで、いっしょに起こしたんですね。
今「やわらかな遺伝子」(マット・リドレー著 紀伊国屋書店)という本を読んでいますが、本の帯にこう書いてあります。
「遺伝子は神でも、運命でも、設計図でもなく、時々刻々と環境から情報を引き出し、しなやかに自己改造していく装置だった。」と。
”自己改造装置”が健全に働き、体質だから・遺伝だからと自らあきらめずに、みんなが平等に生活を楽しめるようこれからもお手伝いができたらと思っています。
 (斉藤 記)
余談ですが、病気を”苦行”なんて言葉で”美辞化”するのはナンセンス。(それに酔いたい人は別ですが、自分でも気づかずに酔っている人、多いですよ。)
期限付きの人生、病気で大事な時間をつぶされたらもったいないじゃないですか。
”病院に行くために生きている”なんていう人生の最期を迎えないよう前もって準備しておきましょう。

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こんなこともあるのねえ。。。

2005-11-19 20:34:41 | NAET
治療を終わろうとしたところに、患者Aさんが一言。
「先生、さっき待合室にいたときから、胸がなんだか苦しくて、むしょうにイライラするんですけど。。。」
「・・・」
今日の治療項目は完全にクリアしているので、他を探すとやっぱりありました。身体は嘘をつきません。
待合室にいた”知らない”患者Bさんでした。
もちろんその患者さんとは面識がありませんから、その人がどうのこうのというわけではありませんでした。
Bさんの”体型”にアレルギーがあったのです。
Aさんの5世代前の誰かさんが同じ体型だったようで、その人のさまざまな感情と、Aさんがお母さんのお腹の中にいたときの感情が絡んでいました。
治療して症状はほぼ落ち着いたのですが、まだ完全にクリアしていませんでした。しかし、患者さんの身体は更なる追加治療の許可を出しませんでしたので、帰宅後の自己治療のやり方を説明して、念のためタクシーで帰ってもらいました。
アレルギー除去治療をしていると、いろいろなことが出てきますが、対処するすべがあるので助かります。本当に、デビさまさまだと思っています。
それに「・・・。気のせいだよ。」で終わったら、患者さん悲しいですものね。
  (斉藤 記)        

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こんどはみかん?

2005-11-18 20:33:06 | NAET
秋口に入って、新米アレルギーによる急患が多かったことを書いたのですが、最近は”みかん・柿”がやたら多いんです。
静岡だからでしょうか???
みかん・柿によるぎっくり腰、くびの痛み、肩の痛み、鼻水、頭痛、咳、両手足の痛み、痒みなどの症状を治療し、結果改善されましたが、これらに共通することは何でしょう?
症状の原因が、”局所のむくみ”によるということです。
栄養素にちょっと詳しい人は、もうお判りですね。
そう、犯人はみかん等の果物や緑色野菜に多く含まれる”カリウム”というミネラルのようなんです。
カリウムのアレルギー、コーヒーの摂りすぎ、利尿剤やステロイド剤の長期内服などは、カリウムの慢性的不足を起こしますから、むくみや低血糖などの症状が現れます。またアレルギー物質としてカリウムを取り込めば、アレルギー反応としてのむくみなどが症状として現れます。
くびから肩にかけての筋肉や、お腹の前の筋肉が、むくみによってはれぼったくなって血行が悪くなると、周辺の組織や神経は酸欠で苦しいですから痛みを感じるようになるのです。
よって、カリウムのアレルギー除去を行うとむくみがとれますから、痛いところをいじらなくても自然にいたみはなくなるという仕組みです。
もちろん”むくみ”の原因は今日取り上げたカリウムだけではありませんので、あしからず。       (斉藤 記)

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先生やっぱりアレルギーだったんですね

2005-11-17 20:25:17 | NAET
院長記
「もうすっかり(慢性腰痛が)よくなりました。不思議ですねえ、アレルギー治療で治るなんて」
「先日鼻の片側が腫れたので耳鼻科に行ったら、耳鼻科の先生に”これはアレルギーだよ”と言われたんです」
「先生から言われたとおり、私はやっぱりアレルギーがあったんですね。まさか、自分にアレルギーがあって、腰痛とアレルギーが関係しているなんて思いもしなかったわ」
西の方から静岡の方に来られた若い主婦の患者さん。静岡もだいぶ馴れたようだ。そんな気楽さからか、ちょっとした会話から患者さんの思いが伝わってきた。
「何年か前に犬が坐骨神経痛でびっこを引いているテレビを見たことがあって、当時はただそうなんだと思ったことがありましたが、今はその意味がよくわかりますね」と私。
「従来、二足歩行の人間には腰に重力の負担がかかるので腰を傷めやすいということが言われて、カイロプラクティックもそういう基本的考えを支持してきたわけですが、四つ足動物にも腰痛があるとすれば、これはどう解釈すればいいのか?」
「これをアレルギーが原因だと考えると非常に納得がいくのですね。犬の食事も人間化していますから、人間にもあるアレルギーが犬にもあることになる」
「先生、そう考えると非常に筋が通っていますね」

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