増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

2006年5月10日 酸アルカリバランス

2006-05-10 20:39:54 | NAET
増田院長記

○Robert O. Youngという微生物学の博士の書いた本を読んだ。題名はSick and Tired? (病んで疲れていませんか?)である(未邦訳)。とても全部読んでいないが、著者の主張の核心は次のようになる。

1、生体のバランスの中で酸とアルカリのバランスが死活的に大事である。

2、このバランスが崩れると、つまり身体の体液が酸性に傾くと、身体のバランスが崩れ、各種の症状が現れる。アレルギー、環境物質に対する過敏症、疲労、神経学的不均衡、小児の脆弱性、低血糖症、糖尿病、その他の各種疾患。

3、この酸性が悪化すると、身体の正常細胞はバクテリアとなり、さらにこのバクテリアが真菌となり、さらにこの真菌がカビに変質する。この視点は著者に独自のものである。しかし、著者は自分の発見ではなく、医学の歴史の中で無視され侮蔑されたきた過去の偉大な医学者の見解を再発見したことを強調する。つまり、微生物の感染は外から侵入されたものではない。感染は内から外に現れる、というのである。

4、各種の困難な疾病も腫瘍やエイズも含めて、みなこの生体の内部環境の悪化が原因と見る。そのためには、酸アルカリバランスを快復させる食生活やサプリメントの摂取が大事であると説く。

著者は28000倍の特殊な光学顕微鏡で正常な血液の細胞(たとえば赤血球や白血球がバクテリア、真菌、カビに変質するさまを観察した)。この事実は驚きですね。常識とは正反対ですから。

NAETもこの酸アルカリバランスのことを強調する。酸性体質の人はアレルギー治療がなかなか進まない。そこで、アルカリ食品を多く食べる工夫をしてもらう。そうすると、アレルギー治療をどんどん進む。

しかし、端緒を考えると、酸アルカリバランスが崩れれて酸性体質に傾く最大の原因は何か? 私はアレルギーだと思いますね。そこで、この酸アルカリバランスのキーワードを含みこんだ見解を以下のようにまとめてみた。 

アレルギー・酸性体質・病気

1、アレルギーがあると、とくに、
 卵、野菜(生+調理)、根菜類(生)、牛乳、野菜ジュース、トマト(生)、乾燥豆、ハーブ、ハーブティー、ミネラル、バター、必須脂肪酸、食塩、油脂などのアルカリ食品と体内消化液にアレルギーがあると、アルカリ食品の消化吸収が悪くなり、身体は酸性化します。

2、これに感情的ストレス、身体的ストレス、環境汚染のストレスが重なると、このアレルギーはさらにひどくなります。

3、また、穀物、魚、肉、砂糖、果汁、でんぷん、根菜類(調理)、コーヒー、炭酸飲料などをたくさんとる食生活を送ると、身体の酸性度が増して、アレルギーはさらにひどくなります。酸性体質の人はアルカリ体質の人よりもアレルギー除去の治療の進展がよくありません。

4、こうした悪循環が始まると、身体内部の酸性の環境を生息地とするイースト(酵母菌)、カンジダ、バクテリア(細菌)、ウィルス、寄生虫、カビ、真菌などが繁殖し、イースト感染、寄生虫感染、風邪やインフルエンザ、中耳炎などに罹り易くなり、また各種の疾患に脆弱となります。

5、とくに、こうした酸性体質の身体では、身体内の特に血液の正常細胞がバクテリアに変質し、さらにこのバクテリアが真菌に変質し、さらに条件が進むと、この真菌がカビに変質します。これらの微生物の毒(エンドトキシン)が原因となって、各種の病気が進行します。この段階になると、バクテリア、真菌、カビは身体の内外で共鳴しあって、身体の機能を一層阻害します。

6、したがって、病気から健康に快復する道は、アレルギー除去をしっかり行い、身体の栄養状態を改善し、重金属の解毒を進め、身体の酸性アルカリのバランスを快復させることです。加えて、アルカリ食品を多く食べて身体の酸性アルカリのバランスをややアルカリにおくように努めます。そうすると、身体の酵素の働きも活発となり、身体に害をもたらす微生物やその毒の働きもなくなり、健康を快復するというわけです。

7、このために必要なこと。
1)カイロプラクティックのケアを受け自律神経系を含めた神経系のバランスを整える。神経系のバランスを整えると、アレルギー治療が進みます。
2)NAETのベーシック項目の身体的・生化学的・感情的次元のアレルギー除去治療を受けて、アレルギー体質を改善する。
3)アルカリ食品を意識的に多く食べるようにする。
4)そのうえで、バクテリア、ウィルス、真菌、カビに対する特定のアレルギー治療を進める。
5)適度な運動、必要な余暇、十分な睡眠、無理な仕事はしない、などのメリハリの利いた生活を心がける。
6)こうすると、身体の自然治癒力が快復して、病気が自然に退縮していきます。

 

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NARFジャーナル

2005-12-15 09:05:54 | NAET
NARFのことは、以前どこかで触れたように思いますが、NAETの研究基金のことです。英語ですが、NARFのウェブサイトも覗いてみてください。

NARFから今まで2冊のジャーナル(学術雑誌)が発行されました。今年の夏のNAETシンポジウムで第1号が創刊されて、秋には第2号が送られてきました。そして今第3号の構成に取り掛かっているのですが、これは秋に日本で行われたセミナーの際に何名かの先生に発表していただいた内容を英訳したもので、オールジャパンメンバーになります。

これは学術雑誌なので一般購入は出来ませんが、今後日本語での概要はNAET JAPANのHP内に組み込んでいく予定です。

Drデビは、アメリカセミナーの際に受講生に向かっていつもこう言っています。

「日本のNAETドクターは今年始めたばかりなのに、みなとてもまじめで優秀な人ばかり。増田先生の後押しで、セミナーで症例発表まで写真付きでまとめてあってすばらしかった。これからはアメリカ・日本・ヨーロッパというように順繰りで症例をジャーナルに載せていきましょう。」と。

NAET治療に関してのさまざまな研究データや症例をより多く発表していくことは、みなの利益に繋がります。ですからDrデビは現在、自閉症など症状(テーマ)ごとの症例研究に多くの時間を割いています。

日本の先生方にも、我こそはという先生はぜひ次のアドバンスセミナーで発表していただきたいと思いますので、その準備をしておいてくださいね。

私もDrデビからの宿題を早く仕上げないといけないのですが…

(斉藤 記)

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自分を愛するって。。。

2005-12-13 09:02:54 | NAET
NAETでは基本中の基本に対する治療が終わった頃から、“独立した感情”に対して治療を行います。卵など物質に付随した(脳の誤認識)感情は、その都度治療に含まれていきますが、ここで言っている感情はそれとは別ものです。

これは個人個人優先順位が異なりますが、多いものは自分・愛情・お金といったところでしょうか。しかも現在では自分と愛情がかなりかぶってくるところが多いように感じます。

意識的に、無意識的に、自分を愛します。自分を信じます。自分を認めます。自分を許します。など、これらの質問に“はい“と反応する人は実際まれなのです。それは自分自身では見えない部分(背中や眉毛など)であり、無意識はそれを知っているのです。だから症状というかたちを使って、鏡なしでは見えない部分を見せているのです。

一般的なカウンセリングでは、この部分を経時的に掘り下げていくようですが、意識的なアプローチに留まってしまいます。自分の中で意識的に“悪”として鍵をかけて封鎖した部分を、意識的に再び開けるという事がどんなに難しいか、カウンセリングに関わる人が一番良くわかっているでしょう。

自分の一番痛いところをついてくるのは、他人ではありません。自分自身です。

いいところも悪いところも自分のなかになければ“本当の自分”ではないんですね。(だから泥棒をしていい、遅刻してもいいというのではないですよ。)その事実を認められるということはとっても大切なことだ、ということだけわかっていたらいいと思います。

西洋医学的なアプローチでは改善がみられないから、患者さんはNAETのような治療を求めてくるわけですね。症状が長いほど、大きいほど、“鍵をかけた部分”が大きいことを患者さん自身、そして治療にかかわる者が認識することも治療効果に影響することを知っておく必要があるでしょう。

NAETでは見えるもの見えないもの、すべての治療対象を“アレルギー“という概念で治療していきます。自分自身のエネルギーに対する治療は、これらのことを考慮しながらすすめることで、より”本当の自分“を愛するための近道になると思っています。

(斉藤 記)


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身体の声を聴き取る

2005-12-12 09:01:40 | NAET
NAET治療のようなエネルギー治療において、特に“身体の声を潜在意識に聴く”ということが重要になってきます。

しかし治療者がうまくそこから聴きだすには、カウンセリングとは一線を画すが、やはりある程度の経験とそれなりの知識などが必要です。

今日は、いくつかの本の中で、みなさんに参考になりそうなものを紹介します。
これらは治療者用でなく、これは一般向けにかかれたものなので興味のある方はどうぞ。

以前も紹介したかもしれませんが、一つ目はリズ・ブルボー著の<からだ>の声を聞きなさい1,2(ハート出版)。二つ目はデトレフゼンとダールケ共著の病気が教えてくれる、病気の治し方(柏書房)です。

NAETにおける感情治療は、卵などの物質に対する非共鳴性を解決するのと同じで、自分自身と非共鳴にある今現在または過去の感情に対してのアプローチです。

だから特定のある感情が悪くて、ある感情はいいというものではありません。
玄米がある人には薬で、ある人には毒になるのと同じです。

本の内容は、簡単に言ってしまえば、“病気や事故など、この世に起こることにはそれなりの意味がある。偶然はない。”というものです。
個人個人みな違う人間なのだから、これがすべてにあてはまるとは思えないのですが、考え方としてはとても参考になります。

リズは私たちが“感情“とひとまとめにしているところを、”感情のレベル・精神のレベル・スピリチュアルなレベル“とわけて示しています。
先月、来日公演されたそうなので、行った方もいらっしゃるでしょう。
私も行ってみたかったのですが、都合がつきませんでした。残念。

私もエネルギー治療を行なう者のはしくれとして、左脳で考えすぎずに、自分を捨ててどこにでもすっと入り込めるようになるまでには、まだまだ修行が必要だなあと感じています。また、治療と称して、土足で他人のプライバシーにずかずかと入り込むことのないよう、また少しでも多くの患者さんと一緒に“身体の声の意味“に気づいていけるよう努力していきたいと思っています。

久しぶりに自分の時間が取れますので、私もこれからじっくり読み返すところです。

(斉藤 記)

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遺伝を超えられる?

2005-12-11 09:00:25 | NAET
NAETセミナー2日目。朝8時から夕方5時まで。
不眠・アンチエイジング・骨粗鬆症などが今日のテーマだ。
これらすべてのテーマの基本となるのはやはりベーシック。特に基本の15項目のクリアが鍵となる。

ベーシック項目が完全にパスしていてはじめて、他の治療に進めるし、またそれが生きてくる。
よくDrデビが話す内容に20年前の女性患者Aさんの話がある。
彼女は鼻炎の問題を抱えていたが、卵・カルシウム・ビタミンCまで修了した時点で症状が完全になくなったため、それ以上の治療はしなかった。そして最近になって彼女は自分と同じような鼻炎の問題を抱えている孫をクリニックに連れてきたそうだ。

Drは好奇心でAさんもチェックしたそうだ。すると20年前に治療した3項目は完全にパスを維持していた。しかし次のビタミンBや砂糖がクリアしていなかったそうだ。

Aさんにとっては自分の症状と無関係の項目に対する治療はあまり意味のないことのように思える。しかし、遺伝という力で孫に鼻炎症状をもたらした。

当時はDrデビもそこまで考えていなかったようだが、Aさんが当時ベーシック治療を完了させていたならば、孫は同じ症状に苦しむ必要はなかったかもしれない。

私の女性患者さんでも、結婚前にベーシック治療まで済ませていた人とそうでない人の赤ちゃんに差が生じているようだ。とはいっても、お母さん側だけの問題ではないので、旦那さんも治療が必要になるだろうと話している。もしくは胎児として一緒におなかの中にいるときに、お母さんと一緒に治療をクリアして行ければ問題ない。

胎児期間中にベーシック治療を終わらせることで将来起こりうる病気のリスクが減るかどうか追跡調査できたらなあと思っている。

(斉藤 記)


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アドバンスセミナー初日

2005-12-10 08:35:41 | NAET
今回のテーマは、さまざまな過敏症がメインテーマです。以前にも受講していますが、毎回Drデビからはこれでもかというくらいの講義内容ですので、一度聴いただけではとても消化しきれません。それに私たち受ける側のNAET治療技術のレベルが上がれば、同じような内容でも受けた感じが違うのを実感します。

最近のアドバンスセミナーでは、講義の初めに受講者が自己紹介とともに、自分の印象的な症例などを発表して共有し、かつそれに関してDrデビが追加コメントしています。

今回も多発性硬化症、脊髄空洞症、自閉症、いくつかのアナフィラキシーケース、がん、血圧コントロール、いろいろな痛み、皮膚疾患、やけどなどなど。
自分でも経験したことのないような症例が発表されると刺激になりますね。もっとがんばらなくっちゃと。

私もどれを話そうかなあ、、、と悩みましたが、悩むまでもありませんでした。細かい内容を伝えるだけの英語力がありませんので、結局一番簡単な英語で話せる内容にしました。
最近多かったみかんや柿による急性腰痛です。

いつもこの時はぺらぺらしゃべれたらなあと思うのですが、日本に戻るとその気持ちを忘れてしまい、セミナーになるとまた思い出します。とほほです。

院長は、これから始めようとしている筋力検査に関する神経学的見地からの研究について発表していました。


今回“あ~、そうなの”と思ったのは、“身体から治療許可を得たものだけを治療すること”に関してです。
現在では、NAET治療前に治療していいかどうかを確認することは当たり前のように確立されているので、それに従っていれば問題は起こらないのですが、昔は随分治療中に救急車を呼んでいたそうです。緊張の連続ですね。

毎日何人も救急車に乗せるのは“何かおかしいぞ“ということで、いろいろ改良されて現在の形になり、それ以降は一切救急車を呼ばなくなったという、「今だから」の打ち明け話です。

私のような個人レベルでも経験をつんでいくことにより、こうしたほうが良かったというようなことが多々あり、そこから治療レベルがより洗練されていくのですが、創始者というのも想像以上にいろいろなことを経験しているんだなあと改めて感じました。 
(斉藤 記)


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みかんを食べると。。。

2005-11-21 20:45:46 | NAET
定期的に通ってくださっている親子のお子さんのほうが風邪をひいていた。
今日は風邪の治療かな?と思ってチェックすると、たしかにカゼウィルスにかかってはいるものの治療の優先は、”最近食べた何か果物”とでる。
聞くとやはり”みかん”だった。
お母さんにもカリウムのアレルギーがあったので二人とも治療する。
このお母さんは、みかんが好きではない。
子供のころ風邪をひくと、お母さんに”みかんを食べないから、風邪をひくんだ”とよく言われていたと苦笑い。
”地のもの、旬のものが体にいい”とは言い切れなくなりました。
この子は”みかんを食べたから、風邪をひいた”
先日お昼のテレビで、みかんを一日4個食べると糖尿が治るといっていたらしい。
真相はよくわからないが、即実行した患者さんは、腰やひざが痛み、こむら返りを起こした。
低血圧でフラフラしている患者さん。あちこち行くも低血圧では死なない!とまで言われていた。柑橘系の除去だけで上の血圧が70前後から90台になる。カリウムなど、ミネラルアレルギーの完全除去でさらなる上昇を狙っている。
これらはほんの一例ですが、もちろん”みかん”が悪いんじゃありません。
静岡ですから、患者さんにもみかん農家の方、いますからね。間違えないでくださいよ。
ちなみにみかんは、こたつに入って食べるのが私は好きです。   (斉藤 記)

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遺伝情報のふしぎ

2005-11-20 20:37:16 | NAET
昨日の日記の患者Aさん。今日も診察させていただきました。
指示した自宅治療の途中で寝ちゃったということでしたが、今日はもう何ともないとのこと。
念のため再チェックすると、まだ心臓と胃に反応が残っていましたので追加治療。
5世代前の人からの遺伝情報が今回の症状を引き起こしたのですが、ではなぜいままでOFFだったスイッチが、待合室でONに切り替わったのか?
このAさん、とても強いミネラルアレルギーを持っています。ちょうど今それに取りかかったところだったのですが、この辺に答えがあったようです。
”寝ていた子”まで、いっしょに起こしたんですね。
今「やわらかな遺伝子」(マット・リドレー著 紀伊国屋書店)という本を読んでいますが、本の帯にこう書いてあります。
「遺伝子は神でも、運命でも、設計図でもなく、時々刻々と環境から情報を引き出し、しなやかに自己改造していく装置だった。」と。
”自己改造装置”が健全に働き、体質だから・遺伝だからと自らあきらめずに、みんなが平等に生活を楽しめるようこれからもお手伝いができたらと思っています。
 (斉藤 記)
余談ですが、病気を”苦行”なんて言葉で”美辞化”するのはナンセンス。(それに酔いたい人は別ですが、自分でも気づかずに酔っている人、多いですよ。)
期限付きの人生、病気で大事な時間をつぶされたらもったいないじゃないですか。
”病院に行くために生きている”なんていう人生の最期を迎えないよう前もって準備しておきましょう。

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こんなこともあるのねえ。。。

2005-11-19 20:34:41 | NAET
治療を終わろうとしたところに、患者Aさんが一言。
「先生、さっき待合室にいたときから、胸がなんだか苦しくて、むしょうにイライラするんですけど。。。」
「・・・」
今日の治療項目は完全にクリアしているので、他を探すとやっぱりありました。身体は嘘をつきません。
待合室にいた”知らない”患者Bさんでした。
もちろんその患者さんとは面識がありませんから、その人がどうのこうのというわけではありませんでした。
Bさんの”体型”にアレルギーがあったのです。
Aさんの5世代前の誰かさんが同じ体型だったようで、その人のさまざまな感情と、Aさんがお母さんのお腹の中にいたときの感情が絡んでいました。
治療して症状はほぼ落ち着いたのですが、まだ完全にクリアしていませんでした。しかし、患者さんの身体は更なる追加治療の許可を出しませんでしたので、帰宅後の自己治療のやり方を説明して、念のためタクシーで帰ってもらいました。
アレルギー除去治療をしていると、いろいろなことが出てきますが、対処するすべがあるので助かります。本当に、デビさまさまだと思っています。
それに「・・・。気のせいだよ。」で終わったら、患者さん悲しいですものね。
  (斉藤 記)        

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こんどはみかん?

2005-11-18 20:33:06 | NAET
秋口に入って、新米アレルギーによる急患が多かったことを書いたのですが、最近は”みかん・柿”がやたら多いんです。
静岡だからでしょうか???
みかん・柿によるぎっくり腰、くびの痛み、肩の痛み、鼻水、頭痛、咳、両手足の痛み、痒みなどの症状を治療し、結果改善されましたが、これらに共通することは何でしょう?
症状の原因が、”局所のむくみ”によるということです。
栄養素にちょっと詳しい人は、もうお判りですね。
そう、犯人はみかん等の果物や緑色野菜に多く含まれる”カリウム”というミネラルのようなんです。
カリウムのアレルギー、コーヒーの摂りすぎ、利尿剤やステロイド剤の長期内服などは、カリウムの慢性的不足を起こしますから、むくみや低血糖などの症状が現れます。またアレルギー物質としてカリウムを取り込めば、アレルギー反応としてのむくみなどが症状として現れます。
くびから肩にかけての筋肉や、お腹の前の筋肉が、むくみによってはれぼったくなって血行が悪くなると、周辺の組織や神経は酸欠で苦しいですから痛みを感じるようになるのです。
よって、カリウムのアレルギー除去を行うとむくみがとれますから、痛いところをいじらなくても自然にいたみはなくなるという仕組みです。
もちろん”むくみ”の原因は今日取り上げたカリウムだけではありませんので、あしからず。       (斉藤 記)

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