植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

竹島問題と教科書

2008年07月14日 23時03分44秒 | 国:日本・アジア
 竹島問題について、中学解説書に明記するもののその記載は韓国側に配慮し、「我が国の固有の領土」という表現は避け、領有権を主張しながらも「我が国と韓国の間に、竹島を巡って主張に相違がある」と言う一段下げたトーンになると言うニュースが流れています。
 しかし、竹島の領有を明記するだけで、韓国はかなり反発しております。ここで、日本が抱える3つの領有権問題の教科書の記述と、相手国の教科書の記述を見てみましょう。

【竹島】
 韓国が実効支配。領有権を主張する為に、警備兵が常時いてさらに民間の夫婦が居住。
 
 日本:「我が国と韓国の間に、竹島を巡って主張に相違がある」
    ※今後、この様な記述になっていく!?
     現在は14冊中4冊が竹島問題を取り上げているだけ。

 韓国:「我が国の領土として連綿と伝わってきた」
    「日本は露日戦争中に一方的に領土に編入した」

【北方領土】
 ロシアが実効支配しており、択捉島・国後島・色丹島に戦後からロシア人が居住。

 日本:「我が国の固有の領土で、現在、ロシア連邦に不法に占拠されている」
 ロシア:ロシアの教科書には北方領土に関する記述はなく、
     ロシアでは北方領土問題は知られていない。

【尖閣諸島】
 日本が実効支配している。
 
 日本:「尖閣諸島は沖縄県に所属」
    「中国も領有権を主張」
    ※竹島問題と併記で14冊中4冊が記述

 中国・台湾:1970年までの地図には、尖閣諸島は日本領となっていましたが、
       それ以降、地図上は台湾領に変更されています。
       ※地図以外で、領有権の主張が書かれているかは
        調べきれませんでした。

 この状況を見ると今まで如何に主張していなかったことが伺えます。あまり隣国と揉めるのは好ましくはありませんが、自国の主張や隣国の主張を正しく教えていくことは重要だと思います。

「竹島」中学解説書に明記へ 韓国反発、大使帰国も(朝日新聞) - goo ニュース

オリジナルカードゲーム 植民地戦争

にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする