先週末、セルフコンにてクリミア戦争と植民地戦争を行いました。まずはクリミア戦争のプレイ報告から。
前回、ここに掲載して是非やりたいと手を上げた知り合いと、その友人の方と、セルフコンの参加者で、2回目のクリミア戦争を行いました。今回は、私はトルコ(なのでブログもトルコ視点です)。前回、サルデーニャで何も出来ず空気だったのですが、今回のトルコではまさに「瀕死の病人」の気分を十分に味わいました。
ロシアからのスタートで、ロシアは様子を見たのか正教徒の保護(トルコにとっては絶対飲めない条項)について強く抗議をしてくるののみで最後通牒を行わない事に疑問を持ちましたが、それがロシアが手薄なカフカスに兵を移動させる時間稼ぎと言うのが判り焦ります。そこで至急、キプロスの割譲を条件に英国に接近。色よい返事が返って来たのでひと安心し、次はフランスに聖地管理権を条件に接近しますが、こちらはあまり良い返事が来ず雰囲気的に英土VS露(仏)と言う構図が出来そうな感じでした。
しかし、ロシア・トルコがどちらも開戦に踏み込めないで居る間に、英国が両国の平和を口実に艦隊と陸軍を派遣しては、トルコにカトリックや正教徒の保護を求め、ロシアには黒海艦隊への牽制を行うと、トルコ・ロシア両国の間に英国に対する警戒感が強まります。その中、ロシアから両海峡の通行権を条件に同盟を組もうと言う誘いがあり、一挙に英(仏)VS露土と言う構図が頭に浮かび上がります。
ここで問題となったのが、ロシアの本気度と旗色が鮮明でない(と思われる)フランスの動向でした。ロシアと水面下で何度か交渉を重ねると、英国よりは信頼できる感じが出てきました。あとはフランスですがこちらは固く、聖地管理権を与える代わりに、対トルコの債権放棄を引き出すに留まり、本来の同盟もしくは対英戦への中立は引き出すことが出来ずに終わります。しかし、少なくとも英国と同盟関係に無いことだけを確認したので、対英戦を決意します。
一方、ロシアはフランスと対プロイセン同盟を結んだ上で対英戦に踏み切り、トルコ・ロシア両国は両海峡の通行権の条約に調印し、対英路線をハッキリさせました。
当然、これに対して英国は抗議します。しかし、開戦には踏み切らずフランスを抱きこんでその調印の撤回とロシアの黒海艦隊を解体することを強く求めます。これで英仏の同盟がほぼ成立したと考えました。
そして遂にロシアが英・仏に最後通牒を突きつけ開戦に突入。後を追うように、トルコも英国のみに宣戦布告を行います。
これによって、英国は軍事行動を行い、イズミト沖の海域でロシア艦隊と交戦し、さらにイスタンブールに陸軍を進め沖合いからの艦砲射撃を行いつつイスタンブール攻略を行います。準備万全の予定だった露土両軍は、不調で次々英国軍に負け戦況が不利な状況になります。
仕方なく、トルコは特殊カードの「プロイセンの和平調整」を使い、全ての国に和平を求めますが、英・仏は勝利ポイントをマイナスにしても交戦を行い続けます。
さらにイスタンブールへの攻勢を続ける英国に対し、遂にフランスが動きます。陸軍をイスタンブールに向け、さらに海軍も海上を封鎖する形で進軍を行い、各国に圧力を掛けた上で外交交渉を行います。
そこで締結された条約は、ロシアに黒海艦隊の解体を求めることで、これに対してロシアは英仏両国からの軍事支援を見返りを求め、英仏がそれに同意し、クリミア戦争は終結に至ったのでした。
結局、両海峡の通行権と、英仏両国からの軍事支援が効いてロシアが6ポイントとダントツトップ。フランスはこの軍事支援が誤算で2ポイントと2位となりました。英国は、ロシアに黒海艦隊の解体で両海峡の通行権をほぼ相殺し-1ポイント、トルコは大きなマイナス無く1ポイントで3位で着地したと思ったのですが、よくよく見直し見ると、ロシアへの英仏両国からの軍事支援がマイナス1づつとなり結果-1でと言う結果でした。
せめて、ロシアが軍事支援を求めた際に一方の支援をトルコが受けるように上手く話を持っていくべきでした。
後々話を聞いてみると、英国は最初から3カ国でのトルコ解体を狙っていたそうで、その結果からもロシアと組んだのは正解でした。一方、ロシアは対プロイセン同盟でフランスとしっかり不戦の約束を結んでおり、他の国が1歩も2歩も上手ということを実感し、下手の横好きを暴露したゲームでした。
オリジナルカードゲーム 植民地戦争
前回、ここに掲載して是非やりたいと手を上げた知り合いと、その友人の方と、セルフコンの参加者で、2回目のクリミア戦争を行いました。今回は、私はトルコ(なのでブログもトルコ視点です)。前回、サルデーニャで何も出来ず空気だったのですが、今回のトルコではまさに「瀕死の病人」の気分を十分に味わいました。
ロシアからのスタートで、ロシアは様子を見たのか正教徒の保護(トルコにとっては絶対飲めない条項)について強く抗議をしてくるののみで最後通牒を行わない事に疑問を持ちましたが、それがロシアが手薄なカフカスに兵を移動させる時間稼ぎと言うのが判り焦ります。そこで至急、キプロスの割譲を条件に英国に接近。色よい返事が返って来たのでひと安心し、次はフランスに聖地管理権を条件に接近しますが、こちらはあまり良い返事が来ず雰囲気的に英土VS露(仏)と言う構図が出来そうな感じでした。
しかし、ロシア・トルコがどちらも開戦に踏み込めないで居る間に、英国が両国の平和を口実に艦隊と陸軍を派遣しては、トルコにカトリックや正教徒の保護を求め、ロシアには黒海艦隊への牽制を行うと、トルコ・ロシア両国の間に英国に対する警戒感が強まります。その中、ロシアから両海峡の通行権を条件に同盟を組もうと言う誘いがあり、一挙に英(仏)VS露土と言う構図が頭に浮かび上がります。
ここで問題となったのが、ロシアの本気度と旗色が鮮明でない(と思われる)フランスの動向でした。ロシアと水面下で何度か交渉を重ねると、英国よりは信頼できる感じが出てきました。あとはフランスですがこちらは固く、聖地管理権を与える代わりに、対トルコの債権放棄を引き出すに留まり、本来の同盟もしくは対英戦への中立は引き出すことが出来ずに終わります。しかし、少なくとも英国と同盟関係に無いことだけを確認したので、対英戦を決意します。
一方、ロシアはフランスと対プロイセン同盟を結んだ上で対英戦に踏み切り、トルコ・ロシア両国は両海峡の通行権の条約に調印し、対英路線をハッキリさせました。
当然、これに対して英国は抗議します。しかし、開戦には踏み切らずフランスを抱きこんでその調印の撤回とロシアの黒海艦隊を解体することを強く求めます。これで英仏の同盟がほぼ成立したと考えました。
そして遂にロシアが英・仏に最後通牒を突きつけ開戦に突入。後を追うように、トルコも英国のみに宣戦布告を行います。
これによって、英国は軍事行動を行い、イズミト沖の海域でロシア艦隊と交戦し、さらにイスタンブールに陸軍を進め沖合いからの艦砲射撃を行いつつイスタンブール攻略を行います。準備万全の予定だった露土両軍は、不調で次々英国軍に負け戦況が不利な状況になります。
仕方なく、トルコは特殊カードの「プロイセンの和平調整」を使い、全ての国に和平を求めますが、英・仏は勝利ポイントをマイナスにしても交戦を行い続けます。
さらにイスタンブールへの攻勢を続ける英国に対し、遂にフランスが動きます。陸軍をイスタンブールに向け、さらに海軍も海上を封鎖する形で進軍を行い、各国に圧力を掛けた上で外交交渉を行います。
そこで締結された条約は、ロシアに黒海艦隊の解体を求めることで、これに対してロシアは英仏両国からの軍事支援を見返りを求め、英仏がそれに同意し、クリミア戦争は終結に至ったのでした。
結局、両海峡の通行権と、英仏両国からの軍事支援が効いてロシアが6ポイントとダントツトップ。フランスはこの軍事支援が誤算で2ポイントと2位となりました。英国は、ロシアに黒海艦隊の解体で両海峡の通行権をほぼ相殺し-1ポイント、トルコは大きなマイナス無く1ポイントで3位で着地したと思ったのですが、よくよく見直し見ると、ロシアへの英仏両国からの軍事支援がマイナス1づつとなり結果-1でと言う結果でした。
せめて、ロシアが軍事支援を求めた際に一方の支援をトルコが受けるように上手く話を持っていくべきでした。
後々話を聞いてみると、英国は最初から3カ国でのトルコ解体を狙っていたそうで、その結果からもロシアと組んだのは正解でした。一方、ロシアは対プロイセン同盟でフランスとしっかり不戦の約束を結んでおり、他の国が1歩も2歩も上手ということを実感し、下手の横好きを暴露したゲームでした。
オリジナルカードゲーム 植民地戦争