植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

吉備真備「大仏開眼」と「吉備大臣入唐絵巻」

2010年05月04日 10時32分18秒 | 国:日本・アジア
 久しぶりの日本の話題です。4月に放映されたNHKの「大仏開眼」と言う奈良時代をドラマ化した珍しい番組が放映されていたので、録画していて、これをGWに見ようと昨日テレビをつけたところ、同じくNHKで「吉備大臣入唐絵巻」がちょうど放映されており、つい見入ってしまいました。
 吉備真備は歴史的には、遣唐使として入唐し、帰国後大臣までに上り詰めた人物で、身分の高くないものが、奈良平安を通して、知識だけで大臣に上り詰めたのはこの吉備真備と菅原道真だけと言う優れた学者です。
 一方、説話・伝承的には、陰陽道や鬼道を使うことが出来た名だたる呪術師で、この入唐絵巻では唐で数々の呪術を披露する真備が描かれています。
 久しぶりに、この真備の伝承を映像を交えて見ることが出来、大満足でした。

 で、つづけて「大仏開眼」を見たのですが、運命を感じたのは大仏開眼の主人公も吉備真備なんですね。歴史的に聖武天皇・孝謙天皇の代に作られたのは知っていましたが、吉備真備の時代でもあったことに驚きです。
 「大仏開眼」ではその他、行基や、藤原仲麻呂、橘諸兄など歴史の授業で習った人物が余すことなく出ており、楽しみながら当時の時代を知ることが出来ます。
 あと、NHKだけあって当時の服装もちゃんと身分(官位)によって色分けされており、段々と仲麻呂や真備がエライ服を着るようになっていくのがよく出来ています。


吉備大臣入唐絵巻

大仏開眼

オリジナルカードゲーム 植民地戦争
コメント (2)
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