植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

惨劇Rooper<ゲームレビュー>

2012年09月02日 18時10分52秒 | ゲームシステム
 今日、惨劇Rooperを行いました。実は今日の為にかなり事前準備をしていました。初ゲームでいきなり脚本家だったので、ゲームを熟読し、理解して、その上でシナリオを作る必要がありました。さらにこの惨劇Rooperは脚本家はシナリオを作るだけではなく、どうやればそのシナリオで勝利することが出来るか、ゲーム中に行う行動やその方針を予め練っておく必要があります。
 脚本家は確かにすべての情報を把握して、プレイヤーは一切知らないのですが、脚本家が勝つためにはプレイヤーの敗北条件を成立させなければなりません。そのままテキトーにするだけでは、プレイヤー達が勝ってしまうからです。さらに難しいのは、ループが繰り返されるとプレイヤーに情報がバレていき、その中でプレイヤーを敗北させていかなければなりません。段々と脚本家は勝つことが難しくなります。

 このゲーム、脚本家に与える労力が大きすぎ!

 まあ、私は段々とハマってこれらを準備するのがとても楽しくなってしまいましたが…

 で、実際ゲームを行ってどうだったかと言うと1シナリオ目はアップアップでした。ここまで準備しておきながら、プレイヤーもいろいろと行動を行ってくるので、こちらの予定が見事に崩れてしまいます。例え、プレイヤーが情報を知らなくても何気なく行動したのが、脚本家の痛いところを突くこともあり、それでシナリオが暴露されてしまいます。また、友好Cをうまく使われ、シナリオXを教えねばならなくなり、さらに片方は因果の糸なので2ループ目の開始でバレるのですが、そちらでは無い方のシナリオを暴露しないといけなくなり、これでほぼネタがバレてしまいました。てな感じで、1シナリオ目は惨敗。すべてのネタがバレてしまった上、プレイヤーの敗北条件も阻まれて終了でした。

 2シナリオ目は、相談なしでプレイ。やっぱし相談なしぐらいがバランスとれるかも。1ターン目にブラフで学校・神社・病院に暗躍を置くように見せかけ、学校と病院には実際に置きます。シナリオは、僕と契約しようと、潜む殺人鬼、仲良しグループなんで、全然場所は関係ないのですが、これが結構あとあとまで効きました。その後、フレンドの1人を殺し、プレイヤーの敗北条件を満たします。これで終わればよかったのですが、プレイヤーが上手く、もう1人フレンドを見つけ出してしまいます。
 しかし、2ループ目は逆にせっかく見つけ出したそのフレンドをうまく殺すことができ、新たな情報を与えずに敗北条件を満たします。しかし、プレイヤーは友好の能力を使って偶然にも最後のブレンドを見つけてしまいます。そして3ループ目に入ります。この時点においてもまだシナリオYはバレず、プレイヤーは時限爆弾の存在を気にします。ですので、このシナリオは勝ったかと思ったのですが、さすがにフレンドとシリアルキラーが判っているので、プレイヤーは敗北条件を満たさないように上手く移動を行ってきます。こちらには殺人事件があったのですが、犯人がバレていたため、これも防がれてしまいます。結局、最終日にキーパーソンを殺して敗北条件を満たすこととなってしまい、これがシナリオYとキーパーソンをバラすことになりすべてのネタが暴露され、次のループをやらないまでも脚本家の敗北が決定してしまいます。


 結果は脚本家は負けましたが、2シナリオ目は途中までシナリオYをずっと騙せていたのが楽しかったです。このゲーム、難易度が高く、またバランスを取るのも難しいと難点も多いのですが、ハマるとめちゃくちゃ面白いです。

 今度はプレイヤーサイドで遊びたいものです。
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