植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

サクサク三国志:蘇飛

2011年05月04日 21時06分52秒 | ゲームシステム
所属:劉表
年齢:約28歳(200年の時)

 劉表配下の江夏太守 黄祖の部下として登場します。官位は都督とありますが、黄祖が太守なので都尉だと思われます。蘇飛に関する記述は甘寧に関連したものだけで、甘寧が黄祖の配下となった際に、蘇飛は甘寧の素質を見抜いて、黄祖に重用するように進言しますが聞き入れられません。そんな中、孫権が攻めてきた際に甘寧は先方の凌操を射殺す戦果をあげたにもかかわらず、黄祖は重用しないどころか、甘寧の部下の引き抜きを行う始末。困った甘寧は蘇飛に相談したところ、蘇飛は黄祖に進言して甘寧を呉との州境付近の県に赴任させることに成功し、これによって甘寧は黄祖の元から出奔でき、呉の孫権に仕える事が出来たといいます。
 後に208年の黄祖討伐の際に孫権は意を決して、棺桶を2つ作らせ1つは黄祖、もう1つは蘇飛を入れるつもりで出陣します。この戦いで甘寧は呉側で活躍し、呉は江夏城を攻略し黄祖を討ち取り蘇飛を捕虜とします。捕虜となった蘇飛は甘寧の元に人をやって事情を説明すると、甘寧は蘇飛から言ってこなくても恩義を忘れたことは無いと言って、戦勝祝いの席で孫権に泣きながら蘇飛の助命を懇願し認められたとされます。
 蘇飛の記述は以上なのでどう言った人物かいまいち判らないところもあるのですが、孫権がわざわざ棺桶を2つ作らせたことから、黄祖配下のNo.2であること、都督と言う地位から軍務に関して黄祖に進言をする立場だったと思われます。ある意味参謀的な役割だったのでは無いでしょうか? そしてその力は、孫権が黄祖だけではなく蘇飛も倒さないと江夏を落としたことにならないと考えていたことから、かなり実力があったものと推測されますが、推測を裏付ける記述はありません。
 能力は、統率・武力・政治は2としました。知力のみ参謀的な役割から3としました。
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