美味しいアイスで幸せになった後は、いよいよ3つ目のプランに組み込んでた高美湿地へ移動することに。
さっき電車を降りた時はうっすらとしか気付かなかったけど、台中駅新しくしてる途中なんですね。
ここからローカル線で清水駅に向かいます。地図も何にもないから、北上するのか南下するのかも分かっていない。ひとつだけ心配だったのは、天気予報で雨が降るかもって言ってたこと。降らないでほしいなー。
13時2分に台中を出発し、清水駅に着いたのが13時45分。この時間は人も少ない駅でした。
そうなのか、ここは台中市清水区ってとこなんだ。
さて、ここからバスが出ているはずなんだけど…と、時刻表を見てみたら14時20分発。また待たなきゃー。だけど気温は30度を超えてて暑い!外では待ちたくないので、駅前のファミリーマートさんでひと休みさせていただきました。このマンゴー紅茶、美味しかった。
だいぶゆっくりさせていただいて、やっとバスに乗り込む。みんな悠遊カードみたいなのでピッとして乗ってるけど、台北の悠遊カードが台中で使えるかどうかが分からず、現金払いにすることに。だけど、どこにも運賃の表示がありません。運転手さんに尋ねたら、すぐ近くに座っていた10代後半らしき青年が21元(約80円)だよって教えてくれました。安いっ!20分くらい乗らなきゃなのに。
そして、この青年がとっても親切。ちゃんと「ここが降りるバス停だよ。」って、バスが停まった時に教えてくれました。優しいねー。おかげで問題なく、たどり着けました。
行きのバスの本数具合から、あんまりバスが走ってないことが分かったので、湿地に向かう前に帰りの時間を確かめようと回れ右をした時、少し遠くに見覚えのある髪型の人がこちらに向かって歩いてくるのを発見。まさかなぁー、きっと流行りのヘアスタイルに違いないと思いながらも見ていたら、まず相手が「あっ!」、次に私が「あーっ!」。なんでここにいるのー!
なんとなんと、さっき、台中駅まで乗せてくれた寡黙なタクシー運転手のお兄ちゃんやん。だって、あれから3時間くらい経ってるよー。場所だって全然違うしっ。お兄ちゃんもニコニコしながら、話せないと思っていた英語で話しかけてくれました。「どこまで帰るの?清水駅までの帰りのバス停はここだよ。新幹線で帰るの?楽しんでねー!」ほんと、台湾の人たちって親切すぎる。だから、私は他の国じゃなく、台湾に何度も行っちゃうんだよ。
そして、ちゃんとたどり着けた『
高美湿地』。だけど、ここで気付く。本当は夕焼けを見たかったのに、到着するの早すぎたんじゃない?まだ3時前だし、日が長くなってるから沈むの遅いんじゃない?まぁ、またいつか来ればいいか。
なぜか、こんなところにムツゴロウ像。
湿地帯に作られてる橋から地面を見下ろすと、片方の爪だけが大きい、とっても小さな白い蟹がたくさん。本当はウジャウジャいるけど、絵的にホラーなので、ささやかなところを選んで写真を撮ってみました。
鳥もいっぱい。
湿地帯を内部側に歩き進むと、地面の代わりに水面が広がり始めます。
橋はかなり長い。
先端まで行くと、そこから湖の中に入れるんです。
だけど、私は見てただけー。
そして、よく濡れた砂のところを見てたらムツゴロウ発見。台湾にもいるんだね。人生でムツゴロウを見る機会に恵まれるなんて思ってなかったから、何だかうれしい。しばし、ムツゴロウが動く様子を観察。
そんな感じでだいぶ頑張ってゆっくり過ごしたけど、太陽は高い位置のまんま。ガンガン日焼けするし、16時半のバスで帰ることに。バス停の前にはお城のような幼稚園。さすがに台湾でもこんなに立派な幼稚園はないのか、幼稚園児だったのは遠い遠い昔だったはずのおじさんが2人ほど、むちゃくちゃポーズを決めながら写真撮影にいそしんでいらっしゃいました。
しかし、幼稚園を見て喜んでる場合じゃなかった。全然、他の乗客が来ないので、最初はみんな夕焼けを見て帰るんだと思っていました。でも、16時半を少し過ぎても他の乗客どころかバスも来ない。なんで?
嫌な予感がして、もう一度時刻表をよーく見てみると。。。16時半発は、夏季や冬季の特別な時期にのみ運行しているもののよう。次のバス、17時やったー
。あーあ、台湾語が分からないと、こういう失敗が起こるんだなー。数字のとこばっかり、見てたよー。また、待たなきゃ。
だけどこの日陰のない場所で、さらに30分待ち続けると干からびそうなので、一旦戻って水分補給。爽やかそうだったので、レモンヤクルトドリンクを購入。こちら60元(約220円)。
写真では爽やかで、ちょっと甘さのあるドリンクって風に見えたけど、ヤクルトを1本半使ってる割には薄味のドリンクでした。レモン果汁はたくさん入ってるから酸っぱめだし。
そうこうしてるうちに、ささやかだけど太陽が下に下りてきました。
遠くの水面がキラキラしてきれい。
だけど、この日はここまで。夕陽見たかったけど、あんまりのんびりしていると晩ごはんを食べ損ねる(理由、そこ?)。
そして、待望のバスに乗ると運転手さんがニコニコ。あっ、行きと同じ運転手さんだ。こんな特徴のない顔してるのに、私のこと覚えてらっしゃったのね。
清水駅に着く頃、ちょうど良い感じに夕焼け空が広がり始めていました。