また、バラを切り花にしました。
濃いピンクは「イブ・ピアジェ」真ん中は「ローラン・カブロル」
それぞれ開いてくるとこんな感じ。薄いピンクの芍薬みたいなのは
「ジェネラス・ガーデナー」
2017年9月6日から26日まで全8話が放送された
「アルゴン~隠された真実~」という社会派ドラマを観ました。
主演のキム・ジュヒョクさん(享年45歳)は
この年の10月30日交通事故で急逝された男優さんで
時代劇「武神」や代表作とも言える「伝説の心医ホ・ジュン」の
漢方医を演じていて、アルゴンが遺作となってしまいました。
「ホ・ジュン」はU-NEXTなどでは今も放送しているようですが、、。
字幕付きの動画はないので、雰囲気で想像して下さい。
私が観たNetflixの紹介コメント。
「フェイクニュースが飛び交う現代社会で、徹底的な取材を重ね
隠された真実を暴く。ジャーナリストとしての使命に燃える
報道チームの毎日は熱い闘いの連続。」
「アルゴン」の記者でアンカーのキム・ベクジンをキム・ジュヒョクさんが
HBC契約社員の記者イ・ヨンファをチョン・ウヒさんという配役を軸に
「アルゴン」の記者たちの挫折や失意と奮闘ぶりを描いています。
「アルゴン」は、教会の不正を報じたことに対して、上から
事実無根のニュースを流したことにして、謝罪することを命じられ
ベクジンは悔しい思いで謝罪放送をしますが
「アルゴン」は平日深夜の時間帯に追いやられることになります。
漢方医のホ・ジュンにも見た
信念を曲げない厳しく実直な記者を演じるキム・ジュヒョクさんは
やはりこういう人物がぴったりです。
一方、憧れの「アルゴン」のチームに配属(左遷的)されて
契約社員のイ・ヨンファが部屋に入った時
ショッピングモールの崩落事故が起きたというニュースが入り
チーム長ペクジンの指示とメンバーたちの、戦闘状態のような
緊迫感の中でのやりとりに、何をどうしたら良いか戸惑う面持ちで
ぼ~っとメンバーたちを眺めているという場面からドラマは始まります。
真実を報道するのが真のニュース番組の姿だけれど
現実は、政治的なしがらみや、放送局の裏側の人たちの
色々な思惑にねじ曲げられていくという事情を絡ませて、上からの弾圧の中
真実を伝えることを念頭に仕事をやり続けるペクジンと
その姿勢に賛同して、報道局の中では隅っこに追いやられている
部下のメンバーたちの熱い思いが滾っているドラマです。
私もどちらかというと、虐げられても、やり遂げるために打開しようと
奮闘する姿勢に賛同して、貧乏くじ?を引くタイプかなぁと思います。
最後には、過去の知られざる事実を公表し、部下を守り辞職するペクジンは
何ともかっこいい上司かと思う。
ペクジンが辞職し淡々と玄関から去って行く後ろ姿は
キム・ジュヒョクさんが、この後この世を去ったこととオーバーラップして
明るい昼間の雑踏の中なのに哀しみが静かに漂っています。