2005年の韓国ドラマ「復活」は
「”復活パニック”と呼ばれる社会現象を巻き起こした超人気ドラマ 」になり
オム・テウンさんが、一卵性双生児を1人2役で熱演し
2005年韓国TV界の各賞を総ナメにした、この年のドラマ最高傑作で
放映終了後も、専門誌の発行やファン主催のオフ会が行われたそうです。
お借りした相関図
7歳の双子の兄ユ・ガンヒョクは、汚職事件の捜査で出かけた
刑事の父ユ・ゴナ(アン・ネサン)の車にこっそり乗り込みますが
道中の交通事故で崖下に車は転落し、脚がひっかかって脱出できない父から
「早く逃げろ！」と促され、ガンヒョクが泣きながら外に出た途端車は炎上し
父の最期を目の前で見てしまいます。
事故は殺人を依頼されたもので、依頼されたトラック運転手は
良心にさいなまれ、生き残ったガンヒョクを、知人のソ・ジェスという人物に
預けます。
この時ガンヒョクは、あまりにも衝撃的な事故を目の前で目撃して
しばらく自分の名前もわからず記憶も無くし
言葉も発せないという状態でした。
しかし、貧しいながらもこの家でソ・ハウン(オム・テウン)という名前で育てられ
次第に持ち前の明るい青年に成長していきます。
唯一彼の手に遺されていた、警察バッチが自分のルーツのように思え
やがて導かれるように刑事となります。
偶然にも父の後輩のキョン・ギドの部署で、可愛がられる部下となっていきます。
義理の妹ソ・ウナ(ハン・ジミン)とは想い合う仲です。
ある時、ハウン(ガンヒョク)は、ある観光ホテルの
社長自殺事件を捜査していたところ、過去の記憶と繋がっていき
父は誰かに事故死と見せかけて殺され
母と弟ユ・シンヒョク(オム・テウン)が生きていることも知ります。
母は「ムルン建設」のカン・インチョル会長と再婚し、シンヒョクは
裕福に育っていました。そして
父を落とし込めた実行犯の姿も少しずつ見えてきていました。
ハウンの父殺害事件の実行犯チェ・ドンチャンは
ハウンが事故死した刑事の息子だと知り
彼に「汚職の濡れ衣」を着せ殺害を手下たちに命じ追います。
彼らから逃亡中のガンヒョク(ハウン)は弟シンヒョクと連絡がつき
江陵(カンヌン)のホテルで20年ぶりに再会することが出来ました。
再会のよろこびも束の間
ハウン(ガンヒョク)と間違えられたシンヒョクは
この夜、ドンチャンの手下たちに殺されてしまうのです。
兄ガンヒョク(ハウン)の慟哭はすさまじく
この時から、弟シンヒョクとして復讐を誓い「復活」することになります。
画像はサイトからお借りしました。
弟に成り代わったガンヒョクの、ムルン建設の新入社員への挨拶で
この会社に入社した妹ウナは、死んだ兄とそっくりな副社長を見て
声も出ないほどの衝撃を受けるのです。ここから
真実を明かせない、シンヒョクに成り代わったガンヒョク(ハウン)と
ウナとの切ないドラマ展開となっていきます。
ガンヒョク(ハウン)は周囲を騙しながら、父を死に追いやった実行犯たちを
「得たいの知れない影」として脅かしながら
彼らの家族たちをも抱き込み、徐々に追い込んでいく
サスペンスタッチの複雑な筋書きは緻密につくられていて
血の繋がらない兄妹の切ない愛のドラマも組み込まれて
早く続きを観たいと思わせる、韓国ドラマの手法は当時も今も絶妙です。
何度も繰り返して観たこのドラマ、この主題歌と挿入される音楽がとても良い❣️
短調の、切なくて少し濁声だけれど切々と歌うメロディーは
最初のフレーズがきこえただけで
ドラマの色々のシーンが、ページをめくるように蘇てきます。
スキャンダルも多く耳にしますが
韓国のエンタメ業界への注力はかなりなもので
投入する金額も相当なもののようです。
日本の政界は保身に回り、変わり映えしないからと投票に行かない若者世代。
「平和ぼけ」の日本。
世界の色々な事象に疎すぎる気がするのは私だけでしょうか、、。
そうは言っても「乙女」な私は、韓国ドラマ鑑賞を止められない一人ではありますが。
